対人恐怖症と関連が深いアダルトチルドレン

対人恐怖症と関連が深いアダルトチルドレン

対人恐怖症のカウンセリングをしている中で出くわすことが多いのがアダルトチルドレン(AC)です。

アダルトチルドレンとは、過保護や育児放棄、家庭内暴力(DV)、条件付の愛、過剰な期待、子供依存など問題のある家庭環境で育ち、成長してもなお心に問題を抱え続ける人たちを指します。「大人になれない人」という意味ではなく、正式な病名でもありません。

親がどれだけ頑張って幸せな家庭を築いたつもりでも、子供が「愛されていない」と感じていたらアダルトチルドレンになる可能性がありますので、どの家庭でも起こりうる話だと言えます。

これからお伝えする特徴を見てわかっていただけると思いますが、少なからず誰にでも当てはまる内容ばかりであり、90%前後の人がアダルトチルドレンに該当すると言われています。

アダルトチルドレンの人に見られる特徴

問題のある家庭環境を支え、自分自身が生き延びるためにそれぞれ担ってきた役割があるため、アダルトチルドレンの人には以下のような特徴があります。

1.優等生

家族の期待を一身に背負い、生真面目に頑張る努力家タイプ。完璧主義で異常なほど自分に厳しく、0か100かの極端な考え方をする。

2.世話係

子供らしさがなく大人びた責任感が強いタイプ。困っている人を放っておけないため面倒見は良いが、依存されることに自分の価値を見出す。

3.カメレオン

存在すら感じさせないほど手のかからない良い子。無口で自分を出さないようにして、問題を起こさないために細心の注意を払っている。

4.道化師

わざとふざけて不安や恐怖をごまかすタイプ。表面上はおどけているが、争いごとが起こるのを過度に恐れている。

5.問題児

暴行や万引き、薬物など反社会的な問題行動を起こして問題から注意をそらせようとするタイプ。注目を集めるために自傷行為をおこなうこともある。

アダルトチルドレンの人が抱える問題

アダルトチルドレンの人は「親に愛されなかった」と感じているため、愛されたい欲求を強く持っています。

愛されたいがために相手を中心に物事を考えてしまうので、自己犠牲をいとわずに頑張りすぎて自分を省みません。

誰かから愛情を得られたとしても信じきれず、見捨てられないかどうかの不安に悩み続けるのです。

また、愛されなかった実感から親を憎むのですが、親を許せない自分にも嫌気がさして二重の悩みを抱えます。

客観性を失っているがために、物事を主観的にしか見れず、人との関係を上手く築けていないケースがほとんどです。

子供への接し方も自分が愛情を受けた実感がないために、どうやって愛情を与えればいいかがわからず苦労します。

アダルトチルドレンを克服するために

愛情飢餓感が強いため「愛されたい」気持ちばかり目立つのですが、その裏側には愛されなかった悲しみがあります。

アダルトチルドレンの人はこの悲しみを感じないレベルまで無意識に抑え込んでいるケースがほとんどですので、自分で気付こうと頑張っても気付くことはできません。

日々、自分の感情に目を向ける習慣をつけながら、カウンセリングで自分のことを話していく中で少しずつ抑圧された悲しみに気付き、解放できるようになっていくのです。(この辺りがスピリチュアル系のセラピストが大好きなインナーチャイルドを癒すことに当たるのかもしれません)

そして、少しずつ悲しみと向き合って自分の中で受け止められるように、自分の本音を優先する時間を延ばしながら時と共に心を成長させていきます。

成長の過程で自己肯定感が高まり、自分で自分を愛せるようになったときに、アダルトチルドレンは克服できたと言えます。

正直、アダルトチルドレンであるかどうかは重要でないと思っていますが、結果として対人恐怖症やうつ等になって苦しんでおられるのならカウンセリングを受ける必要があると思います。

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