相手の気持ちを考えることと感じ取ることの違い

相手の気持ちを考えることと感じ取ることの違い

小さい頃から「相手の気持ちを考えなさい」と言われて育ってきた人が多いと思いますので、「相手の気持ちを感じ取る」という表現は聞きなれないのではないでしょうか?

考えるも感じ取るも同じように見えますが、相手の気持ちを考えること、感じ取ること。この両者には大きな違いがあります。

例えば、友達が怪我をして血を流している姿を見たときに「痛そう」と感じるのは相手の痛みを感じ取っていることになります。まるで自分が怪我したかのように相手の痛みを感じ取るから早く手当てしないととなるのです。

もし、相手の気持ちを考えただけの場合どうなるでしょう?

血を流している姿を見て「血が出るくらいだから痛いだろうな」と考えます。そして、血が出ているからまずは血を止めることが必要だと判断して手当てをする感じになりますかね。医者や看護師のような対応でしょうか。

どちらも最終的に手当てはしますし、考えるほうが適切な判断にはなりやすい傾向はあります。

ただ、その態度を見た相手はどう思うでしょうか?

自分の痛みを感じ取って心配そうに焦って手当てしてくれるのと、心配していないことはなくともどこか冷静に手当てされるのとでは受け取り方がまったく違ってきます。

つまり、人は相手の気持ちを感じ取っている人に対して、自分のことを本当に考えてくれているなと感じるのです。

相手の気持ちを考えることしかできないと、自分では必死に相手の気持ちを考えているつもりなのに相手から「自分の気持ちを考えてくれていない」と思われてしまいます。

相手の気持ちを感じられるようになるために

では、どうすれば相手の気持ちを感じ取れるようになるのでしょうか?

考えることは意識すればいくらでもできますが、感じることは意識しようとしてもどう意識していいかわかりませんよね。

相手の気持ちを感じるために必要なこと、それは自分の気持ちを感じ取ることなのです。

自分の気持ちを感じ取れない鈍感な人は相手の気持ちにも鈍感。逆に、自分の気持ちを感じ取れる敏感な人は相手の気持ちにも敏感。

人は自分が感じたことのある気持ちの中でしか相手の気持ちを感じることができませんので、自分の気持ちを感じ取れるようになればなるほど相手の気持ちを感じ取れるようになるのです。

自分の気持ちに敏感になるためには日々自分の気持ちに目を向けて「どういう気持ちだったのか?」「どう感じたのか?」を意識する習慣を付けていきます。

ただ、自分の気持ちに鈍感な人は無意識に自分の気持ちを見ないようにしてきた部分がありますので、カウンセリングで少しずつでも自分の気持ちを話していくことが必要です。

自分で話していくだけで気付けることもありますし、カウンセラーからの質問で気付くことも出てきます。

「本当はこんな気持ちだったんだ」という気付きが増えていくことで今まで見えなかった自分の気持ちが見えてきて、どんどん自分の気持ちを感じ取りやすくなり相手の気持ちも感じ取れるようになっていくのです。

自分の気持ちに敏感になって相手の気持ちを感じ取れるようになるのは簡単ではありません。

それでも、日々自分の気持ちと向き合うこと、相手の気持ちを感じ取ろうと意識し続けることを諦めず継続していけば少しずつ変えていくことはできます。

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