「自分を変えること」は相手の問題を抱え込むことじゃない

「自分を変えること」は相手の問題を抱え込むことじゃない

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」

という名言は心理学を勉強したり、カウンセリングを受けたりした人はどこかで聞いたことがあると思います。

たしかにごもっともな話なのですが、この名言を「変えられない他人を我慢して自分を変えないといけない」と解釈してしまうと大変なことになります。

例えば、職場の上司が感情に任せて理不尽な八つ当たりをしてくる人であったとして、本来ならその上司が悪いのに自分に非があるのではと思って我慢してしまうとかですね。

とくにその上司が自分にだけそういう接し方をしてくる場合、他の人と比べて「自分が悪いんだ、自分を変えないといけない」と思いやすいですが、いくらターゲットになりやすい要素があっても理不尽な八つ当たりをしていい理由にはなりません。

いじめも同じですよね。いじめられる要素があればいじめてもいいって話じゃないですから。

問題のある相手と戦ったら負け

だからと言って、問題のある相手と戦ってしまうと関係は泥沼化します。

例えば、過去に私がやった「京都と兵庫どっちが都市?」みたいな無益な議論を交わしてしまうと、自分がどんどん不利な立場に追い込まれてしまうわけです。

「上司の考えは正しい。だから私の考えは間違っている」を「私の考えは正しい。だから上司の考えは間違っている」に逆転させたとしても、○か×か、白か黒かで考えている以上、問題解決には至りません。

相手が目上の人であった場合、間違いなく負けますし、反抗すればするほど目の敵にされます。周りも「適当に流せばいいのに」と呆れてあなたも上司もどっちも悪いという目で見てくるようになります。

カウンセラーによっては、この頑固な考えが特性だから活かせなんて言われますが、私はこのままでは活かすどころか潰されると思うのです。

勝てない勝負を挑み続けて疲弊して、勝てなかったら相手が悪いと愚痴って。それを繰り返して何になるのでしょうか?

私はそんな無益なことをダメージを受けながら頑張る必要はないと思っています。

相手と戦わないことが解決につながる

戦わないと言っても、問題のある相手に虐げられたままイエスマンに成り下がれという話ではありません。

相手と戦うことではなく人生の本来の目的に向かう自分に変化させればいいのです。

「その相手と戦って、もし勝てたとしてあなたの人生の目的は達成されますか?」

何のために自分は生きているのか、自分は何がしたいのか。問題のある相手に勝つことが人生の目的ではないはずです。

自分がどうしたいのか、何を目的にしているのかを明確にして行動を起こしていけば、どんどん相手と戦うことの無意味さに気付き、戦わずして自分のやりたいことができるようになっていきます。

私もモラハラ上司のもとで働いていた時期に、自分を変えて上司との関係を改善することができました。

権力や威圧的な態度で接してくる嫌な相手ほど見栄(虚栄)を張っていて、そういう相手と戦えば戦うほど自分の本来の目的を見失うことになりますので気をつけましょう。

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