回避性パーソナリティ障害と対人恐怖症の違い

回避性パーソナリティ障害と対人恐怖症の違い

回避性パーソナリティ障害(APD)とは、極端に低い自己評価から自分が社会不適合者で魅力がないと確信しているため、人とのかかわりや愛情、人に受け入れられることに対する願望が強いにもかかわらず、人に拒絶されることを異常に怖がって親密な人間関係や社会的な交流を回避するものです。

別名、不安パーソナリティ障害(APD)とも呼ばれます。

過保護な家庭環境、幼い頃に親や友人から拒絶されたと感じた経験などをキッカケに回避を繰り返して習慣として根付かせてしまった後天的な性格と言われますが、親からの遺伝が原因になっているとも言われています。

回避性パーソナリティ障害の特徴から見た対人恐怖症との関連性

対人恐怖症の人の4分の1は回避性パーソナリティ障害を併発していると言われるほど対人恐怖症との関連は深く、「ひきこもり」「不登校」「出社拒否」という形で生活に支障をきたしているケースが多いです。

とにかく回避するためには手段をいとわず生活に大きな支障をきたしている点、回避するための言い訳や手段を考えることに苦しみ、回避した後は自分や他人を納得させるために回避した理由を正当化するという点が特徴的だと思います。

当然、対人恐怖症でも人と接する場面は可能な限り回避しますが、学校や職場に行くことや子供の送迎、冠婚葬祭など、生活に支障をきたすことは基本的に回避しませんし、回避した後は罪悪感に苛まれることが多いです。

回避性パーソナリティ障害の代表的な症状

  • 人とかかわる仕事を避ける
  • 好かれていると確信できない相手とはかかわらない
  • 拒絶されることへの恐怖心が強すぎて深い付き合いができない
  • 世間から批判を受けたり拒絶されたりすることを気にしてしまう
  • 拒絶を恐れて新しく人間関係を築くことができない
  • 他人と比較して強い劣等感を抱いている
  • 恥をかくかもしれないと考え過ぎて新しいことに取り組めない

回避性パーソナリティ障害を克服するために

克服するためにはソーシャルスキルの向上を併せておこなうカウンセリングが最も有効と言われていますが、対人恐怖症の回避が後天的性格にまで根付いたものですので、基本的には対人恐怖症と同じ克服方法が通用します。

ただ、後天的性格にまで根付いていることによって、長期に渡って回避が習慣化され、しかも正当化されてきているため、克服するまで時間はかかります。

感覚的には醜形恐怖症や自己臭恐怖症といった重度対人恐怖症と同レベルの難易度かなと思っています。

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