子供から見た過干渉の母親像

子供から見た過干渉の母親像

過干渉を受けている子供が母親に対して心の底から怒りの感情を抱くことはありません。

反抗期や何かのキッカケで母親に暴言を吐いたりすることはあるのですが、基本的に自分の母親は良くしてくれていると感じているからです。

イライラして母親に八つ当たりしてしまったときは罪悪感にかられますし、自分が悪かったんだと思います。

体調を崩したらすぐ病院に連れて行ってくれたり、学校の用意も抜けがないようにチェックしてくれたり、進路についても自分に合いそうな学校を探してきてくれたり、先生に言いづらいことも代わりに言ってくれたり…

こんなにも自分の為に無償の愛を注いでくれる母親に感謝するのは当たり前だと思うんですよね。

水面下で自尊心を傷付ける過干渉が問題を引き起こす

しかし、過干渉によって自尊心が傷つけられていくため、気付かないうちにどんどん怒りの感情が溜まっていきます。

母親に挨拶しなさいと言われて「そんなこと言われなくてもわかってるよ」と思いながら挨拶する状態ならまだいいですが、何も思わずに言われた通り挨拶をするのは末期状態だと言えます。

何も思わないのは、自尊心が傷付けられ過ぎて自分の感情や本音が自分で気付けない状態になっている証拠だからです。

末期状態になっても学校や職場で表面上は上手くやれるのですが、人とのコミュニケーションに支障をきたすようになります。

  • 相手にどう思われているかが異常に気になって本音が言えない
  • 仲良くしていたはずの友達から急に嫌がらせやイジメを受けるようになる
  • なぜかわからないけど無性にイライラして人と話したくなくなる
  • 自分がどう思っているかを振り返っても自分の感情がよくわからない
  • 喜怒哀楽、恋愛などの感情をほとんど感じない

といった感じの問題がどんどん周りの人との関係に歪みを生み出して、人間関係で莫大なストレスを溜めることが習慣化してしまうために、依存症や対人恐怖症、うつ等になってしまうケースが多いのです。

過干渉の根源にあるのは愛情

今の苦しみを生み出している原因が母親の過干渉にあると気付いたら、母親への怒りや憎悪が強くなるかもしれません。

確かに、母親の過干渉によって気付かないうちに自尊心が蝕まれたことは大きな原因だと思いますが、それと同時に考えて欲しいのは「なぜ母親が過干渉をしていたのか?」という理由です。

自分の子供がかわいくない、どうでもいいと思う親は子供をほったらかしにして、自分のやりたいことを最優先にします。子供に時間を費やすことを惜しみます。

しかし、過干渉の母親は自分よりも子供を優先し、子供の為にと必死に頑張ってくれています。

子供のことを本気で考えて愛情を注いでくれているのは間違いないのです。

ただ、愛情表現の仕方を「過干渉」という形にしてしまったことが問題なんですよね。

母親が過干渉によって愛情表現をしてしまうのは、母親自身の問題からきています。

今の自分と同じかそれ以上に母親も問題を抱えているからこそ生まれてしまった過干渉であるという前提は知っておいてください。

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