感情の抑圧が生み出す症状そして衝動

感情の抑圧が生み出す症状そして衝動

感情を抑え込むことは危険です。

なぜなら、感情を抑え込むことによって莫大なストレスが溜まるからです。

例えば、職場で上司に理不尽なことを言われてムカついたとします。当然、直接言い返すのは無理ですがムカついたことを誰かに話すことはできます。(一般的に愚痴と言われるものです)

しかし、「相手がどう思うか」「相手にどう見られるか」ばかり考えている方の場合、職場の同僚や友達、家族にこういった話をしません。

それでも、思いっきり走るなり、大声で叫ぶなり、物を殴るなりするならまだマシですが、ムカついた感情を忘れようと考えないようにしたり、相手の事情を理論的に考えて怒りを否定したり、自分は怒らない人間なんだと思い込んで無意識に抑え込んだりしてしまうため、怒りの感情が積もり積もって爆発してしまうのです。

それが対人恐怖症の症状や、うつ、家庭内暴力、依存症、身体の不調…人によって違いますが何かしらの問題となって表面化します。

なぜ感情を抑え込んでしまうのか?

根底にあるのは幼少期の親子関係等によって形成された無意識の我慢、我慢の習慣です。

  • 愚痴をこぼしたいけど愚痴を言うと相手に嫌がられると思うから言わないという我慢
  • 話したいことがあるけど相手がよくしゃべるから話さないようにするという我慢
  • 友達と連絡取りたいけど迷惑かなと思って連絡を取らないという我慢
  • めちゃくちゃムカつくけどムカついている自分を見せると嫌われるから隠すという我慢
  • 話したいことがあるけど他の友達と楽しそうに話してるから話しかけないという我慢
  • 理不尽なことを言われてイライラするけど言っても何も変わらないと思って言わないという我慢
  • 言い返したら何倍にもなって返ってくるから言い返さないという我慢
  • こんなしょうもない話しても面白くないだろうなと思って話さないという我慢
  • 自分のためにお金を使うなんてもったいないと思って買い物を控える我慢
  • 家族のために尽くすのが主婦の役割だと思って自分のやりたいことをやらない我慢

これはあくまでも一例です。

こういう我慢をずっとずっと繰り返しておかしくならないわけがありません。

我慢の習慣を改善し感情を解放していくために必要なこと

1.ストレスを吐き出すこと

我慢の習慣によって気付かないうちに異常なほどのストレスを抱えます。

ストレスが溜まりすぎていると怒りや不安など負の感情ばかりで他の感情がぼやけてしまいます。さらに、意欲を失ってしまったり、不眠や胃痛、頭痛などの身体症状に悩まされるため、感情を解放していくことの妨げになります。

薬と同じ対処療法的なものになりますが、まずはストレスを解消することが必要です。

2.我慢の習慣を自覚すること

自分がどういうことを我慢しているかに気付くことがまず必要となります。我慢していると自覚しないとやめようと思うことがないですからね。

我慢の習慣を多く持っている人ほど、自分の感情を抑え込んでいます。

日々の生活の中で「自分が何を思い、何を感じたか」にしっかりと目を向けて自分の心と向き合っていくことによって、少しずつ気付けるようになります。気付くことによって我慢することにしんどさを感じるようになるため、自然とやめるようになるのです。

ただ、我慢の習慣は無意識に根付いているものなので、カウンセリングを受けないと自覚することはできません。

3.考えの視野を広げること

主観的に考える人ほど自分の思い通りにならないとイライラしてしまうのですが、主観が緩まって客観的に見れるようになればなるほどイライラすることが減ります。

イライラすることが減るということは我慢しなければならない機会も減ることになる。つまり、我慢する必要がなくなるということです。

考えの視野は相手の立場になって考える力をつけたり、客観的に物事を見れるようにしていくことによって広げることができます。

感情の抑圧ほど危険なものはありません

感情の抑圧は無意識におこなっており、自覚がないままにストレスを溜め込みます。

ストレスを溜め込むことによって、不安や恐怖を感じやすくなったり、身体の調子が悪くなったり、うつで働けなくなったり、痴漢や盗撮、強制わいせつなどの問題行動を起こしてしまったり…もっと大きな問題では、自殺や殺人というところにも発展しかねません。

衝動が表面化してしまってからでは手遅れです。

もしかしたら感情を抑圧しているかもと思われたなら早めにカウンセリングを受けて、ちゃんと感情を解放してください。

感情の抑圧は現代社会を狂わす一つの大きな問題になってきているように感じますので、解決に向けて少しでも力になれればと思っております。

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