対人恐怖症の克服=症状をなくすことではない

対人恐怖症の克服=症状をなくすことではない

「対人恐怖症を克服すること=症状をなくすこと」と考えている方は多いですがこれは違います。

確かに対人恐怖症を克服することで症状はなくなるのですが、あくまでも結果にすぎません。

では、対人恐怖症の克服とは何なのでしょうか?

症状をなくすことを克服と考えた場合に起こる問題から、対人恐怖症の克服とはいったい何なのかについてお伝えします。

症状をなくそうとする頑張りは症状を維持させる

症状をなくそうと思っている方は、症状をなくすために頑張っています。

  • 人と話すとき頭が真っ白になって話せない人は頭が真っ白になる症状をなくそうとします
  • 相手を見て迷惑を掛けてしまう人は相手を見て迷惑をかける症状をなくそうとします
  • 周りの視線が気になって家から出られない人は周りの視線が気になる症状をなくそうとします

日々苦しめられている症状をなくしたいと思うのは当然の感覚ですが、実は症状をなくそうとするその頑張りこそが対人恐怖症を維持させる張本人となっているです。

なぜ症状をなくそうと頑張ることが対人恐怖症を維持させるのか?

対人恐怖症の症状は、そのほとんどが余計な頑張りによって引き起こされています。

雑談ができない、頭が真っ白になる、声が出せない、顔が強張る、相手を睨んでしまう、目を合わせられない、口元が震える、赤面する、手が震える…

こういった症状は「相手からどう見られるか、どう思われるか」を意識して頑張っているから出ているものです。

考えるとわかっていただけると思うのですが、対人恐怖症で悩んでいない人は相手を軸にした頑張りはほとんどしていません。

基本的に自分がどうしたいかを中心にして、場面によって他人に合わせるという形になっています。

人生において一番大事なことは症状をなくすことではない

症状のことばかり考えて辛い毎日を過ごしていると、症状をなくすことが人生の目的であるかのように症状に固執してしまいます。

確かに症状がなくなれば、家から出られて、普通に人と話せて、好きなことができて、友達も作れて、彼女(彼氏)もできて、就職できて、結婚できて…と思われるかもしれません。

しかし、症状がなくなった先にある明るい未来は自分が求めて行動するからこそ得られるものであって、症状をなくすこととイコールではないのです。

明るい未来に向かって今の自分にできることをやっていくことが対人恐怖症の克服へとつながり、症状がなくなるという結果に至るだけの話です。

対人恐怖症の克服とは?

症状をなくすなくさないの次元ではなく、自分がどうしたいかという自分本位の考えを中心に生きていく状態になったとき、対人恐怖症を克服したと言えると思っています。

自分本位で人生をよりよくする行動をとるようになれば、多少は他人の目を意識する部分があったとしても、症状と言えるほどのものはなく、他人に合わせて頑張りすぎることもありません。

限りなく自然体に近い状態で自分らしく生きることができるようになるのです。

自力で克服しようと何十年も頑張ってきた方やどこかのカウンセラーに頑張って克服しましょうみたいなことを吹き込まれた方ほど克服から遠ざかっており、今なお症状を頑張ってなくそうとしておられます。

同じ頑張りでも症状をなくそうとする頑張りと、夢や目標を叶えるための頑張りとでは天と地ほどの差があり、前者のままでは対人恐怖症が克服できないということに早く気付いていただけたらと思っております。

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