人と話すときに「何を話せばいいかわからない」と悩んでおられる方は多いです。

本来、人と人との会話は基本的に自分の話したいことを話していいものですが、「これを言ったら相手がどう思うか」ばかり考えていると話すことがなくなってしまいます。

相手が興味を持ってくれそうな内容で相手の気分を害さず一言で終わらない話。

複数になればその場にいる人に共通する話題であることも追加されたりしますので余計に話せなくなりますよね。

出てきた話題に乗っかって当たり障りのない質問をしつつニコニコしながら会話が終了するのを待つ。

心中穏やかではなくただただ相手の話を聞いて空気を乱さないように反応する。

まさに苦行です。

「何を話せばいいか」は正解を求める会話

普段の何気ない会話において正解は存在しません。

数学の問題やクイズとかであれば正解が存在しますが、自分の思ったことや感じたこと考えていることに正解も不正解もないわけです。

にもかかわらず、「何を話せばいいかわからない」と思っている人は正解を探しています。

相手が言って欲しいこと、求めていることを話そうとしているんですよね。

相手の考えていることが何でもわかるくらいすごく深い関係なら可能かもしれませんが、たいしてよく知らない相手の求めていることを話すのは至難の業。

話そうとしても話せなくなるのは当然だと言えます。

背景にある失敗を恐れる心

正解を求めて話すのは失敗を恐れているということでもあります。

何を話せばいいかという正解がわかった状態なら話せるけど、わからない状態では失敗するリスクがあるから話せない。

「相手が質問してくれれば話せる」という人が多いのも、質問された時点で「質問されたことに答えればいい」という正解が出てくるからです。

自分が話したいことを話すとなれば、相手が聞きたいことと違うことを話してしまう、相手が興味のない話をしてしまう等といったリスクが出てきます。

そもそも、プレゼンテーションや交渉事でもない限り会話において失敗、成功というものはないと言えるのですが、会話が上手くいったかどうかを基準にするから失敗、成功という概念が出来上がってしまうのです。

LINEやメールであれば送る前に何度でも見返して修正できますが、リアルタイムで話すとなれば修正できないというのも失敗への恐れにつながっているのではと思います。

話したい聞いて欲しいと思う気持ちが解決策となる

嬉しかったことや悲しかったこと、イライラしたこと、しんどかったこと、驚いたこと、感動したこと…

人それぞれ日々の生活で何かを思い何かを感じることによって、誰かに話したい聞いて欲しいという気持ちが湧いてくるもの。

しかし、「何を話せばいいか」と相手の求めていることばかり考えていると、自分のことに意識が向かず話したい聞いて欲しいことが出てこなくなってしまいます。

最近何について考えていることが多いですか?

日々の生活で何を思い何を感じていますか?

会話が上手くいくかどうかばかり考えていませんか?

「何を話せばいいか」はどうしても気になると思いますが、「自分が何を思い何を感じたのか」を少しずつでも考えるようにしてみてください。

そして、話せそうな人がいるなら実際に話してみるといいですね。

自分が話したいことを話し出すと相手がまったく興味のない話をしてしまって「そうなんだ」とそっけない返事で終了することもあるでしょう。

でも、もしそうなったとしても自分が話したいことは話せたわけです。

相手の反応だけをすべてにせず、自分ができたことにも焦点を当てていくと話しやすくなっていきます。

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