逃げられる場所があるから対人恐怖症を克服できない

逃げられる場所があるから対人恐怖症を克服できない

逃げ場があるがために対人恐怖症を克服できないまま、以下のような感じで年齢を重ねるケースはよくあります。

職場で上手く適応できず過ごしていたけど、結婚して仕事をやめたからやり過ごせた。子供が生まれて公園デビューはしたけど他のママと話すのが苦手で家で遊ばせるようにした。幼稚園の送り迎えはあるけど挨拶だけして会話は避けた。子供が小学校に行きだして参観の案内を持って帰ってくるが一人で見ているのはどうしてもしんどいからたまにしか行かない。

幼稚園、小学校、中学と友達ができず、周りに馴染めなかったためついに高校で不登校となる。不登校になってからは家でニコニコ動画を観たり、漫画を読んだりしているがほとんど外には出ない。出なくても親が買ってきてくれるし、ご飯も作ってくれる。高校に行かないといけないのはわかるけどあんなに嫌な思いをするところにわざわざ行きたくはない。今のままでも生活はできているから。

大学も卒業に近づいてきたためみんな就職活動を始めている。でも、自分は就職して上手く社会に適応できる自信がない。たぶんもっと勉強して資格を持てば気持ちも変わるはずだから専門学校に行くことに決めた。専門学校で資格を取ったけど就職に対する不安は拭えないままだから、違う専門学校で勉強をしている。

こういった形で直面する現実から逃げ続けている人は、何かしらのキッカケでカウンセリングを受けてみてもほとんど続きません。

カウンセリングを受けて改善していくということは、今まで逃げていた現実と向き合っていくことであり、逃げ続けていた人にとって一番嫌なことだからです。

ときには必要に応じて「逃げる」という選択も必要です。

しかし、いつまでも直面する目の前の問題から逃げていては何も変わりません。

逃げ場がある人ほど目の前の問題に向き合わない。

当然のことですが逃げ続けてきた人の人生はスカスカです。

できれば対人恐怖症を抱えたまま逃げ続けるスカスカの人生は過ごさないようにして欲しいなと思っています。

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