イソップ寓話「すっぱい葡萄」から見る対人恐怖症の原理

イソップ寓話「すっぱい葡萄」から見る対人恐怖症の原理

有名なイソップ寓話の中に「すっぱい葡萄(ブドウ)」という話があるのをご存知でしょうか?

お腹が減ってブドウが食べたくて仕方ないキツネが、木になっているブドウが届かないから「どうせあのブドウはすっぱくてまずいんだ」と思って諦めるという話です。

ブドウが好きなのに食べられない

という矛盾が不快感を生み出すため、

あのブドウはすっぱい

と思い込んで、

食べてもまずいだけだからあんなブドウ食べたくない

と自分の中で整合性を取ろうとする。

この原理は心理学で言うところの認知的不協和によるものですが、対人恐怖症においても共通するところがあります。

人と話したいのに話せない

という矛盾が不快感を生み出すため、

あの人は自分のことを嫌いだと思っているに違いない

(あの人とは価値観が合わないに違いない)

と思い込んで、

自分を嫌ってる人となんて話したくない

(価値観が合わない人となんて話したくない)

と自分の中で整合性を取ろうとする。

これは以前に書いた無意識の正当化とつながる話でもあります。

認知的不協和で正当化する前の本音と感情が大事

元々、キツネはブドウを食べたくて仕方なかったわけですから、届かないとわかったとき悲しい気持ちになったのではないでしょうか。

この「食べたかった」「悲しかった」が大事なのです。

もともとブドウが嫌いだったわけじゃないし、食べたいと思っていたのが本音だからです。

「話したくない」というのが正当化した結果なのか、それとも本当に元からその人と話したくないのか。

正当化を繰り返している人ほどこういった本音を見つけるのは難しいですが、カウンセリングでこの本音に焦点を当てた話をしていくことによって少しずつ気付けるようになっていきます。

本音に気付けるようになれば、正当化せず本音に従った行動を繰り返す。

本音に従った行動を繰り返していけば、自信が持てるようになって他人中心の考えから自分本位の考えに変わっていく。

そして、気付いたときに症状は消えていたという流れで対人恐怖症は克服できます。

あなたの中にある「すっぱい葡萄」が何か、少し考えていただけたらなと思います。

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