対人恐怖症の改善を妨げるシャットアウト思考

対人恐怖症の改善を妨げるシャットアウト思考

対人恐怖症で悩む人に共通するシャットアウト思考。

自分の考えと違うことは基本的に受け入れずシャットアウトします。

友達から「この歌いいよ」と勧められても自分が興味のないジャンルなら聴こうともしない、相手の意見が自分の意見と違っていたらそんなの間違ってると全否定、自分が正しいと信じていることに反している人は認めない…

表面的には否定なんて絶対しませんが、心の中ではしっかり否定しているのです。

これはカウンセリングを受けたときにも発揮されますので、カウンセラーがすごく曖昧に可能性を伝えたとしても強く否定して聞き入れないこともよくあります。

まったく違う意見を断言されたならわからなくもないですが、人によっては「○○ということも考えられます」くらいの表現でもシャットアウトされますね。

シャットアウト思考が対人恐怖症の改善を妨げる理由

本来、人は他人とのかかわりの中でいろんな考え方や価値観に触れたり、情報を得たりして自分の考え方や価値観を成長させていきます。

成長することによって今まで認められなかったことを認められるようになったり、苦手だと思っていた人が大丈夫になったり、興味がなかったことに興味を持つようになったりと、見える世界がどんどん広がっていくのです。

しかし、他人の考え方や価値観をシャットアウトしてしまう状態だった場合はどうでしょう?

まったく視野が広がらないどころか、自分の考えや価値観に固執してどんどん視野が狭まっていきます。

対人恐怖症による相手が自分のことをどう思うか、どう考えているか等にとらわれてしまう状態は、実際に人とかかわる中で「こういうタイプの人はこう考えるんだな」と知っていくことで変化して、自分が考えている悪い予測だけがすべてじゃないという考えに至ります。

シャットアウトすることでこういった変化が生まれなくなるので、対人恐怖症の改善を妨げてしまうのです。

シャットアウト思考をやめるために

大切なことはまず自分が他人の考えや価値観をシャットアウトしていることに気付くことです。

身近に「この人はダメだ」と否定している相手はいませんか?

誰かの行動を見て「何でこうしないんだ」とイライラすることはありませんか?

もし、あるのならその相手をシャットアウトしている状態だと言えます。

シャットアウトしないようになるためには、なぜシャットアウトしてしまうのかを考えてみること。そして、自分の中にある固定観念や嫉妬心等に気付くことができれば少しずつ変わってきます。

シャットアウト思考は「自分は正しい、だから相手が間違っている」という○×思考でもありますので、自分の考えにも相手の考えにも○×を付けずに「そういう考えもあるな」と認めていく作業も効果的です。

すべてのことに対してシャットアウトしないようにするのは難しいですが、ある程度柔軟性を持たせるくらいの感覚で取り組んでいただければいいかと思います。

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