竹串の思い出

竹串の思い出

たしか小学校4年生くらいの時の話です。

家庭科の授業でグループごとで料理を作る話となり、役割分担して材料と調理に必要な道具を各自持参する話となりました。

そこで私が担当になったのが竹串だったのです。

当時、私は竹串というものを理解しておらず、何が竹串なのかすらわからない状態でしたが、知らないというのは恥ずかしくて言えませんでした。家に帰ってお母さんに聞けばわかるだろうと思ったのもあります。

帰宅してから母親に「家庭科の授業で竹串を持って行かなあかんから用意しといてくれへん?」とお願いしました。

「それやったらここにあるから持って行ったらいいで」と教えてくれたところにあったのは使い古しの竹串だったのです。

私は竹串というのは使い回したものなのかと思い、汚れた竹串を何十本も持って行きました。

でも、心のどこかで「本当にこれなのか?」という不安はありました。

そして、見事その予感は的中したのです。

みんながそれぞれ持ってきた材料や道具を出し合ったとき、他のグループの子が持ってきた竹串を見て私は顔が真っ赤になりました。

他の子が持ってきていた竹串はプラスチックケースに入った未使用の竹串だったからです。

普通に考えたら当たり前ですよね。

自分だけが使うものじゃなく、学校の授業で同じグループの子達にも使ってもらう竹串が、焼き鳥を食べた後の使い古しの竹串なわけありません(笑)

でも、当時の私はまったくそれがわからなかったので、本当に恥ずかしい思いをしました。

結局、私は自分の竹串は忘れたことにして困った様子にしていたら、たまたま他のグループの子が「余ってるから使っていいよ」と分けてくれてなんとかなったのです。

結果オーライではありましたが、いまだに私の記憶には深く刻まれており、同じ経験は絶対にしたくないし、させたくもありません。

もし、自分の娘が家庭科の授業で竹串を持っていくことになれば、「これが竹串だ」と必死に新品の竹串を買って渡すでしょう(笑)

竹串にすると笑い話になってしまいますが、この竹串が学歴だった場合は厄介ですよね。

親が学歴のことで恥ずかしい思いをしたから子供にはそんな思いをさせたくない。だから、子供にはいい学校、いい大学に行かせるんだっていう押し付けのエネルギーを生み出しますから。

それにしても、いまだになぜ当時の私が竹串を知らなかったのかは謎です(笑)

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