対人恐怖症というと誰に対しても症状が出るイメージを持たれるかもしれませんが、実は特定の人の前でしか症状が出ない対人恐怖症もあります。

よくあるのが苦手なタイプと話すときだけ症状が出るというケースです。

  • 高圧的な上司
  • しゃべり口調がキツイ女性
  • 寡黙な男性
  • 言動や仕草に敏感な人

など、人によってどんなタイプの相手に出るかは異なります。

特定の人の前でしか症状が出ないので、該当する相手がいない環境で過ごしてる間はとくに問題を感じないのですが、毎日かかわらざるをえない職場の上司や同僚、姑、身内が該当してしまった場合、どうしようもなく辛い日々が続くことになってしまうのです。

なぜ、特定の相手にしか対人恐怖症の症状が出ないのか?

大きな理由の一つとして考えられるのは過去の経験です。

人が苦手だなと感じる相手はたいてい以前に何かでトラブルにあったか、上手くいかなかった経験があった人と似ています。

記憶は曖昧であっても感覚には深く刻み込まれていますので、直感的に「苦手だな」と感じるのです。

過去に嫌な思いや失敗した経験というのは脳内の長期記憶を保管する海馬というところに残っていて、当時不安や恐怖など嫌な感情を抱いた度合いが強ければ強いほどしっかりと記憶されています。

その記憶が脳内の不安や恐怖を司る扁桃体を刺激してしまうがために、不安や恐怖が高まって一時的に対人恐怖の症状が出てしまうのです。

結果として苦手な相手との関係は上手くいかなくなり、またその経験を海馬に記憶することを繰り返してどんどん症状が悪化してしまいます。

特定の相手にしか出ない対人恐怖症の場合、克服にかかる期間も短く済むケースが多いですので、悪化を繰り返す前にご相談いただければと思っています。

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