隣近所、マンションの上の階に住んでいる人の生活音が気になって仕方がないというお悩みでご相談いただくことがあります。

子供が走り回る音や騒ぎ声、大音量の音楽、深夜に洗濯機を回す音などは気になって当然ですが、普通に生活する上で生じる音まで気になってしまうのはしんどいですよね。

音が気になりすぎて引越しを繰り返したり、工事で壁を防音にしたりというケースも少なくありません。

気になりすぎるとわざわざ壁に耳を当てて隣の家の音を聞こうとしてしまうこともあってどんどん気になっていきます。

自分の発する音まで気になってしまう

相手の発する音を気にしているとだんだん自分の発する音が迷惑ではないかと考えるようになります。

自分が迷惑だと感じているから相手も迷惑だと感じるに違いないと思ってしまうんですよね。

そして、相手の発する音と自分が発する音の両方に意識が向くようになると、自分の発した音で相手が反応しているように思えてきてどんどん音を出せなくなっていきます。

友達と電話で話すときに小声で話したり、足音を立てないようにしたり、パソコンのキーボードを音が出ないように叩いたり、キッチンで料理をするときもなるべく音をたてないようにしたり…

隣人の音が自分への攻撃だと感じる

自分が音を出すたびに「音を立てるな!」と言わんばかりに相手も音を立ててくるとおっしゃる方もいます。

隣の人が自分に対して攻撃をしてきていると思うのは、自分が相手に対して「音を立てるな!」と思っているからです。

自分が相手の音に怒りを感じるから、相手も自分の音に怒りを感じていると思ってしまうということ。

過去の経験や普段の生活で我慢していることが多い人ほど怒りを感じやすいので、相手が怒っていると考えてしまいやすいというのもあります。

つまり、自分の中にある怒りの感情が隣人に映し出されているということです。

音が気になりすぎてトラブルに発展するケースも

人が住んでいる以上生活音が消えないのは当たり前ですが、気になっている人にとっては耐え難いもの。

我慢できなくなって壁を叩いたり、天井を突いたり、怒鳴ってしまったりすることで相手が怒鳴り込んできてトラブルになったというケースも聞きます。

また、気になるからと隣人の様子をうかがう、不自然に音を立てないようにする等によって不審がられてしまうこともあります。

ずっと音を気にして生活し続けているとイライラしやすくなるのは当然だと思いますが、トラブルだけは起こさないようにしたいものです。

気にしないようにしようとするから余計に気になってしまう

隣人の音が気になりだすと気にしないようにしようとします。

誤魔化すためにイヤホンで音楽を聴いたりする人も多いですが、結局は音を気にしていることに変わりありません。

気にしないようにしようとすることで逆に意識してしまっています。

誰しも多少なり隣人の音を気にしていますが、音にとらわれないから悩まないということ。

音を気にしないようにするのではなく、どうすればとらわれずに済むかを考えることが大切なのです。

生まれ持った性質が影響している可能性もある

発達障害やHSP(人一倍敏感な人)の人は音が気になってしまう傾向があります。

発達障害の場合はフィルターがなくダイレクトに音が流れ込んでくる状態、HSPの場合はフィルターの目が細かく感じ取ることが多くなってしまう状態になるため、他の人が気にならないような音でも気になってしまうのです。

もともと音に敏感な性質があるのか、それとも、音を気にしすぎて敏感になっている状態なのか。

知ったところで「他人より音に敏感」という性質は変えられませんが、知ることによって対策がわかるため大切だと思っています。

隣人の生活音にとらわれない自分の軸を持つことによって改善する

隣人の生活音が気になっても他のやるべきことに集中できる人もいます。

しかし、普段から自分で考えて行動することが少なく、他人の考えや意見に流されやすい人ほど音が気になったときにとらわれてしまう傾向があります。

自分の軸をしっかりと持ち、自分をコントロールできるかどうか。

自分がやりたいことややるべきことへの意識が強くなればなるほど、隣人の生活音はどうもでいいことになっていきます。

音が気になる度合いや状態、もともとの性質の影響などによって何をすればいいかが変わりますので、しっかりお話をお聴きした上で改善できるようサポートさせていただいております。

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