ワーキングメモリと強迫観念の関連性

ワーキングメモリと強迫観念の関連性

先日、ワーキングメモリを鍛えることによって強迫観念が緩和した、なくなったという話を聞きました。

「本当かな?」という疑いの気持ちもありましたが、少しでも効果があるなら取り入れたいという思いからいろいろと調べてみました。

強迫観念と言えば、

  • 手が汚れていないか気になって何度手を洗っても手を洗うことがやめられない
  • 鍵を閉め忘れたかどうか気になって何度も家に帰って確認してしまう
  • 運転中に人をひいてしまったかもと気になって引き返してしまう

といったことが該当しますが、脇見恐怖症などの確信型に分類される対人恐怖症も同じです。

  • 自分の視線が他人に迷惑をかけてしまうと思って視界に入った人に意識を向けることがやめられない
  • 自分のニオイが他人に迷惑をかけてしまうと思って周りの人の仕草が気になって仕方がない
  • 自分の見た目がすごく醜いとしか思えず周りの目や態度が気になって仕方がない

考えたくないのに気になって仕方がないからどうしても考えてしまう。

自分の意思で止められなくなっているのが強迫観念ですから該当しますよね。

ワーキングメモリを鍛えると強迫観念が緩和される原理

ワーキングメモリは特定の目的や作業のために記憶を出し入れする同時処理能力のことを指します。

例えば、会話の場面では相手の話を記憶しながら自分の意見を伝えたり、頭の中で次に話すことを組み立てながら相手の話を聞いてタイミングを見計らって話したり、というときに使っています。

強迫観念に支配されている人はこのワーキングメモリの容量がいっぱいになっているから他のことをやろうとしてもできない。集中しようとしても集中できないといった問題が起こるのです。

他にも会話中に言葉がつっかえて出づらくなってしまったり、感情のコントロールもしづらくなったりというのもあります。

不安を感じながらでも行動していくことで不安が解消されていくのですが、ワーキングメモリに空きがないと不安を感じるだけで終わって行動ができない。

行動できないから不安が解消されず、常に不安なことばかり考えて過ごしてしまうことになります。

ワーキングメモリを鍛えることで不安をコントロールしやすくなり、不安を感じながらでも行動できるようになるから強迫観念が緩和されるんですよね。

ワーキングメモリを鍛える方法

では、どうすればワーキングメモリを鍛えることができるのか。

私が取り組み出したIMトレーニングという機材を使ったトレーニングは効果があるようです。

IMトレーニングは音にあわせて手を叩く、足で踏むといった単純な動きを繰り返すものですが、発達障害や強迫性障害の改善に効果があると言われています。

まだ数日しか取り組んでいませんが集中力が増して自分がやろうと決めたことを計画通りできることが増えました。(プラシーボ効果もあるかもしれません)

ただ、自宅でやるとなれば機材の購入費とレッスン代である程度のお金が必要となります。

今すぐ無料でということであれば以下のことが効果的です。

  • Nバック課題
  • 百マス計算
  • スロージョギング

あとは「東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング」というゲーム(ニンテンドー3DS)もありますが、5分間は結構しんどいのでなかなか続かないかもしれません。

ワーキングメモリさえ鍛えればすべて解決するという話ではありませんが、強迫観念で行動できなくなっている状態には有効ではないかと思っています。

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