こんにちは、西橋です。
対人恐怖症で悩んでいる人は自分から話しかけたり、飲み会に参加したりという行動を避けて生活する傾向が強くあります。
「来週の金曜日飲み会やるけど、どう?」
「ちょっとその日は予定が入ってまして…」
と入っていないはずの予定を出してきてまで回避することが多いのではないでしょうか?
複数の人と接したりする場面に不安や恐怖を感じるわけですから、わざわざ自分からそんな嫌なところに行こうとはしません。飲み会などであればお金を出して辛く苦しい経験をしないといけないと思うとバカらしくて行けなくなるのは当然だと思います。
回避することによって嫌な思いをせずに済む。「ふ~、助かった」と心の安全を確保できるわけです。
ただ、結果を見れば心にとって危険なことでしかありません。
なぜなら、回避することによって、成功できたはずのことですら、成功できないようになり、もし行動してたら失敗しただろうなと勝手に思い込みます。
そして、さらにその思い込みが確信に変わり、「自分はダメな人間だ」と自信をなくしていきます。
これを繰り返すとどんどん悪化して、恐怖や不安が大きくなっていきます。
また、人と接する機会がなくなってしまうため、どう接したらいいのか、どう対処したらいいのか、といったことが学べないままに時を過ごして、人とうまく接することができず、相手にも嫌な思いをさせて避けられたり嫌がらせを受けたりするようになるのです。
この結果を知っても、行動しないことが安全だと言えるでしょうか?
言えないですよね。
もし、あなたが本当の意味での安全を求めるなら回避せずに少しずつでも行動するようにしていきましょう。