同行カウンセリングで見た他者視線恐怖症の実態

同行カウンセリングで見た他者視線恐怖症の実態

こんにちは、西橋です。

もう何年も前の話になりますが、何名かの方に同行してカウンセリングをおこなっていた時期がありました。

その中で印象的だったことで、とくに他者視線恐怖症の方に知っていただきたい事実をふと思い出したので書きます。(同行カウンセリングを受けていた方をAさんとします)

※他者視線恐怖症がどういう症状かわからない方はまずこちらをご覧ください。

私と他者視線恐怖症で悩んでいたAさんが、カウンセリングのためにとあるショッピングモールに行ったときの話です。

Aさんに店員さんと会話するという行動をとっていただいたのですが、その店員さんはなぜか話しかけたAさんではなく、隣にいた私と目を合わせて話をし出したのです。

Aさんは店員さんが目を合わせてくれないのは「自分が変だと思われたからだ」と思っておられましたが、私が見た実態は違いました。

店員さんが目を合わせなかった理由は、Aさんが変だったからではなく、必死さから圧迫感がにじみ出ていたからだったのです。

店員さんに話そうと意気込んでいたAさんは、目を合わせ続けながら店員さんの話をしっかりと聞いていました。

これは相手が深刻な話をしているとき、もしくは、言いづらいことをカミングアウトしてきたときの対応としてはオッケーです。

しかし、今回は何の関係性もない店員さんで、ただ商品の説明をしていただけですから、そんなに真剣に聞かれたら変なプレッシャーを感じて喋りづらくなったのだと思います。

そして、助けを求めるように私と目を合わせて話すという結果に至ったのです。

実際に店員さんがAさんから目をそらしたのは事実ですが、その理由は「Aさんを変だと思ったから」ではなく、「Aさんの真剣に聞き過ぎる態度に圧迫感を感じたから」だったと言えます。

他者視線恐怖症だけでなく対人恐怖症全般に言えることですが、このように相手の反応を自分が気にしていることと結びつけて苦しむという思考を繰り返しています。

事実はどうなのかを知る由もないままに「また変に見られた」と思えば思うほど、自分は変なんだと思い込み悩みます。

そして、変に見られないようにどうすればいいかと服装や髪型など見た目を気にしたり、会話する時間を短くしたり、できるだけ人のいない場所を選んで行動したりするようになります。

でも、そんなことをいくら繰り返しても今の状況が改善するはずはないのです。

なぜなら、そもそも見た目が変だと思われていないから。

相手が目をそらした原因が何なのか、なぜ自分だけ挨拶されないのか、なぜ相手の様子が変わるのか…

自分が思っている一つの原因だけに結びつけずに本当の原因に気付いていくことが大切なのです。

現地同行していた頃は様子を見た上でしか事実をお伝えできませんでしたが、今は見なくても状況をお聴きすれば何が原因なのかだいたいわかります。

今回登場したAさんのケースだと、目を合わせ続けて真剣に話を聞きすぎることが原因だったわけですから、これをやめれば相手が目をそらすことはなくなります。

ですので、「どうすれば目を合わせ続けて真剣に話を聞きすぎるのをやめられるか」がポイントになるわけです。

目を合わせて真剣に話を聞きすぎるのは、極度の緊張状態だから。

では、なぜ極度の緊張状態になるのか。

自信がないから、人と話すときは目を合わせないと失礼だという固定観念が強いから、何を話せばいいかわからないから…

いろんな原因が考えられますよね。

本質とはズレますが、隣にカウンセラーがいたというのも原因にはなっていたと思います(笑)

ここまで掘り下げて出てきた原因を解決していくことによって対人恐怖症は克服できるのです。

具体的に何をすれば良いかはその方その方の今の状態や環境等によって大きく異なりますので、知りたい方はカウンセリングにお申込みいただければと思います。

今回のメルマガが他者視線恐怖症の本当の原因に気付くキッカケになれば幸いです。

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