視線恐怖症とは?

視線恐怖症

視線恐怖症は、対人恐怖症の中でも悩んでおられる方が多い症状ですが、周りからなかなか理解してもらえない症状でもあります。

なぜなら、悩んでいる方が以下のようなことを話すからです。

「私が見てしまうことで相手に迷惑を掛けてしまっている」

「いつも見たくないのに見てしまうので嫌われている」

「見てしまったことで相手を怒らせてしまった」

「私の服装とか髪型がおかしいとみんなが馬鹿にしている」

私は自分が高校生のときにこの症状に悩まされて、自動販売機でジュースすら買えないという状態になったので理解できますが、たぶん普通の感覚の人には理解されないだろうなと思います。

ですので、普通の感覚の人に相談すると、

「自意識過剰じゃないの?」

「そんなこと気にしなければいいじゃない」

「そんなに注目されてないから大丈夫だよ」

と失笑しながら言われることも多々あるわけです。

確かにこれらは間違ってはいません。

でも、視線恐怖症になるとそれを頭で理解しても、解決することができないから悩み苦しんでいるのです。(できるなら視線恐怖症ではありません)

視線恐怖症の種類

視線恐怖症と一括りでお話してきましたが、実は以下の4つに分類することができます。

他者視線恐怖症

他人の視線が気になってどう見られているかにしつこくとらわれる視線恐怖症。

視線恐怖症の中でもとくに多く、対人恐怖症の方全員に共通する症状とも言えます。

自分の容姿や行動が他人から変に見られるのではないか、ダメな人間だと評価されるのではないかといったことを怖れます。

⇒他者視線恐怖症の詳細を知りたい方はこちら

自己視線恐怖症

自分の視線が相手に嫌な思いをさせてしまっているという自責の念にかられる視線恐怖症。

目を合わせないといけないと思うのに相手の目が見れない、目を合わせると睨んでしまうといった症状があります。

目を合わせることで他人に迷惑を掛けてしまうことを怖れる点が後述する正視恐怖症との違いです。

⇒自己視線恐怖症の詳細を知りたい方はこちら

正視恐怖症

人と面と向かった時に目を合わせることができない視線恐怖症。

自己視線恐怖症と似ているのですが、正視恐怖症は自分の視線が相手の迷惑になることではなく、目を合わせることへの恥ずかしさによる症状である点で異なります。

他者配慮による日本文化から生まれた対人恐怖症よりも、外来の社交不安障害の方がしっくりくる感じがします。

脇見恐怖症

他人を自分の視界の中に入れただけで迷惑を掛けてしまったと激しく思い込む視線恐怖症。

視線恐怖症の中でも重度の部類であり、カウンセリングを受けても克服するまである程度の期間を要するケースがほとんどです。

通常のカウンセリングとは違ったアプローチが必要な面もあるため、カウンセリングを受ける場合は脇見恐怖症の性質を熟知したカウンセラーを選ぶ必要があると思います。

⇒脇見恐怖症の詳細を知りたい方はこちら

他者視線恐怖症への間違った対処法

対処法として多くのカウンセラーが、周りを観察して実際に自分は見られていないという事実を知って「自分は見られているに違いない」という歪んだ考え方を修正していく方法(認知行動療法)を提案するようです。

確かに、本当に周りから見られていないのなら効果が出るかなと思いますが、本当に周りから見られていた場合はどうなるでしょう?

今までの「自分は見られているに違いない」という歪んだ考え方がより強く、確信に近づいてしまうんですよね。

そうなると余計に周りの目が気になって苦しんでしまいます。まさに悪化です。

実際に見られているケースは意外と多い

対人恐怖症全般にも言えますが、何かを意識しすぎたり気にしすぎたりすると行動や仕草がおかしくなります。

例えば、

といったことが起こりますので、「何かおかしいな」と相手から見られることが出てしまうわけです。

視線恐怖症を理解していない人からは「見られているわけない」と言われると思いますが、実際に見られているケースもあるということも考慮した上での対策も必要となってきます。

視線恐怖症の原因は?

自信のなさが一番の原因です。

自信のなさが、

「自分の仕草や行動が変だから見られているのでは?」

「私の存在自体が他人に不快な思いをさせてしまうのでは?」

「自分の目つきが悪いから相手に嫌な思いをさせてしまうのでは?」

と多くの考えを引き起こしてしまうのです。

本当に顔や髪型が変で常に注目されているような状態であればそう思うのが当然でしょうが、実際に視線恐怖症で悩んでいる人はとくに問題のある容姿や特徴はありません。

にもかかわらず、何かしらのキッカケから作り出された考えから抜け出せないために苦しみます。

もし、視線恐怖症の人が周りからどれだけ馬鹿にされても揺るがない自信を持つことができればどうなると思いますか?

実はその間違った考えを打ち破ることができるので視線恐怖症の症状が出なくなるのです。

「じゃあ、すぐに自信をつけよう!」と張り切っても、自信は一朝一夕でつけられるものではありません。

自信は少しずつ積み上げていかないとつかないものですから。

自信をつけるためには?

自信をつけるために大切な前提があります。

それは、自分を持つことです。

自分を見失った状態では何をやっても自信はつきません。

視線恐怖症で悩んでいる方は

「自分がどうしたいのか」

を置き去りにして

「相手がどうしたいのか」

にしたがって生きる状態になっていますので、まずは置き去りにしてきた「自分がどうしたいのか」という自分の本音をカウンセリングを受けながら取り戻していくことが必要です。

そして、少しずつ「自分がどうしたいのか」を日々のいろんな場面で確認しながら、その通りに行動することを繰り返していく。

例えば、

  • 同僚から付き合いが悪いヤツと思われるのが嫌で参加している飲み会を断る
  • 頑張って教えてくれる先生の期待を裏切らないように頑張っている習い事を休む
  • 上司に嫌われないようにと頑張っている仕事のペースを落とす

とかですかね。

自分が本当はどうしたいのかに従ってする行動ならなんでも大丈夫です。

いきなり全部のことに対してやろうとせず、やるにあたって湧き上がる不安や恐怖が小さいものから順番に少しずつやっていくと行動しやすくなります。

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