対人恐怖症で悩んでいると他の人と同じように話せません。

だから、「普通に話せるようになりたい」と思う人は多いのですが、脳の働きから言えば間違いなく逆効果になります。

「普通に話せるようになりたい」と意識した時点で、脳内では普段の「普通に話せていない自分」がイメージされるからです。

意識すればするほど「普通に話せない自分」のイメージが強化されてどんどん話せなくなっていく。

これは「幸せになりたい」と言いながら不幸であり続ける人と同じ原理です。

人間の脳が高度に発達したことによって、体温を一定に保つ等の役割を果たすホメオスタシス(恒常性)が思考にまで働くようになりました。

「普通に話せるようになりたい」という意識は現状に反することになるから「普通に話せていない自分」を維持するために強化されるということ。

熱くなれば汗をかいて体温を下げる、寒くなれば鳥肌が立って体温を下げないようにするのと何ら変わりありません。

生命維持のために働くホメオスタシスの力は非常に強いのです。

普通に話せない自分が前提になっているのは問題

「普通に話せるようになりたい」と思うということは、普通に話せていない現状があるということ。

普通に話せない自分を前提として生まれた考えです。

つまり、「普通に話せるようになりたい」と思うたび「自分は普通に話せないんだ」と認識することになる。

認識すればするほど「自分は普通に話せない」という思い込みが強化、どんどん普通に話せなくなっていきます。

普通に話せるようになりたかったはずが、逆に話せなくなっていくのは大変ですよね。

そもそも「普通に話せない自分」というセルフイメージに問題があります。

たしかに今は不安や恐怖による緊張で普通に話せないかもしれません。

しかし、それはあくまでも「普通に話せる自分」が対人恐怖症によって普通に話せない状態になっているだけの話です。

「普通に話せる自分」という前提は崩さず状態として捉えるようにしてみてください。

自分がどうなりたいか、どうしたいかは 「普通に話せるようになりたい」 といった本来自分ができるはずのこと以外で考えましょう。

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