苦手なタイプの人が上司で毎日変に気を遣ったり、相手の行動や発言にビクビクしてしまう。

話してみたら普通に話してくれるので嫌われてはいないと思うけど、どうしても気になって仕方がない。

仕事は毎日のようにあるわけですから、こんな状態で過ごしていると仕事をするのが本当につらい状態になってしまいます。

それでも無理やり頑張って続けていると、手が震え出したり、仕事中にもかかわらず涙が出てきたり、胃がキリキリと痛んできたりと身体が悲鳴をあげるようになってくるのです。

上司を苦手だと思ってしまう原因

パワハラやモラハラをしてくるような問題ある上司とでも上手く付き合える人もいるのに、そこまで問題ある上司でもなくても苦手だと思ってしまうのにはやっぱり何かしらの原因があります。

学生時代というのはどちらかというと苦手なタイプの人がいれば、かかわらないようにやり過ごすことができます。

例えば、同級生なら接点を持たなければいいだけですし、どうしても苦手な先輩が部活にいたとしても辞めば済む話です。かかわらないようにできないのは担任の先生くらいでしょうか。

そういった人付き合いの中で苦手なタイプと接することを避けてきた人は、表面上は友達と楽しく過ごしてきたとしても就職したときに苦手な上司に当たってつまづくことになるのです。

私は以前勤めていたベンチャーの投資用不動産会社にいたパワハラ上司、保険代理店にいたモラハラ上司が苦手で対応にすごく苦労した思い出があります。

苦手な上司との接し方は経験でしか養えない

苦手なタイプの人と出会ったら避けてきたという習慣が根付いているため、苦手な上司との関係もどうやって避けるか、やり過ごすかということばかり考えてしまいます。

しかし、今の状況を改善するために考えないといけないのは、どうすれば苦手な上司と上手くやっていけるようになるかです。

そのために必要なことは自分を変えること。

自分のために上司が苦手なタイプから変わってくれればいいですが、そんなことはありえません。

現状を打破するためには自分を変えることがどうしても必要になります。

どうすれば自分を変えられるのか?

自分を変えるのは簡単ではありません。

ただ、今ある自分というのは、過去から積み重ねられてきた習慣によってできあがっています。

自分から行動をおこさないという習慣を続けてきた人は受身で人についていくタイプになっていますが、逆に自分から行動を起こす習慣を続けてきた人は自分から行動して人を引っ張るタイプになります。

人と話さないという習慣を続けてきた人は無口な人になりますが、だれかれ問わず自分の話をする習慣を続けてきた人は誰とでもよくしゃべるオープンな人になります。

一般的に性格と言われるものは、こういった習慣の積み重ねでできあがったものですから、今から習慣を変えていけば性格も変えることはできます。

つまり、習慣の積み重ねによって今の自分を変えることができるのです。

自分を変えるまでの期間は果てしない

「さぁ、今日から自分を変えよう」

と意気込んだとしても、変えられるのは最初の少しだけで時間が経つとまたいつもと同じ自分になってしまいます。

これは意志が弱いという問題ではなく、潜在意識(無意識)の問題です。

何年、何十年と続けてきた習慣によってできあがったプログラムは潜在意識に組み込まれていますので、自分の意志で変えようと頑張ってもそのプログラムに負けてしまうのです。

じゃあ、そうすればいいのかということになりますが、潜在意識のプログラムが書き換わるまで新しい習慣を続けるしかありません。

20年間続けてきた習慣の上に成り立っている自分なら、これから20年新しい習慣を続けることが必要だと言われます。

そんな年数かけてられないので他に良い方法はないのか?

たぶん、こう思うのが普通だと思います。

一刻も早く上司との関係を改善したいのに、何年、何十年もかけてられないのは当然ですからね。

かかる年数を短縮する方法はあります。

それは、カウンセリングを受けることです。

カウンセリングを受けることによって、過去の習慣を始めるキッカケに気付いたり、潜在意識に組み込まれた自分では気付けないレベルの習慣を教えてもらったり、今まで無意識に習慣化してきたことに目を向けて意識化しやすくなって、習慣に大きな変化をつけやすくなります。

また、カウンセリングで話す中で自分がどう思っているか、どう感じているか、どうしたいかが明確になって、自分を変えることへの意識も高まってきますので、より高い意識で継続できるようになるからです。

「苦手な上司と顔を合わせるのがもう限界」「今すぐにでも何とかしたい」という場合は、耐えていると余計に悪化していきますのでなるべく早い段階でご相談ください。

「自分を変えること」は相手の問題を抱え込むことじゃない

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」

という名言は心理学を勉強したり、カウンセリングを受けたりした人はどこかで聞いたことがあると思います。

たしかにごもっともな話なのですが、この名言を「変えられない他人を我慢して自分を変えないといけない」と解釈してしまうと大変なことになります。

例えば、職場の上司が感情に任せて理不尽な八つ当たりをしてくる人であったとして、本来ならその上司が悪いのに自分に非があるのではと思って我慢してしまうとかですね。

とくにその上司が自分にだけそういう接し方をしてくる場合、他の人と比べて「自分が悪いんだ、自分を変えないといけない」と思いやすいですが、いくらターゲットになりやすい要素があっても理不尽な八つ当たりをしていい理由にはなりません。

いじめも同じですよね。いじめられる要素があればいじめてもいいって話じゃないですから。

問題のある相手と戦ったら負け

だからと言って、問題のある相手と戦ってしまうと関係は泥沼化します。

例えば、過去に私がやった「京都と兵庫どっちが都市?」みたいな無益な議論を交わしてしまうと、自分がどんどん不利な立場に追い込まれてしまうわけです。

「上司の考えは正しい。だから私の考えは間違っている」を「私の考えは正しい。だから上司の考えは間違っている」に逆転させたとしても、○か×か、白か黒かで考えている以上、問題解決には至りません。

相手が目上の人であった場合、間違いなく負けますし、反抗すればするほど目の敵にされます。周りも「適当に流せばいいのに」と呆れてあなたも上司もどっちも悪いという目で見てくるようになります。

カウンセラーによっては、この頑固な考えが特性だから活かせなんて言われますが、私はこのままでは活かすどころか潰されると思うのです。

勝てない勝負を挑み続けて疲弊して、勝てなかったら相手が悪いと愚痴って。それを繰り返して何になるのでしょうか?

私はそんな無益なことをダメージを受けながら頑張る必要はないと思っています。

相手と戦わないことが解決につながる

戦わないと言っても、問題のある相手に虐げられたままイエスマンに成り下がれという話ではありません。

相手と戦うことではなく人生の本来の目的に向かう自分に変化させればいいのです。

「その相手と戦って、もし勝てたとしてあなたの人生の目的は達成されますか?」

何のために自分は生きているのか、自分は何がしたいのか。問題のある相手に勝つことが人生の目的ではないはずです。

自分がどうしたいのか、何を目的にしているのかを明確にして行動を起こしていけば、どんどん相手と戦うことの無意味さに気付き、戦わずして自分のやりたいことができるようになっていきます。

私もモラハラ上司のもとで働いていた時期に、自分を変えて上司との関係を改善することができました。

権力や威圧的な態度で接してくる嫌な相手ほど見栄(虚栄)を張っていて、そういう相手と戦えば戦うほど自分の本来の目的を見失うことになりますので気をつけましょう。

苦手な上司にミスやクレームを報告しやすくする方法

根本的な解決を望むなら自分を変えることが必要ですが、まず日々の対処だけでもと思う気持ちはあるでしょう。

日々の中で困ることが多い苦手な上司への報告を少しでもやりやすくする方法をお伝えします。

嫌いな人や苦手な人と接するのは本心では避けたいと思っているので、そう思っている相手に対しては仕事上の伝えるべきことが伝えられなかったりするケースも出てきてしまうので大変です。

私も当時のパワハラ上司、モラハラ上司には報告すべきことすら報告できず「なんで報告しないんや!」とよく怒鳴られ殴られてましたからね。

とくに相手がパワハラなどおこなってくる上司である場合には暴力を振るわれる恐怖感まで加わるので「これは伝えないといけないことだから」と自分に言い聞かせても、「やっぱり無理だ」という自分の感情に負けて伝えることができないままになってしまう。

例えばこれが上司に対するミスやクレームの報告であれば、後々大変な事態に発展してしまう可能性すら出てきます。

ですので、嫌な気持ちを何とか抑えて伝えることが必要となるのですが、このときに「屁理屈で自分を納得させる方法」がかなりの効果を発揮します。

例えば、苦手な上司からややこしい仕事を任されてミスをしてしまったとします。

ミスをしたのは自分の不注意からだった場合、本来であれば自分を責めて「上司にどう言い訳しようか…」なんて考えるのですが、それを「そもそも上司が私に任せたのが人選ミスだったから上司の責任だ」等といった屁理屈をこねて自分を納得させるのです。

それで自分が納得できれば開き直った状態になれるので、かなり抵抗感がなくなって伝えやすくなります。相手のせいだと思うようになりますから当然ですよね。

この方法について私は「屁理屈」と表現しましたが、じっくり考えてみるとその屁理屈にも一理あるわけで、100%自分勝手な考え方ではないと言えます。

もしあなたが苦手な上司に報告、相談がしづらいとお悩みであればぜひ活用してみてください。