私自身も長い間悩まされていたのですが、「人前で電話をすること」が怖くて仕方がない状態になった時期がありました。

以前勤めていた投資用不動産の会社で毎日個人宅などへ200件以上営業電話をしていたのですが、その電話機にはイヤホンが取り付けられていて隣でずっと上司に聞かれながら話す仕組みでした。

当然、営業で電話をしていましたので電話口のお客さんを言い包める必要があったのですが、私はうまくできずいつも上司に怒られ、暴力まで振るわれていました。

そんな過酷な日々に10ヶ月で終止符を打ち、新しい職場へと移ったのですが、そのときに自分の異変に気付いたのです。

「誰かに聞かれてるんじゃないか?話し方が変だと思われるんじゃないか?」

社内で近くに人がいる状態で電話をするときにこんなことで頭がいっぱいになって、聞かれたくないので声は小さくなり、不安と緊張から変な汗をかくようになっていたのです。

「いや、聞かれているはずはない。もうイヤホンも付いてないんだし。」

と自分にいくら言い聞かせてもおさまらず、苦しい状態は続きました。

でも、そんな状態だったにもかかわらず、一時的にその苦しみから解放されるときがあったのです。

それは…

話が面白いお客さんと電話で話していたとき

だったのです。

そのときだけは、なぜか周りに自分の話が聞かれているかどうかが全然気にならなかったのです。

つまり、「相手の話に集中できているとき」に気にならなくなってたんですよね。

でも、相手の話に集中しようとしてもなかなか難しいですよね?たぶん意識してそうしようと頑張ってもできないと思います。

ですから、以下のような具体的な方法を試してみてください。

電話をしているときに、

  1. 電話の相手が次に何を話すかを予想しながら話を聞く
  2. 電話の相手が話してくれた内容に対して何か一つ質問しようと思いながら聞く
  3. 電話の相手が何を伝えたくて話をしているのか考えて聞きながら、その答えを「~ということですよね?」と相手に確認する

この3つのいずれかあなたにあったものを取り入れていただければと思います。どの方法を取り入れられたとしても相手の話に集中することができれば周りが気にならなくなりますので。

電話で説明をしなければならないときの対処法

以前いただいた電話にまつわる体験談をもとに対処法をお伝えします。

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自分から説明をしなくてはいけない時に、

「どうやって説明すればいいのだろう?」

と、自信がなく、しどろもどろの説明の途中で声が小さくなり、喋るのをやめてしまうのです。

そして、「わからない」と言われて、結局伝わらず・・・

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自分から説明をするという行為になると、ただ電話を受ける場合とは観点が異なってきます。

基本的に相手が説明を聞くという姿勢になっていますので、相手の話に集中する方法が通用しないケースがほとんど。

この場合は以下のような『事前準備』が一番効果を発揮します。

  • 事前に説明するトークの台本を自分で作っておく。そして、実際の電話中はそれを読むことだけに意識を向けて説明する。(準備する時間がないときは、伝えないといけない重要な単語だけ書き出しておく形でも良いです)
  • 相手から質問があったりしてペースを乱してしまっている状態の自分を事前にできるだけリアルにイメージして、不安を想定内にしておく。

本来、不安や恐怖を感じたとしても、自信にすがりつくことで安心することができるのですが、対人恐怖症などで悩んでいる人は自信を失っているのでそれができません。

でも、その自信の代わりになるものを事前に準備しておいてあげることによって、安心することができるようになるのです。

ゆくゆくは自信を積み重ねて事前準備をしなくてもいいようにしていくことが大切ですが、今すぐにはできないのでしのぎながら少しずつやってきましょう。

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