対人恐怖症で悩んでいた人がカウンセリングを重ねるにつれ表情や雰囲気、話し方等がどんどん変わっていく姿を見ていつも感動します。

克服される頃には最初に受けていた頃とは別人のようになっていて自然な印象を受けますね。

性格が悪い、薄情とは程遠い状態です。

しかし、対人恐怖症で悩んでいるときは性格が悪いだとか薄情だとか思いやすい。

なぜでしょうか?

対人恐怖症で悩んでいると一日のほとんどの時間を「自分が相手からどう思われているか、どう見られているか」を考えることに費やします。

そして、何か失敗したと思う出来事があれば終わった後でもクヨクヨ考えて悩み続ける。

それだけのことを考えながら相手の話に興味を持ったり、相手のためになる気遣いをしたり、そんな余裕があるはずないのです。

「私は性格が悪いから人に興味が持てないし、ちゃんと相手の話も聞けないし薄情な人間なんです。」と言う人もいますが、本当にそうなのでしょうか?

私は違うと思います。

人に興味が持てないのは相手のことを考える余裕を失っているから。

相手の話をちゃんと聞けないのは余計なことを考えてしまっているから。

今は確かに自分のことばかり考えて変に気を遣っているだけかもしれませんが、気を遣うことができているのは間違いないのです。

そもそも気を遣えない無神経な人は対人恐怖症で悩むことがありません。

相手のことを考える余裕ができてくれば自然と興味を持ちやすくなる。

余計なことを考える度合いが減ってくれば相手の話も入ってきやすくなります。

もともと性格が悪いとか薄情とかではなく、気遣いの方向が自分に向きすぎて周りの人のことまで考える余裕をなくしているだけなのです。

ネガティブに考えだすと自分の性格や人格に問題があると思いがちですが、あくまでも状態なので切り離して考えましょう。

実際にカウンセリングを受けて対人恐怖症が克服に向かうと周りに対する気遣いができるようになったり、相手に興味を持てるようになって良好な人間関係を築けるようになりますからね。

今は相手に喜ばれる気遣いができて、相手に興味を持って話せている自分なんて想像できないと思いますが、克服できてくればそうなれるんだということだけでも知っておいてください。

それが克服への行動を後押ししてくれますので。

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