「他人に嫌われること」

「他人から否定されること」

「他人に拒絶されること」

対人恐怖症で悩む人の奥底にはこういったことに対する恐怖が強くあります。

ですので、この恐怖心から自分を守るために安全策を考えて実行しています。

例えば、

  • 変な間があかないように頑張ってしゃべる
  • 相手に合わせた話しかしない
  • 自分の意見を押し殺して相手の意見を最優先する
  • 頑張って笑顔を作る



こんなことをしても毎日苦しいし悩みから解放されることはありませんが、安全策を頑張って講じることで奥底に潜む一番恐れている事態を避けて生活することができています。

もし、あなたが今の状態のまま一生を終えたいのであれば、上記のようなことを苦しいながらも続ければ良いでしょう。

逆に、それが嫌で何とか変えたいと思っているのなら、今やっているその安全策を捨てることが必要になるのです。

安全策のおかげで一番恐れている事態が避けられているから、その安全策を捨てることほど怖いことはありません。

安全策で守られていたからこそ、悩み苦しみ辛い思いをしながらも何とか今まで生きてこられたとあなたは思っているのですから。

でも、安全策を講じているからこそ、不自然になるし、視線が気になるし、周りの評価が気になるし、自分が出せないし、自信も持てない状態がずっとずっと続いているわけで。

つまり、安全策が対人恐怖症を維持させる元凶になっていると言えるんですよね。

回避による安全確保は悪化を招く

さらに対人恐怖症で悩んでいる人は自分から話しかけたり、飲み会に参加したりという行動を避けて生活しています。

「来週の金曜日飲み会やるけど、どう?」

「ちょっとその日は予定が入ってまして…」

と入っていないはずの予定を出してきてまで回避することが多いのではないでしょうか?

複数の人と接したりする場面に不安や恐怖を感じるわけですから、わざわざ自分からそんな嫌なところに行こうとはしません。飲み会などであればお金を出して辛く苦しい経験をしないといけないと思うとバカらしくて行けなくなるのは当然だと思います。

回避することによって嫌な思いをせずに済む。「ふ~、助かった」と心の安全を確保できるわけです。

ただ、結果を見れば心にとって危険なことでしかありません。

なぜなら、回避することによって、成功できたはずのことですら、成功できないようになり、もし行動してたら失敗しただろうなと勝手に思い込みます。

そして、さらにその思い込みが確信に変わり、「自分はダメな人間だ」と自信をなくしていきます。

これを繰り返すとどんどん悪化して、恐怖や不安が大きくなっていきます。

また、人と接する機会がなくなってしまうため、どう接したらいいのか、どう対処したらいいのか、といったことが学べないままに時を過ごして、人とうまく接することができず、相手にも嫌な思いをさせて避けられたり嫌がらせを受けたりするようになるのです。

この結果を知っても、行動しないことが安全だと言えるでしょうか?

言えないですよね。

もし、あなたが本当の意味での安全を求めるなら回避せずに少しずつでも行動するようにしていきましょう。

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