カウンセリングを受けることが苦痛に感じるのはなぜ?

カウンセリングを受けることが苦痛に感じるのはなぜ?

「悩みを解決したくてカウンセリングを始めたのに受けるのがだんだんつらくなってきた」

「カウンセリングの後はドッと疲れて一日中何も手につかなくなる」

心を軽くするために受けているはずのカウンセリングが、なぜか「つらい」「しんどい」と感じてしまい、予約を取ることをためらうようになっていませんか?

「自分の心が弱すぎるのかな」「カウンセリングが向いていないのかも」と自分を責める必要はまったくありません。

実は「カウンセリングがつらい」と感じるのは変わろうとしている大切なサインなのです。

この記事では、カウンセリングがつらくなる理由、そのしんどさを和らげて乗り越えていくためのヒントをお伝えします。

カウンセリングを受けることが苦痛になる3つの理由

カウンセリングは家族や友人と話すのとは明らかに違います。

ただ話したいことを話して聞いてもらって楽になるという単純なものではありませんからね。

蓋をしていたトラウマや感情と向き合うから

私たちは深く傷ついたトラウマ経験やドロドロとしたネガティブな感情(怒り、悲しみなど)に蓋をしておくことで自分を守っています。

カウンセリングはその蓋をそっと開け、今まで見ないようにしてきた感情と再び向き合う作業になる。

身体を切り開いて治療する外科手術ようなものだから、一時的に痛みや痛々しさを伴うことはどうしても避けられないのです。

心の体力を激しく消耗するから

自分の内面を言葉にして人に伝えるという作業は想像以上に脳と心、そして身体のエネルギーを消耗するものです。

「うまく言えなかったらどうしよう」「変に思われないかな」と緊張しながら話すだけでもセッション後は激しい疲労感に襲われることがあります。

激しい運動をしたときの疲れが身体ではなく心に出てくるようなイメージです。

「今のままでいたい」という心の抵抗が起きるから

人間の心には「ホメオスタシス(恒常性)」という現状を維持しようとする機能があります。

たとえ今の状態が苦しくても心にとっては慣れ親しんだ現状、ある種の居心地の良さを感じているんですよね。

そこから抜け出そうとするとき、無意識のうちに不安や恐怖から抵抗感が生まれ「カウンセリングに行きたくない、つらい」という拒絶反応として現れることがあります。

つらい時期は心が前進している証拠

心理学の世界ではカウンセリングの途中で状態が一時的に悪化したように感じたり、つらくなったりする現象を「好転反応」と呼ぶことがあります。

東洋医学の漢方薬で体に溜まった毒素を出すために一時的に肌荒れやだるさが起きる(瞑眩反応)のと同じようなもの。

身近な例では整体院でマッサージを受けた日に疲労感が出て逆にしんどくなるのがわかりやすいかもしれませんね。

「効果が出ていないのでは」「悪化しているのでは」と心配しなくても大丈夫

カウンセリングがつらいのは効果が出ていないからではなく、むしろ核心的な問題にアプローチできている証拠です。

このトンネルを抜けた先には、今までよりずっと生きやすく、しなやかになった新しい自分が待っています。

改善できていない、悪化してしまったというわけではないことをまずは知っておいてください。

カウンセリングがつらいときの4つの対処法

「つらいのは良い兆候」と言われても今現在のしんどさを我慢し続けるのは苦しいですよね。

少しでも楽にできるよう以下の対処法を試してみていただければと思います。

カウンセラーに「つらい」とそのまま伝える

カウンセリングの効果を高めることにもなるため、もっとも有効な対処法だと言えます。

「前回のカウンセリングが終わってからすごくしんどくなりました」「過去のことを話すのがつらいです」といった感じで今の状態をそのまま伝えてください。

プロのカウンセラーはあなたの状態に合わせて話すテーマの深さを調節したり、ペースを落としたり、アプローチを柔軟に変更しています。

つらいことを共有すること自体がカウンセリングをより良いものにしてくれるのです。

話したくないことは「話さない」と決める

カウンセリングでは、すべての質問に100%正直に答えなければいけないわけではありません。

「まだ心の準備ができていないので話したくないです」と断っていただいて大丈夫です。

話したくないこと、話しづらいことを無理やり話す必要はありません。

自分のペースで自分の話したいこと、話せることを中心に話すようにしてみてください。

カウンセリングの後にご褒美タイムを作る

セッションの後は予定を詰め込まず、心と身体を休める時間をあらかじめ確保しておきましょう。

  • カウンセリングルーム近くにあるカフェでコーヒーを飲む
  • 帰ったらお風呂にゆっくり浸かって何もせず早めに寝る
  • 好きな映画やアニメを見て現実から少し離れる

「カウンセリングを受けた=改善に向けて頑張った、自分としっかり向き合った」と言えます。

自分を労い、継続して受けていくことへの心理的ハードルを下げるようにしていきましょう。

カウンセリングに通うペースを落としてみる

隔週で通うのがプレッシャーになっている場合は月1回にペースを落としてみる。

最初にカウンセラーに提案されたペースを守り、気付かないうちに無理をしてしまっている人は少なくありません。

毎回予約を取って帰っている人は一旦取らずに帰る。

予約フォームや電話からの予約であれば通いやすいペースを考え、その日時を希望する。

心がエネルギーを充電する時間を十分に取ることでまたカウンセリングを受けようと思いやすくなることがあります。

もしも「カウンセラー自体」がつらさの原因なら

もし、つらさの原因がカウンセラーの態度にあると感じる場合は注意してください。

  • 強い口調で傷付くようなことを言われた
  • 高圧的な態度をとられる
  • カウンセリング時間以外でのかかわりを求められた(LINEの交換、食事の誘い等)

このような場合はカウンセラー側に問題がある可能性が高いです。

カウンセリングは人と人とのかかわりですから、どうしても合う合わないは存在します。

ただ、カウンセラーの人間性に問題がある場合は相性の次元ではありません。

早急にカウンセリングを受けるのをやめ、別のカウンセリングルームを探すようにしましょう。

最後に

カウンセリングを受けていただく中で苦痛を感じる部分はどうしても出てきます。

ただ、その苦痛が変化の兆しであり、改善に向けて前進している証拠だということを覚えておいてください。

カウンセラーはあなたの「しんどい」「今は話したくない」という気持ちも大切な心の声として受け止めます。

あなたの歩幅に合わせ、決して無理強いしない丁寧なセッションを心がけています。

「つらくなったら休んでもいい」「いつでもペースダウンできる」と思い、安心してご利用ください。

悩みの渦中から抜け出し、自分らしく人生を楽しんでいけるようサポートさせていただきます。

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