対人恐怖症とストレスの危険な関係性

対人恐怖症とストレスの危険な関係性

対人恐怖症で悩んでいると「人からどう見られるか、どう思われるか」ばかり考えて、人とかかわる場面で莫大なストレスがかかっています。

しかし、不安や恐怖ばかりを感じてしまうため、ストレスが溜まっていることに気付けません。

知らない間に蓄積されたストレスによって、以下のような異常が発生してしまうのです。

ストレスが引き起こす3つの異常

1.脳内の異常

まず、前頭葉が弱ってしまうという点があります。

前頭葉は自制心や共感力、集中力、判断力をコントロールしているところになりますから、記憶力が悪くなったり、簡単なミスを連発したり、頭がボーっとしたり、真っ白になりやすくなるといった問題が起こります。

次に、扁桃体が活発に働いてしまうという点もあります。

扁桃体は不安や恐怖をコントロールしているところなので、活発になると不安や恐怖を感じやすくなってしまいます。

さらに、前頭葉が扁桃体に伝わる不安や恐怖の刺激を緩和する役割も担っているため、余計に不安や恐怖を感じやすくなってしまうのです。

対人恐怖症は他人に合わせる傾向が強いことから他者依存症とも言えるのですが、以上のような脳内の異常によってアルコールや買い物、ギャンブル、インターネット、ゲーム等の依存症になってしまうケースもよく見受けられます。

2.心身の異常

身体の震えが止まらなくなる、胃や腸が痛くなる、動悸がする、吐き気がする、気分の落ち込みが激しくなる、楽しい嬉しいという感情を感じなくなる、眠れなくなる、睡眠が浅くなる、やる気が起きない、アトピーが酷くなる、肩や首の凝りが酷くなって頭痛がする、免疫力が低下して風邪を引きやすくなる等、心と身体に異常が起こります。

これらの異常はストレスによって交感神経と副交感神経からなる自律神経が乱れてしまうことが大きな原因となっています。

交感神経が働いているときは行動しやすい緊張状態となります。対して、副交感神経が働いているときはリラックスしやすい緩和状態となります。

ストレスが過剰にかかると交感神経が活発に働くようになるために、リラックスできず緊張したままの状態が続いて異常を起こしてしまうのです。

この状態を我慢し続けていると、うつ病やパニック障害等になってしまいます。

3.人間関係の異常

消えることなく溜め込まれたストレスは知らず知らずのうちに表面に出てきます。

例えば、キツい声になったり、鬼の形相になったり、些細なことですぐにイライラして態度を変えたりと、自分でも気付かないうちに他人から見たら近寄りがたい恐い人に豹変してしまうのです。

攻撃的な雰囲気が出ていると、相手も攻撃的な状態にしてしまいやすいため、なぜか嫌がらせを受けるようになったり、いじめられるようになったりします。

その結果、さらに相手に対して敵意を抱いて攻撃的になって、といった感じでどんどん人間関係が悪化していくのです。

異常が出ている場合は至急ストレス発散を

根本的な問題はストレスを生み出す対人恐怖症にあるのですが、上記のような異常が出ている場合は大至急ストレスを発散することが必要です。

普段から好きなことをやっていてストレス発散できているつもりでも、異常が出ているのであれば足りていない証拠ですから、もっとストレス発散のはけ口を増やしてください。

自分の好きなことを中心に考えて、動物的な行動に近いことをしていくと発散しやすいです。

どうしても発散方法が見つからない場合は、一緒に考えることもしていますのでご相談いただければと思います。

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