「頭ではわかっているのにできない」という言葉はよく聞きます。

冷静に考えれば「頭でわかっているならできるだろう」と思うのですが、いざやろうとしてもできません。

例えば、痩せたいと思ってダイエットを始めたとします。

頭では痩せたい、痩せたほうが絶対にいいとわかっている。

でも、ダイエットは続かずついつい食べてしまう。

こういった経験は誰しもあるのではないでしょうか。

○○ダイエットが流行っては廃れしてることからしても、頭ではわかっているけどできない人は多いのだと思います。

なぜ頭でわかっているはずのことができないのでしょうか?

頭でわかっているのにできないのは潜在意識の影響

頭ではわかっているのにできない。

「できない」という言葉を使っていますが、正確に言うと「やりたくない」です。

つまり、頭ではわかっているけどやりたくないということ。

痩せたいと言いながらも食事制限しない人はやりたくないからやっていない。

本音では「制限せず食べたい」と思っているわけです。

食べたいから食べる。だから痩せない。

では、痩せたいというのは嘘なのでしょうか?

いえ、そんなことはありません。

「痩せたい」と言っている人は間違いなく痩せたいと思っています。

「制限せず食べたい」と思っているのは自分でも気づけない潜在意識の話。

その潜在意識の「制限せず食べたい」という気持ちが、「痩せたい」という気持ちを上回っているから食べてしまうのです。

潜在意識とは?

潜在意識と言うと小難しく聞こえますが、これは一般的に使う無意識と同じ意味です。

人間は顕在意識と潜在意識の二つを持ち合わせており、顕在意識が今自分で意識してコントロールできること、潜在意識がコントロールしようとしてもできないこと。

顕在意識が3%、潜在意識が97%と言われてますので、人はほぼ無意識の中で日々生活をしていることになります。

歩くときに右足からか左足からかなんて意識しませんし、もっと言えば呼吸、さらに心臓を動かしたりするのも無意識で勝手にやっていることですよね。

人間の行動は巨大な潜在意識に支配されている。

だから、いくら意識しても潜在意識には勝てない。

「頭ではわかっているのにできない」という状態になってしまうのです。

どうすれば頭でわかっていることができるようになるのか

宿題をやったほうがいいと頭でわかっているのにゲームをしてしまう子供を例にご説明します。

初めてゲームをやってみたら面白かった。

またゲームをやったら面白くて何度もゲームをやるようになる。

一度やってみて嬉しい、楽しい、面白い、気持ちいいといった快の感情を感じたらまたやりたいと思うのは当然ですよね。

繰り返していくうちに「ゲームをしたい」と潜在意識で思うようになる。

すると、学校から帰ってきて宿題を先にやったほうがいいとわかっていてもゲームをしてしまうことになるわけです。

子供は宿題をやったほうがいいのは頭でわかっているので「宿題をやりなさい」と言ってもあまり効果はありません。

しかし、親に激怒されて恐怖を感じたとしたらどうでしょう?

怒られるのが嫌だから宿題をやり始めます。

潜在意識では「ゲームをしたい」と思っているのに、やったほうがいいと思っていた宿題ができるようになりました。

行動はメリットデメリットの天秤

先程の例で子供が宿題をやりだしたのは「親に怒られて嫌な思いをする」というデメリットを避けるためです。

「ゲームをすれば楽しめる」というメリットをデメリットが上回ったから行動が変わったんですよね。

つまり、潜在意識が感じているメリットを上回る何かがあれば、頭でわかっていることができるようになります。

ダイエットでも同じ。

痩せないと死んでしまうと言われた芸能人が劇的に痩せた話は有名ですよね。

「食欲が満たされる」というメリットを「食べ続けたら死ぬ」というデメリットが上回ったからダイエットが成功しました。

どちらもデメリットが上回る話でしたが、メリットが上回る形でも行動は変わります。

「ゲームをすれば楽しめる」というメリットを上回るメリットが勉強に感じられれば、怒られなくても勉強をするようになるでしょう。

メリットデメリットを調整すれば行動できる

頭でわかっていることをできるようにするために、まず潜在意識はどうしたいと思っているかに気付くことが大切です。

  • 大好きなスイーツをいっぱい食べたい
  • 時間を気にせずゲームをしたい
  • 何も考えず家でゴロゴロしたい

そして、それをやればどんな気持ちになるかを想像してみます。

美味しい、楽しい、心地いい、ラク、幸せ、満たされる…

でも、メリットばかりではありませんよね?

後悔、自己嫌悪、気だるさ、面倒くささ、焦り、不安…

やったことで感じるデメリットにも目を向けましょう。

その上で自分がやりたいこと、やったほうがいいと思っていることについて考えます。

こちらも潜在意識と同じくメリット、デメリット両方に目を向ける。

トータルでいいと思ったほうに天秤は傾き行動に移されます。

潜在意識に傾いてしまう場合は、潜在意識のデメリットを増やす、もしくは、顕在意識のメリットを増やすようにしましょう。

実際にやればご褒美がもらえるようにするのもメリットを増やすことになります。

頭の中で考えるだけでなく、書き出す、誰かに話すようにした方が効果は出やすいです。

頭でわかっているのにできないとお悩みの方は一度試してみてください。