「転職してもいつも職場で孤立してしまうので何とかしたい」といったご相談いただくことが多いので、まず孤立することをなぜ恐れるのかという点から孤立してしまった場合の対策までお伝えしていきたいと思います。

職場での孤立の代表的な事例として以下のようなケースがありますが、

  • ランチのときに誰からも誘われず一人で食事をとる
  • 飲み会のときに会話に入れず一人で黙々と飲む
  • みんなが雑談で盛り上がっているのに輪に入れず黙々と仕事をこなす

このような状態になるとすごく寂しい気持ちになったり、自分が惨めに感じたりしますので本当につらいですよね。私も保険会社在籍時にランチに誰からも誘われなかったり、同じチームの人が盛り上がってる話に入れなかったり、寂しい思いをしたことが多々ありました。

ですので、寂しい思いや惨めな思いをしたくないから孤立したくないという面はあると思います。

でも、実は孤立を恐れる理由はそれだけではなく、原始時代からの潜在意識による理由もあると言われているんですよね。

原始時代の人間は群れをなしてマンモスなどの大きな動物と戦いながら生活しており、群れから離れて一人になることが「死」を意味していたから孤立を恐れるというものです。

実際に原始時代の意識が今もなお残っているかどうかは定かではありませんが、「孤立=社会的死」と考えられている日本では「孤立=死」というイメージは誰もが少なからず持っているのではないでしょうか?

職場で孤立してしまった場合の対策

職場で孤立してしまっている状態から抜け出すというのは簡単ではありません。

いや、非常に難しいです。

ただ、いくつかの方法があり、どれかを目指して自分ができることを日々やっていけば必ず抜け出すことはできます。

その例として以下に4つの方法をお伝えしますので参考にしてみてください。

1.エキスパートになる

とにかく日々の仕事を頑張ってこなしてその分野のトップになる、エキスパートになることです。 仕事ができるようになってエキスパートになっていくと、それが自信となります。

また、周りから見る目も「あいつは違う」というものに変わりますので、仕事上での質問や相談などを中心に相手からかかわりを持とうとしてくれるようになっていきます。

2.話しやすい人一人だけと話していく

職場に最低でも一人か二人は、人が好くて孤立している人を気にかけてくれる人がいます。学生時代で言うと、グループに入れなかった子に声をかけて自分のグループに入れてあげるようなタイプですね。

そういう人は孤立している人を助けたいという気持ちを持っているので、話しかけて驚かれることはあっても嫌がられることはありません。

そういう人を見つけて、まずはその人とだけ話すようにしていきます。そうすると、ある程度は話せると思いますので、楽しそうに話している姿を職場の他の人たちに見せることができます。

それを継続的に繰り返していくことで周りのイメージが「意外と話す人」「意外と面白い人」等といったものに少しずつ変わって話しかけられやすくなります。もしかすると、話しやすい人が協力して他の人とも話しやすい状況を作ってくれるかもしれません。

マーケティングで言うランチャスターの弱者戦略のコミュニケーション版のような方法だと思っています。

3.仕事として割り切る

仕事だから、仕事さえやればいいんだという理由を集めることで、ドライな気持ちに徹して仲間入り、ふれあいを求める気持ちを消していきます。

職場での人間関係は最低限としてとにかく自分に与えられた目の前の仕事をこなすことだけに集中する。周りで楽しそうに雑談してようが、「生活をするためにお金が必要だから働いている。だから、仕事をこなして対価となるお金さえもらえればいいんだ。」といったことを毎日心の中で唱えて、その目的を果たすことだけに集中して日々を過ごします。

この方法をとる場合は必ず、その仕事で得た対価から自分にご褒美を買ってあげるようにしましょう。何か良いことがないと精神的な部分だけでは続けられないですからね。

4.今の会社を辞める

思いつかれる方は多いと思いますがこれは最終手段です。

とくに孤立している期間が長い人の場合は、周りから「孤立しているようなやつ」というレッテルを貼られてしまっているため、それを覆すのは相当難しくなっています。ですので、いっそのこと環境を変えてまだレッテルを貼られていないところでチャレンジしてみます。

ただし、それまでに、もしくは新しい職場に行ってからは、今までと違う行動をする自分にしないといけません。もし、それをしなければ、結局また元の木阿弥になってしまって転職を繰り返す羽目になってしまうので要注意。

以上、いくつかの方法を例として挙げましたが、今のあなたにできそうな方法があればお試しいただけると幸いです。