人見知り?初対面の人とは話せるのに2回目以降話せなくなる症状

人見知り?初対面の人とは話せるのに2回目以降話せなくなる症状

「初対面は大丈夫だけど2回目以降は緊張して会話ができない」と悩んでいる人は多いです。

初対面だけなら話せるのに、2回目、3回目と回を重ねるごとにだんだん話せなくなる。

2回目以降は会わないようにしたいと思っても、職場や学校、近所付き合い、子供の親同士のかかわりとなればそうはいきません。

ぎこちないまま仲良くなることもない苦しみを耐え続けるしかなくなってしまうのです。

初対面で緊張する「人見知り」と違い、2回目以降に緊張することから「二度見知り」と呼ばれています。

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初対面では話せるのに2回目以降話せなくなる「二度見知り」とは?

人見知りとの違い

二度見知りは初対面が大丈夫で二回目以降になると話せない。

人見知りは初対面で緊張して話せないけど、二回目以降でどんどん話せるようになっていく。

人見知りで悩んでいる人も多いですが、初対面だけ、徐々に緊張が緩和して関係が築けるのであれば二度見知りと比べてまだマシかと思います。

たとえ二度見知りであったとしても、人とのかかわりが初対面ばかりなら問題はないかもしれません。

しかし、ほとんどが学校や職場といった毎日顔を合わせるような環境で生活しています。

同じ人と何度も顔を合わせる機会が日常にあふれているため、二度見知りの人は苦労するのです。

人見知りを併発しているケースも

二度見知りだけでも苦労するのですが、さらに深刻なのが人見知りを併発している場合です。

初対面で緊張して話せず、二回目以降になるともっと緊張して話せなくなる。

人見知りで悩んでいる人は意外とこのパターンに当てはまるケースが多いような気がします。

人見知りかつ二度見知り。

当てはまる人はなるべく人とのかかわりを避け、一人で過ごすことが多くなってしまいます。

親子関係が上手くいっていなかったとか、過去にいじめられた経験があるとか、何かしら問題を抱えているのは間違いないでしょう。

二度見知りは対人恐怖症に見られる傾向

初対面や知らない人は平気だけど二回目から緊張する二度見知りは、対人恐怖症の「半知り」を恐れる感覚と似通っています。

臨床心理学領域においては、対人恐怖心性の高い人が「半知り」という対人状況を恐れるということがよく知られている。これは、初対面でもない、かといって家族や親友のような深い関係でもない、ちょうどその中間程度の間柄である人と接する時に不安や緊張を感じるという現象であり、この二度見知りという現象との類似点が多いと考えられる。

「二度見知り」はなぜ生じるか?、2018、日本心理学会大会発表論文集

一度話したから知らない人ではないけど親しくなったわけでもない。

中途半端な関係が形成されてしまうことでどう接していいかわからなくなる。

初対面や知らない人もしくは深い関係の家族や知人が大丈夫というのは、0か100かの両極端になりやすい対人恐怖症の傾向と一致します。

「二度見知り=対人恐怖症」とは言えませんが、二度見知りの人は対人恐怖症的な感覚を持っているのです。

2回、3回と会うにつれて話せなくなっていく原因

本当の自分がバレたら嫌われると思っている

2回目以降話せなくなる人は「本当の自分を知られたら嫌われるかも」という不安を抱えています。

初対面なら相手もそこまで踏み込んでこないし表面的な会話だけで成り立つ。本当の自分を知られないように演じることもできる。

「相手にどう思われたっていい」という感覚なので気楽に話せるんですよね。

それが2回目以降になると関係性ができてくることで踏み込んだ内容になりやすく、自己開示が避けられなくなっていくことに怖さを感じます。

本当の自分を隠しているから「バレたらどうしよう」と常にビクビク。緊張が解けず話せない状態になってしまうのです。

話題がなくなってしまう

初対面の人と話す内容はだいたい決まっています。話題があまりなかったとしても、質問攻めすれば間をつなぐことだってできますよね。

しかし、2回目となるとすでに話したことは話せないし、同じ質問をするわけにもいかない。

会えば会うほど話題がなくなってしまうのです。

普段から事務連絡や情報交換のような会話しかしていない人は、質問がなくなった時点で話せなくなります。

自分に興味がないことで他人にも興味が持てない。他人に興味を持ってもらいたい気持ちは強いのに、本当の自分を知られたくないアンビバレントな状態が話題をなくす原因になっています。

相手に合わせるコミュニケーションを取っている

初対面であれば相手のことを知らないので合わせようにも合わせられず気を遣う度合いは低い。

しかし、2回、3回と会う毎に相手のことを知っていくので、相手に合わせられるようになっていきます。

「こういうことが好きなんだな」「こういうことは嫌いなんだな」 相手のことを知れば知るほど合わせてしまうから気を遣う度合いがどんどん高まっていく。

話したいことがあっても相手が興味を持ちそうになければ話さないようにしたり、たいして興味もないのに相手の好きなことについて自分から話を振ってみたり…

気を遣って相手に合わせれば合わせるほど話しづらくなっていくのです。

二度見知りの人が困りやすいシチュエーション

コミュニティへの参加

二度見知りの人は学校や職場、保護者同士の集まり等、何かしらのコミュニティで困ります。

関係が継続するから最初話せるだけではダメですよね。

何度も顔を合わせるのに一向に仲良くなれず、どんどん話せなくなっていく。

周りもどう接していいかわからなくなり、何かのキッカケで話しても気まずい雰囲気になります。

恋愛・婚活

二度見知りの人はお見合いやコンパ等、初対面ではある程度話せて良い感じ。

なのに、2回目になった途端話すことがなくて気まずい雰囲気に。

最初の印象が良かった人ほど落差が出て相手にお断りされるかフェードアウト。

相手が誘ってくれても話せないのがわかっているから避けてしまう。

やっとの思いで交際できても続かないケースが多いです。

美容院

美容院は髪を切ったり染めたりするだけでなく、退屈しないように会話もしてくれます。

同じ美容師さんを指名し続けて仲良くなっていく人は多いですよね。

しかし、二度見知りの人にとっては苦痛でしかありません。

話しかけないで欲しいと思いつつ、まったく話しかけられないのも気まずい。

どうにもできず美容室を転々とすることになってしまうのです。

初対面と2回目のギャップが話しづらさにつながっている

初対面で話せるからこそプレッシャーがかかる

初対面で話さなかった人が2回目会ったときに話さなくても違和感はありませんが、初対面で話せる人は2回目も話せる前提で見られるから話せないと違和感が出てきます。

初対面で親しげに話していた人が2回目会ったときによそよそしくなっていたら不思議ですよね。相手は距離を置かれた、嫌われているのかなと思うかもしれません。

自分としても初対面のときにいい感じで話せたら2回目も同じくらい話せないとと思ってしまう。

「相手の期待を裏切ってはいけない」とプレッシャーを感じて話せなくなるのです。

意識すればするほど変な緊張感が生まれてぎこちなくなり、話しかけてもらっても一言返すのが精いっぱいの状態になることもあります。

親しみがないことで温度差が生じる

初対面のときに大学が同じとか、趣味が同じとか、何か共通点が見つかって親近感が湧くのはイメージしやすいと思います。

では、共通点がとくに見つからなかった場合はどうでしょう?

親近感を抱かないと思うかもしれませんが、実は初対面の段階で同じ空間にいて同じ経験をしたという共通点ができています。

つまり、一度会っただけで多少なり親しみを持つわけです。

相手は初回より親近感を抱いて接してくるのに対し、自分は話せるかどうかの不安に苛まれている。

初対面と2回目のコミュニケーションにおける温度差が話しづらさにつながっているのです。

初対面だけでなく2回目以降も話せるようになるために

初対面での偽りを減らす

誰しも初対面の人に対しては気を遣いやすく、自分をよく見せようとする意識が働きやすいもの。

しかし、2回目以降話せなくなる人はそれを極端にしてしまっているところがあります。

2回目以降でも普通に話せるようになるためには初対面で自分を偽る度合いを下げていくことが必要です。

まずは初対面の人と話しているときの状態を身体の感覚も含めて振り返ってみてください。

普通に話せているはずの初対面でも意外と緊張感があったり、何か漠然とした不安があったり…

明るくて常に笑顔、面白い返しをする、話に対する反応がすごくいい等、無理して偽っていることはなるべく減らしましょう。

初対面で自分を偽るところが減れば減るほど、二回目以降とのギャップがなくなって話しやすくなります。

一言でいいから感想を話す

二度見知りの人は2回目以降に関係を縮める会話ができていません。

別に何でもいいのですが、相手と共有していることに対して自分がどう感じているか伝えてみましょう。

職場であれば仕事が忙しかったときに「今日は大変でしたね」と言う。

食事の席で料理が美味しいと思ったら「これ、美味しいですね」と言ってみる。

お店の雰囲気が良いなと思ったなら「良い感じのお店ですね」と言うとかですね。

相手も何か感じていることがありますし、相手が感想を言わなくても感覚の共有によって親近感が生まれます。

ただ、自分が本当に感じていないことを言うと感覚の共有ができないので注意してください。

「自分が話したい」という感覚を養う

相手に合わせてばかりで自分が話したいことを話さない状態が続くと「別に話さなくてもいいかな」と思うことが増えていきます。

  • 電車が遅延した影響で遅刻しそうになって焦ったこと
  • 最近寒くて朝布団から出たくないと思うようになってきたこと
  • 夜遅くまで夢中になって動画を見ていたせいで眠いこと
  • イヤホンを買い替えようか迷っていること
  • 仕事が忙しくて疲れたと思うこと

日常的にたいていの人が思ったり、考えたりしそうなことをいくつか挙げてみましたが、こういった些細なことが話のきっかけやネタになっています。

まず日々の生活を振り返って自分が思ったことや考えたことを書き出してみてください。

繰り返していくうちに二回目以降に会う人とでも話題が見つかりやすい状態になっていきます。

相手目線で客観視する

最初は話しかけてもらえたのに途中から話しかけてもらえなくなった経験はありませんか?

嫌われたと思いがちですが、実は別の理由であることがほとんどです。

自分の話ばかりして退屈させたくない、嫌な思いをさせたくない、迷惑を掛けたくないと気遣っているつもりが逆に関係の構築を妨げています。

「相手の目線で見たときに自分の態度はどう映っているのか」を想像してみてください。

避けられているように見えるとか、自分に興味がなさそうに見えるとか、気付いたところは改善していきましょう。

カウンセリングで自己肯定感を高める

本当の自分を知られたら嫌われると思っている状態では人との関係を深めることができません。

自己肯定感を高めてある程度自分をさらけ出してもいいと思えるようになることが必要です。

まずカウンセリングでは今悩んでおられることについて詳しくお話しください。

カウンセラーのサポートを受けながら話せる範囲で自分のことを話していく中で自己肯定感は高まっていきます。

みんなとは違う趣味、楽しめなかった学生時代、充実していないと思うプライベート等、今まで隠してきたことを話してみると意外と大したことがないのではと思えてくることは多いです。

自分のことを極端に悪く見ている人がほとんどですので、良い部分にも目が向きやすい状態にしていきます。

二回目以降の会話が上手くいかず人との関係を深められない状態でお悩みでしたらご相談ください。

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