
生きていく上で人とのかかわりが避けられない以上、対人恐怖症になると深刻な悩みを抱えることになります。
みんなと同じように人と普通にかかわることができないのはつらいですよね。
対人恐怖症を専門に積み重ねてきたノウハウで克服へとサポートいたします。
対人恐怖症で悩み苦しむ日々はもう終わりにしましょう。
対人恐怖症とは?
対人恐怖症は、対人場面で強い不安や緊張を抱くため、人とのかかわりを恐れて避けようとする神経症です。
最近は「社交不安障害」と呼ばれることが増えてきています。
引きこもりのイメージを持たれがちですが、一般的な社会生活を送っている人がほとんど。
ただ、人とのかかわりを避ける、避けなかったとしても本当の自分を隠すから関係を深めて仲良くなることができません。
結果として学校や職場といった継続的な関係が続くコミュニティで支障をきたします。
人が怖いのではなく、人に嫌われること、拒絶されること、変に思われることが怖いのです。
対人恐怖症チェックリスト
下記の内容に当てはまる数が多ければ多いほど、対人恐怖症の度合いが高い可能性があります。
- 些細なことが気になりやすく人にどう思われるかばかり考えている
- とくに同年代の人とかかわるのが苦手
- 人とかかわる場面をとにかく避けようとする
- つながりのある人から嫌われることに恐怖を感じる
- 昔から物事の悪い面ばかり見るクセがある
- 自分の方を見て話をしている人は自分の悪口を言っていると思う
- 自分以外は仲良しで自分だけが孤立していると思う
- 会議、朝礼など人前で話すとき異常に緊張してしまう
- いつも誰かに見られている感じがする
- 怒られることや否定されることに強い恐怖を感じる
- 答えがない雑談のような会話ができない
- 誰かに自分の話を聞かれていると思うと異常に緊張する
- 「0か100か」といった極端な考え方をする
- 受け身で自分から話しかけることができない
- 悩み事があっても相談せず自分で解決してきた
- 怒りや悲しみなどマイナスの感情は出さずに抑え込む
- 過干渉(過保護)もしくは高圧的な親に育てられた
- 「何を考えているかわからない」と言われたことがある
- 三人以上の複数になると急に話せなくなる
- 会話が続かず沈黙の時間ができることが怖い
- 学校や職場で続く中途半端な関係が苦手
- 人と会ったあとに一人反省会をして悩み続ける
- 失敗して恥をかくことが怖くて仕方ない
- 「自分がどうしたいか」ではなく「どうすべきか」で動くことばかり
- 見下されることや馬鹿にされることは絶対に避けたい
対人恐怖症のメカニズムと克服
対人恐怖症をなくそうとする意識が生み出す悪循環
- 学校や職場でみんなが楽しそうにしている中で自分だけ打ち解けられない
- 話しかけてもらっても会話が続かず沈黙で気まずい雰囲気にしてしまう
- 相手の反応を見ては「変に思われたんじゃないか」と不安で仕方なくなる
- 周りの人たちに見られている気がして悪口を言われているのではと思ってしまう
- 他人に怒られたり嫌われたりすることを恐れて常にビクビクしている
- 自分が他人に迷惑を掛けているとしか思えず罪悪感に苛まれている
何かしら対人恐怖症の症状が出てくることによって、今までのように人と普通にかかわることができなくなります。
そして、自分がおかしい状態になっていることを悟られないために普通を装ったり、人とのかかわりを避けたりする。
「対人恐怖症さえなければ普通に人とかかわれるのに」と思ってなくそうとしますが、なくそうとすればするほど囚われて克服できない状態になるのです。
今までカウンセリングで対人恐怖症を克服された方々も最初は全員この悪循環に陥っていました。
対人恐怖症は根本にある問題を解決すれば克服できる
対人恐怖症を生み出す本当の問題は以下のようなところにあり、今の悩みは単に表面化したものに過ぎません。
- 親子関係や学校の人間関係等によって形成された固定観念
- 自己肯定感を下げ続ける自己否定の習慣
- 自分の気持ちを蔑ろにする他人基準
- 「この症状さえなければ…」と希望的観測を抱く幼児的万能感
- 回避を繰り返してきたことで強化されている人間不信
- 「自分がわからない」アイデンティティ(自我)の曖昧さ
カウンセリングでは、根っこにある本当の問題を解決していくから対人恐怖症を克服できるのです。
まずは対人恐怖症を生み出す本当の問題に気付けるようにすること、そして、その問題を解決できるように専門のカウンセリングでサポートしています。
対人恐怖症専門カウンセリングの特徴
対人恐怖症を克服したカウンセラーが対応
カウンセリングを担当させていただく公認心理師の西橋康介です。
私自身、中学3年から社会人5年目までの11年間、対人恐怖症で苦しんだ経験があります。
とくに高校時代がひどく、周りの目が気になりすぎて自動販売機でジュース1本買えない状態でした。
「経験者だから対人恐怖症のつらさを理解してもらえる」と言っていただくことはありますが、それだけでなく年間1000件以上のカウンセリング対応、過去におこなっていた現地同行の経験等が理解につながっているのではないかと感じています。
実践しやすい具体的なアプローチ
対人恐怖症を生み出す根本的な原因に気付いていただき、思考、感情、感覚の3つの観点から適切な働きかけをしていきます。
一般のカウンセリングのように話をお聴きするだけでなく、対人恐怖症克服に役立つ知識の提供や「今何をすればいいか」まで落とし込んだアドバイスをおこなうのが特徴です。
問題解決能力の向上は対人恐怖症の克服だけでなく再発防止にもつながるため、コミュニケーションや生活習慣、勉強や仕事等で直面している問題の解決を重視しています。
カウンセリングとカウンセリングの間でご提案した内容に取り組みながら進めていくので、音声だけのZoomや電話で対面と同等の効果を出すことができるようになっています。
対人恐怖症を専門に積み上げてきた実績
多くの方々にご指導いただきながら、対人恐怖症の研究と臨床経験を積み重ねてきました。
開業当初は月に数件だったのが、年間1000件を超えるカウンセリングをおこなう状態となり、現在までの臨床実績は延べ8000件以上(2022年末時点)。
対人恐怖症の克服事例をもとにお伝えできるアドバイスが数多くあります。
対人恐怖症の克服とカウンセリング
対人恐怖症は自力での克服が非常に難しい
対人恐怖症を自力で克服しようと頑張る人は多いです。
今はインターネットや本で情報を得ようと思えばいくらでも得られますし、対人恐怖症の克服に効果的な方法を知ることは難しくありませんからね。
このサイトで私が執筆している記事を読むだけでも対人恐怖症を克服するために必要な情報は網羅できるでしょう。
しかし、情報を得たところで「頭ではわかっているけどできない」状態になりやすく、今の自分の状態で何をすればいいのかまではよくわからない。
そもそも対人恐怖症になると「今の悩み(症状)をなくすこと=対人恐怖症の克服」という認識になってしまうため、自分だけで対人恐怖症の克服につながることをやっていくのが非常に難しいところがあります。
もし、対人恐怖症の克服につながることができたとしても、本当にこれでいいのかと不安になってやめてしまい、せっかくの努力を無駄にしてしまうケースが少なくありません。
カウンセリングを受けていただくことで、対人恐怖症を克服できる方向に軌道修正し、克服につながる行動を継続していくことができます。
対人恐怖症の克服を早める手段としてのカウンセリング
対人恐怖症は年齢を重ねれば治ると思うかもしれませんが、治るキッカケとなる人とのかかわりを避けてしまう、症状に囚われてしまうといった問題があることから可能性は低いです。
実際、高校時代に発症して時間薬で置いておいた結果、治らないまま50代まで悩み続けていたということがあります。
今のままで過ごす10年と、対人恐怖症を克服してから過ごす10年を想像してみてください。
対人恐怖症で悩んでいる状態でなければ、友達を作って楽しく遊んだり、同僚との会話を楽しんだり、恋人と一緒に幸せな時間を共有したり…自分のやりたいことをやって人生を楽しめるはずなのに、対人恐怖症であるがゆえその全てを失い続けることになるのです。
長い期間悩んできた方はもうすでに実感しておられるのではないでしょうか。
対人恐怖症で悩んでいる期間が長かった人ほど「もっと早くカウンセリングを受けておけばよかった…」と言われます。
日々の苦痛から解放されたい、自分のやりたいことをやって楽しみたいと思っておられるのであれば、なるべく早い段階でご相談ください。
対人恐怖症専門カウンセリングのメニュー・料金
対面カウンセリング
60分 … 11,000円(税込)
90分 … 14,300円(税込)
カウンセリングオフィス「大阪市北区天神橋2-3-10 サンハイム南森町405」までお越しいただく形になります。
オンラインカウンセリング
60分 … 11,000円(税込)
電話、Skype、Zoomのいずれかをお選びいただけます。映像なしで受けていただくことも可能です。
■時間延長 … 10分毎1,100円(税込)
■キャンセル料 … 当日連絡のみ3,300円(税込)、前日までにご連絡いただければかかりません。無断キャンセルにつきましてはカウンセリング料金全額を請求いたします。
カウンセリングの予約方法
- 予約フォームに必要事項を入力して送信
- メールにて予約日時の調整
- 料金のお支払(対面の場合は現地にて現金払、オンラインの場合は銀行振込)
- 予約日時にカウンセリングを受ける
※オンラインの連絡先およびお振込先は予約確定時のメールでお知らせします。
カウンセリング対応時間 … 10:00~22:00(月曜定休、土・日・祝日は予約可)
お申込みの際によくいただくご質問
私の症状でも本当に克服できるのでしょうか?
カウンセリングを受けようかと考えたときに、自分の症状でも本当に効果が出るのかどうか、克服できるのかどうかという不安は感じて当然だと思います。
対人恐怖症を専門にカウンセリングをおこなってきた中で、視線恐怖症、表情恐怖症、雑談恐怖症、醜形恐怖症、自己臭恐怖症など様々な症状に対応してきましたが、ほぼ全員「本当に克服できるのか」と不安を抱えながらカウンセリングを受けておられました。
30年以上悩んでいる症状の方でも、何をしても克服できなかった症状の方でも、HSPや発達障害、アダルトチルドレンを抱えている方でも、しっかりとお話をお聴きした上でその方に最適なプランを一緒に考えて、回を重ねるごとに軌道修正しながら対人恐怖症を克服できるまでサポートさせていただいた実績があります。
「もう対人恐怖症は克服できないのでは」と諦めかけている方も一度ご相談ください。
どのくらいのペースでどのくらいの期間カウンセリングを受ければ克服できますか?
カウンセリングを受けていただくペースは月1回か2回の方が多いです。
1ヶ月以上の間隔を空けると効果が薄くなってしまうので、なるべく1ヶ月以内に受けていただくことをお勧めします。
最短での克服をご希望の場合は、週1回のペースから始めて何をすればいいか自分で考えられる状態になってから少しずつ間隔を広げていく形が理想的です。
カウンセリングの期間は3ヶ月、6ヶ月…1年以上かかるケースもあり、人によって様々。
可能な限り短期間、少ない回数で克服することを目標としてカウンセリングをおこなっております。
継続を前提としてカウンセリングを受けるのはハードルが高いため、まずは一度アドバイスをもらうために受けてみて、良かったら継続を検討するくらいでお考えください。
こちらから継続を強要することはございません。
初めて受けてみようと思うのですが「カウンセリング」というのは具体的に何をするのでしょうか?
実際におこなうのはカウンセラーとの会話です。
対面の場合は大阪にあるカウンセリングルームで、オンラインの場合は電話、Skype、Zoomのいずれかで会話をします。
話していただく内容は普段話せない症状のことや今悩んでいること、聞いて欲しいこと…何でもかまいません。
思いついたことを話していただくとカウンセラーがしっかりとお聴きしながら応答していきます。
質問に対しては答えられる範囲で答えていただければ大丈夫です。
カウンセラーが求めていることを話そうとしてしまうと思いますが、なるべく自分が話したいこと、聞いてほしいこと、聞きたいことを話してください。
初回は情報が少ないため話をお聴きすることが中心になりますが、一緒に考えながら克服につながる具体的なアドバイスをおこないます。
カウンセラーに説教されたり、怒られたりされたりするのではと恐れる方もおられますが、そういった対応は克服につながらないため一切おこなっておりません。ご安心ください。
対人恐怖症で苦しむ方への思い
楽しそうな同級生に嫉妬しながら耐え続けた孤独感、聞こえるように悪口を言われても我慢するしかなかったつらさ、必死に考えて話したのに「お前、おもんないねん。もうしゃべるな」と言われたときの悲しみ、結婚式で手足が異常に震えてみんなに笑われたときの恥ずかしさ…
友達が0人だったことも、彼女ができなかったことも、暗いとしか言われなかったことも、今では「そんなこともあったな」と思うくらいですが、当時はつらくて苦しくて死にたい気持ちしかなかったのを覚えています。
「もう克服できないんじゃないか」と諦めかけておられるかもしれませんが、克服したいという気持ちを持ってカウンセリングを受けていただければ克服していくことはできます。
私と一緒に対人恐怖症を克服していきましょう。