「もう行かない」と誓っても、気づけばまた風俗を利用し、後悔と自己嫌悪に苛まれていませんか?
風俗通いをやめたいと思ってもやめられないのは意志が弱いわけではなく、風俗依存症に該当する状態になっているのかもしれません。
風俗依存症の根底にあるのは今まで目を背けてきた心理的な苦痛からの逃避です。このまま放置すれば、離婚、借金、性病感染など深刻なリスクを招くことになります。
本記事では風俗に依存せざるを得ない根本的な原因を徹底的に解説し、風俗通いのない人生を取り戻すための「6つの克服ステップ」を具体的にご紹介します。
風俗通いがやめられないあなたへ:その悩みは「風俗依存症」のサインかもしれません
風俗依存症とは?「やめたいのにやめられない」状態の定義
「風俗依存症」は正式な診断名ではなく、「性依存症」に分類されるものです。
まるで中毒のように風俗通いする人をイメージされるかもしれませんが、実際は月1、2回くらいで利用している人が多く、頻繁ではないけどやめられずに困っているというケースがほとんど。
頻度や金額の問題ではなく風俗通いをやめたいのにやめられない時点で風俗依存症に該当します。
人が「依存」する対象は様々ですが、代表的なものに、アルコール・薬物・ギャンブル等があります。
このような特定の物質や行為・過程に対して、やめたくても、やめられないほどほどにできない状態をいわゆる依存症といいます。
風俗に行った後は罪悪感と自己嫌悪で苦しむのに、時間が経つと風俗に行かずにいられなくなってしまう。
風俗が欠かせないものになっているからやめたくてもやめられないのです。
エッチなことが大好きで風俗を楽しんでいる状態と風俗依存症は明らかに違います。
あなたは大丈夫?風俗依存症の簡単なセルフチェックリスト
以下のような特徴が見られる人ほど風俗依存症になりやすい傾向があります。
- ストレスを発散できる趣味がない
- 自分の気持ちを話すことが少なく説明口調
- 受身で自分から行動を起こすことが少ない
- 波風を立てないように本音を抑え込んで我慢する
- 女性を性的に見る度合いが高い
- 気持ちの切り替えがやたら早い、逆にものすごく引きずる
- 自分の感情や欲求、ストレスに鈍感
- 問題があっても表面化していなければ放置する
- 「どっちでもいい」が多く家族や友人任せ
- 自分の思い通りにならないとイライラして態度に出る
- 失言で妻を怒らせてしまう
- 面倒くさがりで期限ギリギリまで動かない
- コツコツが苦手で一気にやるか全くやらないか
- 目標や目的を持たずその場その場の気分で動く
モテない男が風俗嬢に入れ込んで借金まみれになるという単純なものではなく、普通に恋愛経験があって結婚している人でも風俗依存症になっています。
表面的な対処法だけでは風俗通いを止められない理由
現金やカードを持ち歩かないようにすればすぐに風俗を利用できない状態になります。
ムラムラしたときに自慰行為をすれば一旦風俗に行きたい気持ちは収まるでしょう。
こういった対処法は一定期間効果的で風俗通いを止めてくれます。
でも、背景にある根本的な原因が解決されていないままであれば、時間の経過と共に風俗に行きたい気持ちがムクムクと湧き上がり、気付いたら対処法をやめて風俗に行くことになってしまうんですよね。
対処法というのは自分の意思でやっていることであるため、風俗に行かずにいられないほどの状態になれば飛んでしまいます。
意思の力だけで風俗に行きたい衝動に抗うことはできません。
風俗依存症を克服するためには、風俗を利用してしまう根本的な問題に気付き、解消していくことが必要なのです。
風俗依存症(性依存症)の「真の原因」は性欲ではない
一般的に風俗は性的欲求を満たすため、快感を得るために行くイメージを持っている人がほとんどだと思います。
たしかにそういう面はあるのですが、それは風俗に行く本当の理由ではないのです。
風俗は「苦痛から逃れる手段」になっている
風俗への依存は、性的な快感を得ることが目的だと思われがちですが、心理学的な観点からは「苦痛やストレスから逃れるための手段」として機能しているケースが少なくありません。
日々の仕事や人間関係で抱える慢性的なストレス、あるいは満たされない孤独感や不安感といった精神的な苦痛が背景にあります。
ストレスが溜まるとアダルトコンテンツで自慰行為をする習慣があり、それが職場での誘いや興味から風俗利用につながる。
一度風俗を利用して強い快感や非日常的な特別扱いを体験すると、脳がその体験を「苦痛を一瞬忘れさせてくれる効果的な方法」として記憶します。
このため、ストレスや苦痛を感じるたびに、それを解消するために風俗を利用する行動が強化されます。風俗は一時的な現実逃避の場となり、利用する本人も気づかないうちに「苦痛に直面しないための唯一の手段」として依存せざるを得ない状況に陥ってしまうのです。
風俗依存症の人が抱えているのは、風俗に依存しなければ乗り越えられないほどの根深いしんどさやつらさであると言えます。
満たされない「自尊心」と女性との関係性の問題
女性と性的な関係を持てること、自分だけ特別扱いしてもらえていると思うことは自尊心を高めてくれるため、自尊心が低いことも風俗依存症の原因となります。
男性社会(ホモソーシャル)において女性と性的関係を持てることは一種のステータス。
女性から特別扱いを受けるのは自分にそれだけの価値があるという錯覚を起こすのにうってつけです。
お金を払うだけで手軽に自尊心を満たせる手段として風俗は最適な選択肢となっています。
女性にモテなくて付き合った人数が少ない人は、自尊心が低くなりやすいものの絶対に低いとは言い切れません。
逆に、学生時代から普通に恋愛経験があって結婚していたとしても自尊心が低い人はいます。
なぜ風俗依存症になってしまうのか?風俗に依存してしまう原因と背景にある深層心理についてお伝えしています。
依存が引き起こす深刻な実態:あなたはどの状態に当てはまりますか?
妻(パートナー)にバレてもやめられない現実と最悪の結末
風俗通いが妻にバレて夫婦関係がこじれてからのご相談が一番多いです。
一人の時間ができたとき、友達や職場の同僚に誘われたとき、出張に行ったとき等、風俗を利用するシチュエーションは人によって違います。
いつもと違う態度で勘付いた妻が証拠を発見、嘘でごまかそうとするも問い詰められて風俗通いを認めざるを得ない状況に。妻に性病を移して発覚するケースもありますね。
妻に激怒されて「もう絶対にいかない」と誓ったはずが、時間が経つと「バレなきゃ大丈夫だ」と考えてまた風俗を利用してしまう。
行動を監視されお小遣いも制限、誓約書を書かされ、妻の実家に頭を下げに行ってもやめられない。
風俗通いがバレて一度は許してもらえたものの、二度三度重ねて別居、離婚に至るケースは少なくありません。
風俗通いがバレて妻からやめないと離婚するとまで言われても、泣き崩れられても、激怒されてもまた風俗に行ってしまう。なぜバレてもまた風俗に通ってしまうのでしょうか?
「借金」という一線を越え、生活基盤を破壊するエスカレートの怖さ
風俗依存症になるとお金がなくても風俗を利用せずいられなくなります。
最初は余ったお金だけ使っていたのが、手を出してはいけないはずの生活費まで削るようになってしまう。
貯金は使わないと決めていたのに気付けば手を出していた。
「ちょっとくらいなら」という気持ちが少しずつ一線を越えさせていく。
借金だけは絶対にしないと思っていたはずが、いつの間にか何百万の借金を抱えてしまうといった最悪の事態に至ることも。
気付かないうちにエスカレートしていくところも風俗依存症の怖さです。
風俗嬢への「色恋営業」と「本気の恋愛感情」の混同
風俗は好みの女性が至れり尽くせりのサービスで心も体も満たしてくれる場です。
面倒くさいことを言われることもなく、自分の思い通りになるから一緒にいて心地がいい。
「こんな子と付き合えたら…」と思うのも無理はないでしょう。
純粋で性格が良さそうな子もいれば、お客さんに恋をさせる『色恋営業』というテクニックを駆使してくる子もいます。
「○○さんだけ」と特別感を演出したり、「付き合うのは風俗を辞めてから」と期待させたり…
いつも頭の中は風俗嬢のことばかりで風俗依存症から抜け出せないのです。
風俗嬢と付き合いたい、どうすれば関係を進展させられるか知りたい、相手の気持ちを知りたい、好きな風俗嬢のことを忘れたい等と思っておられる方は参考にしてください。
風俗依存症を克服するために必要な「根本的な問題への取り組み」
1. 依存のトリガーを断つ:風俗通いのリスクを具体化する
風俗を利用すればお金がかかる、妻にバレたら大変なことになる、性病にかかるかもしれない…
風俗は快感や癒しを与えてくれる反面、当然ながらリスクがあります。
リスクを全く知らずに風俗通いをしている人はほとんどいないと思いますが、ただ漠然としていて具体的なものにはなっていません。
- 月々、年間どれだけの金額を風俗に使っているのか
- 妻にバレたら今の生活はどうなってしまうのか
- 性病にかかることでどういう問題が起こるのか
上記のような風俗通いのリスクをインターネットで調べたりしながら書き出してみてください。
具体化してリスクの大きさを実感できるようになれば、風俗を利用することへの抵抗を感じやすくなります。
2. 依存から自立へ:「もし風俗に行かなかったら」の新しい行動計画
風俗依存症の人はお金と時間の使い方が下手になっています。
本来なら趣味や勉強、彼女、家族に使うはずのお金や時間を風俗に使っているのです。
食費を極限まで減らして風俗に使うお金を捻出している人もいたりします。
時間ができればスマホで風俗店のサイトを見続ける人はかなり多いですね。
もし風俗に行かなかったらお金と時間を何に使いたいのか?
そもそも自分は何がしたいのか、自分にとって何が大切なのかまで掘り下げた上で考えてみてください。
3. 再発を防ぐための戦略:トリガー回避と代替行動のリストアップ
ふと時間が空いたときに風俗のことを考えてしまうのは、風俗の重要度が高くなっているからです。
極端な話、風俗が唯一の楽しみだとしたら絶対にやめられませんよね。
仕事が忙しい時期に風俗通いが止まっていたという話はよく聞きますが、これは仕事の重要度が風俗を上回ったことによるものです。
ゲーム、漫画、映画、カフェ巡り、食べ歩き、ゴルフ、サッカー、筋トレ、ウォーキング、ドライブ、サイクリング、お寺巡り、英会話…
風俗以外で重要度が高いことを探してみてください。
何か一つで風俗を上回るのは難しいため、重要度が高いことを複数持てるようにしていくことが必要です。
4. 依存の反対「自立」を促す:小さな自発的な行動を増やす
依存の反対は自立です。
自立につながることを増やせば増やすほど風俗依存症から抜け出していきます。
- いつもダラダラしてしまう休日の過ごし方を変えてみる
- 伝えたほうがいいことは聞かれる前に自分から話す
- 親や妻に任せているけど自分がやったほうがいいと思うことはやる
- 自分から誘って友達と会う
- やったほうがいいと思っていることを期限が来る前にやる
自分で決めて自分でやることが増えれば自分をコントロールする力が高まり、風俗に行きたい気持ちもコントロールしやすくなるという原理です。
些細なことでも大丈夫ですので、今の自分が少し頑張ればできそうなことを目安に取り組んでみてください。
5. 現実世界での関わりを見直す:女性(パートナー)との良好な関係構築
妻(彼女)に言いたいことが言えない、普段のコミュニケーションや性生活に不満を抱えている。
彼女が欲しいのに女性と一切話していない。
女性との関わりにおいてこういった問題を抱えているから、お金さえ払えば至れり尽くせりのサービスをしてくれる風俗にハマるのです。
カウンセリングでは女性の心理を具体的にお伝えし、一緒に考えながら女性との良好な関係構築をサポートしております。
パートナーとの関係であればお二人でカウンセリングを受けていただいて改善していくことも可能です。
6. 自分の気持ちと向き合う:「目を背けている問題」に気付く
風俗依存症の人は「性欲が強いから」「意思が弱いから」といった短絡的な理由で風俗通いがやめられないと思っています。
だから、性欲を抑えよう、意思をもっと強く持とうと解決にならないことを繰り返してまた風俗に通ってしまうのです。
「目を背けている問題は何なのか?」
答えはここにあります。
夫婦関係が上手くいっておらずセックスレス。どう切り出せばいいかもわからず放置しているけど寂しさは募るばかり。でも、風俗に行けば寂しい気持ちが紛れる。
これといった趣味もない。毎日同じことの繰り返しで楽しみもとくにない。家族のために会社のために頑張ってるけど嫌なことばかり。でも、風俗に行けば非日常で嫌なことを忘れられる。
女性と付き合いたいけど自分なんて相手にされないだろうし、何を話していいかもわからない。好きになるけど告白なんて絶対にできない。でも、風俗ならお金さえ払えばこんな自分でも受け入れてくれる。
わかりやすい例を挙げてみましたが、あなたの場合はどうでしょうか?
「なぜ風俗通いがやめられないのか」を自分に問いかけてみてください。
「否認の病」と呼ばれる依存症の克服には専門的なサポートが不可欠
自力で問題を特定できない理由とカウンセリングの役割
ただ、風俗依存症には無意識に目を背ける否認があるため、なかなか問題を自覚できません。
風俗依存症に当てはまるのに「自分は風俗依存症じゃない、やめようと思えばやめられる」と認めないのが典型的な否認です。
親子関係に問題はなく夫婦関係は円満、仕事にも不満はない。
向き合っても都合の悪いことから目を背けるので、何も問題がないように見えてしまう。
だから、問題を自覚するためにカウンセリングを受けることが必要なのです。
カウンセリングで成育歴や現在の人間関係、生活習慣等をお話しいただければ、どこに問題があって何から目を背けているかがわかってきます。
カウンセリングで実現できること:風俗通いのない人生を取り戻すために
そして、どうすれば問題を解決できるかを一緒に考えながら、専門的なアドバイスをもとに実践していく。
感情、思考、脳の働き、それぞれの観点から今の自分にできることを少しずつ積み重ねます。
人間関係の問題は相手もあることなので一筋縄にはいきませんが、諦めずに取り組みを継続した人は改善できています。
風俗通いは本当の問題をごまかすための隠れ蓑にすぎません。
終わった後の何とも言えないむなしさがその証拠です。
夫婦関係、仕事、恋愛、職場の人間関係、親子関係など、目を背けている問題は人によってさまざまですが、カウンセリングを受けて自分自身と向き合い行動していくことによって風俗依存症は克服できます。
風俗通いをやめたいと本気でお考えでしたらカウンセリングにお申込みください。







