夫の財布からデリヘルのポイントカードが出てきた。たまたま夫のスマートフォンをのぞいたら風俗嬢とのLINE(メール)を見つけた。
何かしらのキッカケで夫の風俗通いを知り、感情がぐちゃぐちゃになって夜も眠れない日々を過ごしている方は少なくありません。
裏切られた悲しみ、風俗を利用する夫への嫌悪感、どうしようもない怒り。夫を責めて反省させたとしても消えない不安。
このまま夫婦関係を続けるか、別居か離婚か…再構築を決めてからも気持ちは揺れ動く。
子供にとってはいい父親なのに、なぜそんなことをしてしまうのか、本当にもう行かないのか、私が許せば丸く収まるのか…
「もう風俗には行かない」と言う夫を信じたい一方、今まで騙されていたことから信じたくても信じられない。
夫の風俗通い発覚による妻の心理状態、夫が風俗通いをした理由、傷付いた心をケアする方法、風俗通いをやめさせて夫婦関係を再構築していく方法についてお伝えしていきます。
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夫の風俗通い発覚後に気持ちの整理がつかなくなる5つの要因
突然降りかかってきた夫の裏切り行為は今までの関係性を破壊し、地の底に叩き落されたような感覚にさせられます。
普段通りの生活を心がけていても突然フラッシュバックが起こって涙が止まらなくなる。夫を責めずにいられなくなる。
どれだけ向き合っても気持ちの整理がつかず、苦しみが深まっていくのは下記のようなことが影響しているからです。
夫に対する強烈な嫌悪感と喪失感
夫が自分以外の女性と触れ合い、性的な関係を持っていたという事実。
これだけで十分な嫌悪感を抱くものですが、女性をお金で買っていたこと、性病感染で家族に迷惑をかけるリスクを考えていなかったこと、嘘をつき続けていたこと、特殊な性癖があること等、人間性を疑いたくなるレベルのことばかりで嫌悪感がさらに強まっています。
夫に触れられるだけでなく同じ空間にいるだけで嫌、耐えられないと思うのは当然です。
また、結婚生活が長い人ほど今まで築き上げてきた「家庭」が崩壊したような感覚になり、その喪失感に襲われてしまうところがあります。
今まで自分が必死に頑張って積み上げてきたものは何だったのか?すべて無駄だったのかと思うと耐えがたい気持ちになるのです。
誠実だったはずの夫がなぜ?詐欺に遭ったような気持ち
今まで誠実な人だと思っていたのが、実は平気で家族を裏切ることができる人だった。
もともと家族のことを考えない浮気性な人だったなら、風俗に行っても「まあ、そうだよね」と納得できる。
でも、全然そういう気配がなく、急に別人のような側面が表れたとき、理解不能で混乱してしまうわけです。
誠実さが良いと思って結婚したのであれば詐欺にでもあったような気持ちになると思います。
自分への愛情があったのかどうかすらよくわからない…何を信じればいいかわからない…
目の前にいる夫が誰なのかよくわからない状態になってしまったことが苦しみにつながっているのです。
裏切った夫を信用できないことで不安が解消されない
自分が許してしまったら、何も言わなくなったら、またこの人は風俗に行くんじゃないか。
そう思うと考えたくなくても考えてしまってつらくなる。
夫の利用していた風俗店のサイトを見たり、過去のメッセージのやり取りを見たり…
なるべく一人での外出を控えてもらい、GPSで確認できる状態にしても安心はできない。
毎日のように確認する生活を繰り返す中で、夫を監視しているような状態の自分が嫌になってくる。
一生この状態が続くのか、もう夫を許せる日はこないのかと思うと苦しく、絶望感のようなものを感じるのです。
風俗通いをした問題と向き合おうとしない自己中心的な夫の態度
夫は家事を頑張ってやり始めたものの、妻の気持ちを考えようとせず、自分の問題と向き合おうとする様子も見られない。
あれだけのことをしたのに危機感や焦りはなく、ただ言われたことをやるだけの受け身で自発的な行動を起こすことがありません。
風俗を利用していた期間や回数を誤魔化す、嘘をつく。「風俗は浮気じゃない」等と言い訳、場合によっては逆ギレまでしてくる。
「もう終わったこと」「過去のことを何回言ってくるんだ」「またその話か」と妻の気持ちに寄り添う姿勢が見られない。
都合が悪くなるとだんまりを決め込む姿は収まるのを待っているだけの保身。
風俗通いという裏切りをした夫がいまなお自己中心的に振る舞い続けていることで心の傷が癒えないのです。
夫の風俗通いの原因が自分にあるのではと思ってしまう
夫の風俗通いが発覚したとき、妻が自分を責めてしまう状態になることは少なくありません。
自分には女性としての魅力がなかったのか、夫を満足させることができていなかったのか、子どもにかかりきりで寂しい思いをさせてしまっていたのか…
夫や姑に責められて自分が悪いと思ってしまうケースもあったりします。
夫の風俗通いの原因が自分にあると思い、自分を責めていることが苦しみにつながっているのです。
自分を責めることで自己肯定感が下がり、より気持ちが不安定になっている側面があります。
男性が風俗を利用したいと思う理由
男性の生涯における性的産業サービス(風俗)利用割合は48.3%と出ています。
半数近くと考えれば結構高いですよね。
夫の風俗通いが理解できないことでより苦しい状態になっていますので、まず男性が風俗を利用する理由から知っていただければと思います。
※上記データは「より加速化する性的活動の不活発化が明らかに(東京大学大学院医学系研究科・医学部)」より引用
性的なことへの関心からストレスのはけ口、癒しを求めて
アダルト動画の風俗系ジャンルや広告を見て興味を抱き、一度行ってみたいと思って利用するパターンがあります。
とくにこれといった趣味はなく、ストレスになるような出来事があったときはアダルトコンテンツを見る、自慰行為をするという習慣が定着している人が多いです。
また、慢性的な緊張状態が癒しを求めることも影響しています。
普段から仕事や家庭で弱音を吐かず、人に頼ることができない。
常に強がって生きている部分があることで緊張状態が解けずたまには緩めたい気持ちになる。
職場や家庭での立場を忘れて風俗嬢と何気ない話ができるのが楽だったと言う人が一定数います。
男性にとっての癒しは母親、母性であるため、心身とも裸の自分を受け入れてくれる風俗嬢のところに行きやすいのです。
女性と性的な関係を持ちたい欲求と金銭だけで解決できる手軽さ
彼女を作ることはできないけど女性と性的な関係は持ちたい。
女性を性的快感を得る対象としてだけ見て、付き合ったり結婚したりするより楽でコスパが良いと思って風俗を利用する人もいます。
とくに思春期である中学、高校時代に彼女が欲しかったのにできなかった、カップルを羨ましく思いながら見ていたという人は、女性と性的な関係を持ちたい欲求が強くなりやすい。
既婚者で妻一人としか付き合ったことがない人も、他の女性を知らず生涯を終えるのが嫌だと思って利用することがあります。
また、女性を口説いてセックスに至るまでの過程が面倒くさいから、マッチングアプリ等で出会うリスクが高そうだからといった理由で風俗を利用するケースもあるようです。
ホモソーシャル(男性同士の絆)を深めるために必要なツールとして
ホモソーシャルは男性同士の結びつき、絆を意味する言葉です。
ホモソーシャルにおいて女性は男性の絆を深め合うための道具として扱われやすく、キャバクラや風俗を利用することはその一環となっています。
友人や職場の同僚に誘われて風俗に行くというのはホモソーシャルにおける典型的なパターンです。
昔は女性経験がない若い男性を年長者がスナックやキャバクラ、風俗に連れて行くといったこともよくありました。
女性にモテること、女性と性的関係を持った経験が多いことがステータスのようにもてはやされるホモソーシャルにおいて風俗の利用は肯定されるのです。
とくに経営者、営業職、医者等のコミュニティでよく見られますね。
ホモソーシャルの闇
依存症、性加害、性犯罪、ハラスメント、DV等を引き起こす要因となるホモソーシャル。男性社会で生きてきた私の実体験を交えながらホモソーシャルの闇に切り込んでいきた・・・
人間関係の悩み専門カウンセリング(大阪)なぜ夫は風俗通いをしていたのか?歪んだ思考と夫婦関係の不満
既婚男性の風俗利用割合を明確に示すデータはありませんが、未婚男性と結婚後に風俗通いをやめた男性を含む利用割合が48.3%、結婚相手/交際相手以外にセックスをする相手がいる男性の割合が26.5%であることから、既婚男性の風俗利用割合は高くて15〜20%くらいではないかと推測されます。
ほとんどの既婚男性が風俗を利用しないにもかかわらず、なぜ夫は風俗通いをしていたのでしょうか?
※上記データは「より加速化する性的活動の不活発化が明らかに(東京大学大学院医学系研究科・医学部)」、「ニッポンのセックス 2018年版 (相模ゴム工業)」より引用
風俗通いを正当化して問題がないこと、仕方がないことにしている
既婚者で風俗通いをしてしまう男性は必ず何かしら正当化している部分があります。
- 風俗はあくまでも性欲を満たすためのところであって自慰行為と大差ない
- バレさえしなければ妻を傷付けることはない
- 風俗嬢はプロでお金を払ってサービスを受けるだけだから浮気ではない
- セックスレスだから仕方がない
- 結婚しててもみんな風俗に行ってるから問題ない
- 夫婦の良好な関係を継続するために必要なことだ
- 仕事上の付き合いだから自分だけ行かないなんて無理
「男性は本能的に複数の女性を求めるものだから仕方ない」というのは、男性だけでなく風俗嬢も言うセリフだったりしますが、男性は犬や猫のように本能むき出しで生きているということでしょうか。
本能的に求めていたとしても人間にはそれをコントロールする理性があるわけで、これを風俗通いの理由にする男性は遠まわしに「私は理性のない人間だ」と認めていることになってしまいますよね。
本当に風俗通いが問題ないと思っているなら堂々とするはずですが、問題があるとわかっているからバレないように隠し、嘘をつき、正当化しているのです。
男同士で風俗通いを正当化し合っているところもあったりします。
自分視点が強く妻の気持ちを考えることができていない
男性として風俗に行くのなんて当たり前と思っていたとしても、妻からすれば当たり前ではなくどれだけ傷付けてしまうものか。
妻の妊娠、出産時期に風俗に行く男性がいるという話もよく聞きますが、妻がつわりでフーフー苦しんでいる時期に他の女性と肉体関係を持つなんてことは妻の立場からすればありえません。
にもかかわらず平気で風俗に行けるというのは妻の気持ちを考えていない証拠ですよね。
妻から風俗に行かないでほしいと言われていたり、実際にバレて離婚を考えさせるほどつらい思いをさせたりしてもなお通い続けるのは相当なものだと言えます。
妻の気持ちを考えず自分の視点で風俗通いを軽く見続ける限り、風俗通いをやめることはできません。
結局は「バレなきゃいいだろ」という安易な気持ちで行ってしまうことになるのです。
夫婦関係で抱えた欲求不満やストレスを風俗で誤魔化している
出産後にSEXを妻に拒絶されたり、妻の精神状態や体調が不安定でなかなかタイミングが合わなかったり、妻を性的な対象として見られなくなったり…
何しらの理由で性欲が満たされなくなったことを原因とする見方もありますが、実態はそんなに単純な話ではありません。
別にセックスレスでも風俗通いをしない人はいくらでもいますからね。
- 妻の顔色を窺って言いたいことを我慢している日々がしんどい
- セックスレスを解消したいのに自分から話を切り出せず悶々としている
- 子どもにかかりきりの妻に相手をしてもらえないのが寂しい
- 妻と子どもの楽しそうな会話に自分だけ入れず居場所がないと感じている
問題は夫婦関係で欲求不満やストレスが募っていることにあります。
風俗は自分のして欲しいことを自分の望むタイミングでしてくれる、もしやってくれなければ別の子に変えればいいだけだから気楽。
風俗が妻との関係で募る欲求不満やストレスを誤魔化す手段であるとすれば、やめられなくなるのも自然な流れと言えるのかもしれません。
依存症に該当する状態になっている
風俗通いをやめたいのにやめられない、やめなければいけないとわかっているのにやめられないといった状態は依存症に該当します。
依存症は単純な性欲の問題ではなく病気であるため、どれだけ反省を促し、意志を強く持ってもらったところで風俗通いをやめることはできません。
下記のページにチェックリストを掲載しておりますので、当てはまるかどうか確認してみてください。
「風俗通いをやめたいのにやめられない」風俗依存症を克服する6つの方法
風俗通いがやめられないのは意志の弱さではなく「風俗依存症」かもしれません。脳の仕組みや孤独感などの根本原因を詳しく解説。後悔の連鎖を断ち切る克服6ステップとは。
人間関係の悩み専門カウンセリング(大阪)依存症のレベルになると夫婦間だけでの改善は難しく、カウンセリングを受ける必要性が出てきます。
依存症は別名「否認の病」と呼ばれており、自覚できないところに問題が潜んでいるからです。
ただ、本人が依存症だと認めずカウンセリングを受けようとしないケースは少なくありません。
その場合は何かしらの工夫が必要となりますので、対応の仕方がわからない場合はご相談ください。
夫の風俗通い発覚前から抱えていた問題があるかもしれない
発達障害の夫との関係で生じる妻のカサンドラ症候群
夫の風俗通い発覚は引き金でしかなく、今までの夫婦関係で蓄積されてきたものが一気に表面化してつらい状態に陥ってしまうことがあります。
風俗通いをしてしまう夫は共感性に問題を抱えていることが多く、情緒の交流がない夫婦生活を送ってきていた可能性が高いからです。
発達障害等で情緒がわからない夫との関係に悩み、心身に不調をきたす状態は「カサンドラ症候群」と呼ばれています。 世間一般から見れば普通の夫。でも、情緒の交流が図れないという致命的な問題を抱えている。
基本的に受け身で妻の気持ちを汲み取って何かをしてくれることはなく、自分の世界に入り込んでやりたいことをやっているだけ。
形式上は夫であり家族であるものの、実態は他人のような状態になっています。
一般的に想像しづらい状況であるため、身近な人に相談してもなかなかわかってもらえず、自分がおかしいのかと思うようになって苦しむことが多いです。
今まで家庭を成り立たせるために孤軍奮闘してきた結果が夫の風俗通いという裏切り行為。
自分の頑張りは何だったのか、なぜ自分は夫の風俗通いを止めることができなかったのか…
頑張ってきた期間が長ければ長いほど許せない気持ちは大きくなり、結果として気持ちが収まらない状態が続いているのです。
「回避型の夫と不安型の妻」アタッチメントタイプの問題
お互いのアタッチメント(愛着)タイプが影響している可能性があります。
妻がしんどい状態になりやすいのは「夫-回避型、妻-不安型」の組み合わせです。
回避型は一人の時間が欲しい、自由でいたい。不安型はいつも一緒にいたい、かまって欲しい。
今までは図らずとも夫にとって都合の良い距離がある関係で妻の不安を刺激することがなかった。妻は妻で仕事や趣味、子供、交友関係等、夫以外の対象に目が向いてバランスが取れていた。
しかし、風俗通い発覚という問題が妻を不安にさせてしまい、夫婦の距離感が詰まることで一気に関係がギクシャクし始めます。
自分や子供への影響を考えると不安で別れるという選択ができず、今の関係を続けるしかないと思う。
だから、何とか修復しようと夫に働きかけるのですが、回避型の夫は妻に怒られることや離婚を切り出されることを恐れて当たり障りのない回答で誤魔化す、嘘をつく。
向き合ってもらえないことでさらに不安が募り、夫への執着が強まることによって夫の回避が強化されてしまう。
アタッチメントタイプが引き起こす悪循環によってしんどい状態になっているかもしれないのです。
愛着障害の克服とカウンセリング
幼少期に抱えた愛着の問題はその後の人生に大きな影響を与え続けるものです。愛着障害の分類、愛着スタイル、克服方法とカウンセリングについてお伝えしていきます。愛着障・・・
人間関係の悩み専門カウンセリング(大阪)風俗通い発覚で傷付いた自分の心をケアすることが再優先
夫の風俗通い再発防止、再構築に向けてどうすればいいかという気持ちは強いと思いますが、まず大切なのは自分の心をケアしていくことです。
以下の内容を参考にして少しでも気持ちを楽にしていただければと思います。
夫を許そうとする必要はない
夫の風俗通いが発覚しても経済的な事情、子供がいること等で離婚という選択ができないケースは多いです。
また、夫婦として一緒に過ごしてきた時間が長い場合は、何かしらの情があって別れることが難しかったりする。
何事もなかったかのように生活している夫を見て、私が許して元通りの生活をすれば丸く収まるのにと思い、許せない自分を責めてしまうこともあります。
しかし、夫婦の関係性に問題が生じている以上、許せないから離婚する、離婚しないから許すという単純な話で収まるものではありません。
まず夫を無理やり許そうとする必要はないということは思っておいてください。
「夫を許したくない」気持ちと向き合う
「夫を許したいけど許せない」という気持ちの裏には「夫を許したくない」気持ちが強くあります。
風俗通い発覚で深く傷つけられた以上、夫を許したくないと思うのは当然です。
「なぜ夫を許せないのだろう」ではなく「私は夫を許したくないんだ」と自分の本音を受け止めるようにしてみてください。
そして、許したくないと思うほど傷付いた気持ちに目を向けていきましょう。
傷付いた気持ちを自分が受け止めることで楽になるところがありますので、思いのまま紙に書きなぐっていただくことをお勧めします。
夫と自分の課題を分離させる
夫に不満を抱かせる、寂しさを感じさせるようなかかわりをしていた部分はあったのかもしれません。
自分に女性としての魅力がないから夫は他の女性を求めてしまったと考えてしまう人もいます。
もし、その通りだったとしても、夫が風俗を利用していい理由にはならないし、解決のために風俗以外の選択肢はあったはずですよね。
風俗を利用するという選択をしたのは夫であり、その責任は100%夫にあります。
夫が犯した過ちの責任を背負う必要はないのです。
最終的に妻、家族を裏切る行為をした夫に問題があると切り離して考えるようにしてください。
風俗通いをした本当の夫を知る
妻、家族のことを大切に思う気持ちが本当にあればそもそも風俗通いはできません。
だから、問題が表面化したからと言って急激に変わるはずがないのです。
それでも変わって欲しい気持ちが先行し、変わってくれないことに不満を抱えてしまうところがあります。
結果として夫を許せない気持ちが強くなるのです。
夫のことを知ることができれば、全てが全て妻、家族を蔑ろにするつもりではなかったこと、妻への愛情がなかったわけではないこと、本人なりに自分を変えようとしていること等がわかってきます。
ただ、夫婦で話し合いをすると、どうしても感情が先だって夫を知ろうとする気にならず、知ろうとしても夫が上手く説明できないケースがほとんどであるため、ご夫婦でカウンセリングを受けていただくのが良いと思っています。
夫以外のことに分散して向き合いすぎの状態を緩和する
夫が許せない状態というのは夫に執着している状態でもあります。
今の状態で夫のことを考えれば間違いなく自分が傷付くだけです。
それを一日中やっていてまともな精神状態でいられるわけがありません。
夫以外のことに意識を向けることで少しでも健全な精神状態を取り戻し、その中で夫のことを考えていけば気持ちが変わってきます。
実際に仕事を始めて忙しくなったことで夫への執着が薄れ、しんどさが和らいでいったケースがありました。
夫への不安や怒り、悲しみがありながらになりますが、なるべく自分が楽しめること、没頭できることに時間を費やすようにしてみてください。
夫に傷付いた自分の気持ちを話す
夫を責めているときは自分の気持ちをあまり話すことができていません。
「えっ?」と思われたかもしれませんが、気持ちが不安定になったときに言っている内容を思い出してみてください。
「どうして風俗に行ったの?」「どうして好きでもない風俗嬢を何度も指名したの?」「どういうプレイをしていたの?」「この日も風俗嬢と会っていたの?」
自分がどれだけ傷付いたかをわかってほしい思いからの発言ですが、言われている夫は責められたとしか感じていません。
責められているから追い込まれて逆ギレ、もしくは沈黙するしかなくなっているのです。
悲しかった、寂しかった、不安になる、つらい…
夫の風俗通いで自分がどういう気持ちになっているかを話すようにしていただくと今よりは楽になりやすいと思います。
第三者を頼る(カウンセリング、病院という選択肢)
夫を前にすると感情が先だってどうしても責め立ててしまう場合は、第三者に話すようにしましょう。
親、兄弟姉妹、信頼できる友人、職場で仲良くしている人等。
一人で抱え込んでいると悲しみや怒りが解消されないままになるだけでなく、増幅して自分でも制御できない状態になってしまう危険性があります。
ただ、話したときに「私だったら絶対無理!別れなよ」「浮気じゃないんだから許してあげれば?」等と言われたりしてよりつらくなってしまう可能性がゼロではありません。
話せそうな相手がいない、話すことに抵抗があるといった場合は、カウンセリングを受けてみることをご検討ください。
食欲がなく全然眠れない、気分の落ち込みが激しいといった状態が続いているときは、メンタルクリニック(精神科、心療内科)を受診して薬を飲んでいただくと楽になりやすいです。
夫の風俗通いをやめさせ、夫婦関係を再構築していくためのステップ
風俗通いをした側、された側それぞれの心理を知っておく
風俗通いをされた側である妻はなぜなのかを知りたい、知って納得したい。
理解すること、感情をしっかり感じながら共有することを求めます。
しかし、風俗通いをした側の夫はやってしまったことから目を背けたい、罪悪感や後悔、自己嫌悪を感じたくない(自分が傷付きたくない)。
夫は逃げたい、これ以上責められたくない、早くこの状況を収めたいというのが本音。
だから、妻が知りたい、共有したい(わかってほしい)と思って話しかけても、夫は責められたと思って逃げようとするだけになってしまうのです。
妻として夫を向き合わせたいと思うのは当然なのですが、向き合わせようと働きかけることで夫を受け身に、結果として向き合わない状態にさせています。
妻が向き合って動けば動くほど夫は当事者意識を失い、向き合わない、動かないという状況に陥るので気を付けてください。
風俗通いを繰り返さないための対策を話し合って決める
風俗通いを繰り返してしまうと再構築どころではなくなってしまうため、再発防止の対策を打っておかないといけません。
- 毎週の小遣い制にしてまとまったお金が手元にない状態にする
- クレジットカード、キャッシュカードは妻が預かっておく
- 風俗関連サイトのブックマーク、お気に入りの削除、会員登録の解約
- スマホはいつでも妻がチェックできるようにしておく
- 常に居場所がわかるようにGPSをつけてこまめに連絡を入れてもらう
- 残業や出張の機会を極力減らす
次やったら離婚と伝える、誓約書の作成、慰謝料の請求といったことも効果がないわけではありませんが、今までの事例ではお金と時間の面で風俗を利用できない状態にすることが一番効果的でした。
職場の人や友達に誘われて行っていた場合は、転職するか友達と距離を置くかまで考えてみた方が良いと思います。
どうしても仕事を辞めることができないときは、職場の人に事情を説明して誘われない状態にすることが必要です。
風俗通い再発防止の対策は妻が考えて夫に実行してもらう形になりやすいですが、夫からの意見も求めて「やらされている」だけの感覚にしないよう気を付けてください。
妻に言われてやらされている感覚になっている人は、一定期間が経過すると何のためにやっているのかの目的を見失い、また風俗通いをしてしまいます。
夫が風俗に逃げ込む悪循環を防ぐ
夫の風俗通いをやめさせる上で、風俗通いを助長するかかわりを見直すことも重要です。
夫を責めずにいられない気持ちはよくわかります。
ご夫婦でカウンセリングに来られて夫に怒りをぶつける方も珍しくありませんからね。 しかし、責めることで風俗に行きやすくなってしまう危険性は認識しておいてください。
やましいことをしている人は責められると闘うか逃げるかの反応を示します。
責められたときに闘う夫は逆ギレ、逃げる夫は嘘か言い訳をするのですが、どちらもできなくなると追い込まれる。
追い込まれると自分を落ち着かせる方法、ストレスのはけ口へと流れます。
つまり、追い込まれた夫はまた風俗に行ってしまうのです。
風俗通いをやめさせるために責めたはずが逆効果になっては話になりません。
「夫を責める⇒風俗に行く⇒さらに責める⇒風俗に行く…」の悪循環は防いでいただければと思っています。
妻の気持ちを考えながら日々安心につながる取り組みを継続する
普段の生活で夫が妻の気持ちを考える機会を増やすことは風俗通いをやめるにあたって効果的です。
先程お伝えした再発防止の対策を徹底することはもちろん、夫は日々自分の取る行動が妻の目にどう映るのかという視点を持ち、不安にさせない、少しでも安心してもらえるようにすることを考えながら生活していきます。
普段のコミュニケーションで夫の思っていることや考えていることをオープンにし、今どういう気持ちなのか、どういう状態なのかを妻が把握できるようにしておくことは安心につながりやすいですね。
定期的に話し合う時間を事前に決めておき、妻が不安を抱え込んでしまわないようにしておられるところもありました。
妻の気持ちを考えた行動の積み重ね、夫婦で決めた約束を守り続けていくことが夫婦関係再構築の土台になっていきます。
風俗通いをした夫の問題を明らかにして解決する
- なぜ幸せな家庭がありながら風俗を利用していたのか?
- 妻のことを愛していると言うのになぜ妻が嫌がる風俗通いをしたのか?
- なぜ妻にバレても風俗通いを繰り返すのか?
この「なぜ」がブラックボックスのままだと、妻は一生「またいつか行くのではないか」という疑心暗鬼から逃れられません。
多くの場合、夫側は「ただの好奇心」「ストレス」「性欲」と片付けようとしますが、そんな単純な話ではなく、幼少期の愛着の問題、過度な抑圧、自己肯定感の低さ等が複雑に絡み合っています。
夫に自分自身の問題と向き合ってもらい、その原因を知ること、必要に応じて解決していくことが必要です。
風俗に行っていた時からの変化が大きければ大きいほど風俗に行くことはなくなり、安心できる状態になっていきます。
潜在化していた夫婦関係の問題と向き合って解決する
夫婦関係で抱えている問題が放置され、その歪みが夫の風俗通いという問題として表れたところがあります。
- セックスレスが気になっているのに話し合いをしていない
- 夫ができないことをすべて妻がフォローする形で成り立っている
- お互いに言いたいことが言い合えず不満を抱え込んで爆発させてしまう
「夫を何とかしてあげないと」と妻が必死になり、夫の課題を妻が引き受けてしまう共依存の状態に陥っている夫婦は少なくありません。
風俗通いをした夫の問題はもちろん、夫婦の関係性における問題が生じている部分もあるため、向き合って改善していくことが必要です。
ただ、風俗通い発覚後は夫婦でのコミュニケーションがどうしても取りづらくなってしまいます。
夫は言いたいことが言えなくなり、妻は些細なことでも不安になって責めてしまう。一度だけでも大変ですが、二度三度であれば、夫婦だけで話し合って修復していくのは難しいでしょう。
第三者であるカウンセラーを交えて話していただく形であれば、お互いに感情的にならず会話することができ、双方の言い分を理解し合いながら改善に向けていきやすくなります。
何度も風俗通いが繰り返され、離婚寸前だったケースでも夫婦関係を改善できた事例がありますので諦めずにご相談ください。
