
あなたは今、このようなことでお悩みではありませんか?
- 人間関係で気を遣いすぎて疲れてしまう
- 自分に優しくなれず頑張りすぎてしんどくなる
- 親を許せず怒りの感情が収まらない
- 他人を責められず全部自分が悪いと思って抱え込む
- 子供に愛情を注げずどう接していいかわからない
対人恐怖症や依存症、うつ等になっている人もいれば、症状として表面化しない中で苦しんでいる人もいる。
アダルトチルドレンで生きづらさを抱えている人は多いです。
親子関係の問題で抱え込んだ強い感情が根っこにあるのですが、無意識に目を背けてきたことだからなかなか自覚できません。
気付かないようにしてバランスを保っているところがありますので、焦らずに少しずつ改善していくことが必要となります。
アダルトチルドレンとは?
アダルトチルドレンは、依存症や虐待といった何かしらの問題がある家庭環境で育った大人を指す言葉です。病名ではありません。
アダルトチルドレンになる原因
親子間のコミュニケーションが上手くいかない機能不全家族が生み出す問題であるため、世間体ばかり気にする家族、両親の仲が悪い家族、嫁姑問題を抱える家族等も原因となりえます。
アルコール依存症で暴れる親がいるとか、DVがあるとか、明らかな問題がなかったとしても機能していない家族は多いです。
家族そろって一緒に晩御飯を食べるけど、テレビを見ながら表面的な話しかしない。真剣な話を向き合ってできる家族ではなかった。
他人から見ればいい家族、自分たちもとくに問題を感じていない。
でも、家族同士のつながり、本当のコミュニケーションが取れていないのであれば機能不全家族に該当します。
お互いに問題から目を背け、表面上だけ上手く成り立たせている状態なのです。
アダルトチルドレンの特徴
結果としてアダルトチルドレンには以下のような特徴が出てきます。
- 認められたい、愛されたい欲求が異常に強い
- 自分に自信が持てず依存的
- 最後までやり遂げることが難しい
- 自分にも他人にも嘘をついて誤魔化す
- 感情表現が上手くできない
- 自分を責めてダメだとばかり思ってしまう
- 従順であるがゆえ真面目に見える
- 他人と表面的な関係しか築けない
- 過剰適応か不適応、極端になりやすい
- 視野が狭く衝動的になりやすい
アダルトチルドレンになる人は、生まれつき影響を受けやすい性質を持っています。
影響を受けやすいがために、家族の問題を抱え込む役割を担ってしまうのです。
アダルトチルドレンと親子関係
アダルトチルドレンは親子関係で満たされるはずだった愛情を必死に求めています。
言わずに察してもらおうとして、察してもらえないことに傷付くのは「愛されたい」気持ちが強くあるから。
自覚しているかどうかにかかわらず、愛してくれなかった親への怒り、憎しみを抱えています。
親を許せない気持ちはあるのですが、育ててもらった親を憎んでしまう自分を許すことができません。
親に対する気持ちにどう折り合いをつけていくのかもアダルトチルドレンを克服する上で大切なテーマになるのです。
実際に親と会って思いの丈をぶつける人もいれば、手紙で伝える人もいれば、言わないという決断をする人もいれば、解決に至る過程は人それぞれ。
カウンセラーに言われてアクションを起こすのではなく、自分自身と向き合っていく中でどうすべきかの答えが見つかっていきます。
ただ、親が「毒親」でこちらがコミュニケーションを求めても、どうにもならないケースがあるため、一筋縄ではいかないことが多い印象です。
必要に応じてご家族の同席、親にカウンセリングを受けてもらうといったことも視野に入れながら対応しております。
アダルトチルドレンのカウンセリング
担当させていただく心理カウンセラー(公認心理師)の西橋康介です。
アダルトチルドレンのカウンセリングでは、親子関係で見失った本当の自分を取り戻すため、まず自分を知ることから始めます。
ただ自分のことを話すだけではなかなか自分を知ることができない状態なので、特性、感覚、欲求、感情、思考、それぞれに焦点を当てた具体的なレクチャーをおこなっております。
カウンセラーに自分のことを話して聴いてもらう経験を繰り返していく中で、少しずつ自分を愛する感覚が芽生えてくる。
自分を大切にしながら他人とかかわる生活ができるようになるため、生きづらさが解消されていきます。
自分が自分を愛し、自分の存在に価値を感じられるようになっていくことで、アダルトチルドレンは克服できるのです。
自分に価値を見出せるようになれば、機能不全家族を成り立たせてきた役割を手放し、本来の自分で生きていくことができます。
カウンセリングによる変化
カウンセリングを受けてアダルトチルドレンを克服した方は以下のような変化を感じておられました。
- 人に気を遣いすぎてしんどくなることがなくなった
- 自分を大切にして休むことができるようになった
- 自分なりの頑張りを認めることができるようになった
- 親に自分の思いを伝えて愛されていることが実感できた
- 親との距離感を自分から上手く調整することができるようになった
- 自分だけが悪いと思って抱え込むことがなくなった
- 自分と他人の線引きができるようになった
- 胸に穴が開いているような感覚がなくなった
- 子供を愛おしく思う感覚が出てきた
自分がアダルトチルドレンなのかわからない…
アダルトチルドレンかどうかわからないまま、カウンセリングを受けていただくことも可能です。
「アダルトチルドレン」は病名ではないため、精神疾患の診断で用いられるDSM-5のような明確な基準がありません。
つまり、アダルトチルドレンだと確信を持って判断することはできないのです。
育ってきた家庭環境や特徴がある程度当てはまるかどうかで見ていただくといいと思います。
人とのかかわりを中心に生きづらさを感じておられるのであればご相談ください。