
再犯率が高い性犯罪をやめるのは簡単ではありませんが、継続して正しい方法に取り組むことで改善できます。
「もう絶対にやらない」と決めたはずなのに再犯してしまうのは、本当の原因から目を背け続けているからです。
家族や被害者の方にこれ以上迷惑は掛けられない、同じ過ちを繰り返して人生を台無しにしたくない…
絶対に直したいと本気で思っておられるのであれば、専門のノウハウをもってサポートさせていただきます。
盗撮や痴漢等の性犯罪を再犯してしまう原理と改善
性犯罪は本質的な原因を解決しない限り再犯する
盗撮、痴漢、露出、児童買春、下着盗難、強制わいせつ等の性犯罪は、自分の意思でやめようとしてもやめられない、再犯率が高く厄介な依存症です。
ただ、それは本質的な原因を解決しないままにしているからであって、カウンセリングを受けながらしっかり原因と向き合い、一つずつ解決していけば改善することができます。
通常のカウンセリングと同じく話をしていただくことも大切なのですが、脳の働きや依存的な思考、習慣、性癖、他人の立場になって考えられる共感性等、性犯罪をせざるを得ない状態になっている原因がどこにあるかに気付き、改善するために何をすればいいかの具体的なアドバイスに従って実際に行動を変えていくことが必要となります。
初犯の際にカウンセリングを受けず再犯してしまうケースがほとんどですので、取り返しがつかないことになってしまう前にカウンセリングを受けるようにしてください。
被害者の気持ちを考えることができる状態にならないといけない
性犯罪の再犯防止において被害者の気持ちを考えることができるかどうかは非常に重要です。
被害者は自分が受けた性犯罪行為から他の被害を想像しますが、加害者は自分がやった行為だけで考えています。
盗撮をする人が下着を撮るだけと思っていたとして、被害者はその影像がインターネットやSNSで拡散されるかもしれない恐怖を抱く。盗撮をした側に拡散するつもりがなかったとしても、被害者側は想像することでより強い恐怖を感じるのです。
強制わいせつも同じ。レイプまではできない、するつもりはないと加害者が思っていたとして、わいせつ行為をされた被害者はそれ以上のことをされる可能性を想像する。
住居侵入で加害者が部屋を見たいだけだった、下着の写真を撮りたいだけだったとして、被害者は部屋に侵入されたことでどこかに潜んでいて襲い掛かってくるのではないか、個人情報を抜き取られたのではないか、衣服を自慰行為に利用されたのではないか等と想像します。
性犯罪行為だけでも十分恐怖や嫌悪感等を与えますが、被害者の想像によって生じる恐怖心、その後の生活への影響、被害者の身近な人たちへの影響、セカンドレイプ等、派生することまで含めればその被害は甚大です。
カウンセリングで被害者側の視点で考えていただくことを繰り返し、少しずつ被害者の痛み苦しみを感じることができる状態にしていきます。
痴漢や盗撮等の再犯防止は習慣改善によってなされる
人間の脳は良い面でも悪い面でも習慣化させる力を持っています。
例えば、幼少期の親子関係で自分の話を聞いてもらえない経験をしていた場合、話してもムダだと思い込んで「自分の話をしない習慣」が根付きます。
実は、盗撮や痴漢等の性犯罪の背景にはこのような問題のある習慣がいくつも重なり合っているのです。
ですので、問題のある習慣に気付きやめていくことと、新たに以下のような良い習慣を身につけていくことが必要となります。
- ストレスや衝動と行動との関係性、精神状態の変化などに目を向ける習慣
- 家庭や仕事といった日常をより良いものにしようと心掛ける習慣
- 自分の本当の気持ちを表現し、相手の気持ちを察しようとする習慣
習慣はすぐに変わるものではありませんが、繰り返すことで必ず身につくものだから改善できるのです。
性犯罪加害者の相談実績豊富なカウンセラーが対応します
カウンセリングを担当させていただく公認心理師の西橋康介です。
性犯罪は合意を得ず一方的に欲求を押し付ける行為であることから一方通行のコミュニケーションだと言えます。
親子関係、夫婦関係、恋愛、学校や職場の人間関係等、人とのかかわりで生まれた歪みが影響しているのは間違いありません。
対人関係だけでなく、自分自身との関係に問題が生じている状態ですので、まずは自分と向き合えるようになることから始めていきます。
性犯罪の再犯防止カウンセリングだけで3000件以上の臨床実績があるため、成功事例を元にお伝えできる内容が数多くあります。
性犯罪は「もう絶対にやらない」という決心や我慢を自分でいくら頑張ってもやめられませんが、専門的なノウハウをもって改善できるようにサポートさせていただいております。
改善する人と改善できずに再犯してしまう人の違い
改善する人としない人の違いはハッキリしています。
改善する人は勝手に自分で大丈夫だと判断せず、本質的に改善するまでカウンセリングを継続されていました。
それに対して、改善しない人は「もう自分は大丈夫だ」「もう絶対にやらないはずだ」といった依存症の特徴である否認によって、自分で勝手に判断して中途半端な状態でやめて再犯してしまいます。
性犯罪をしていた頃と比べて別人のように変わっていない限り大丈夫と言い切れるはずがありません。
カウンセリングをいつやめるのか、卒業の時期は自分で勝手に決めずしっかりと改善に努めることが必要なのです。
カウンセリングの卒業時期について
痴漢や盗撮といった性犯罪の再犯防止カウンセリングにおいて、「いつやめていいのか」の判断は難しいところがあります。
この判断を間違ってしまうと、また再犯してしまい、結果として取り返しがつかないことになる危険性があるからです。
そのため、ご本人だけ、ご家族だけ、カウンセラーだけといったそれぞれの判断ではなく、ご本人とご家族、カウンセラーが一緒に状態を確認しながら慎重に判断するのが望ましいと言えます。
ただ、何を基準にどう判断していいのかがわかりづらいため、卒業時期についてはカウンセラーからのご提案もさせていただいております。
カウンセリング料金
※公認心理師法第41条「秘密保持義務」に従い、守秘義務厳守で対応させていただいております。
対面カウンセリング
60分コース … 11,000円(税込)
90分コース … 14,300円(税込)
料金は現金にてカウンセリング終了時にお支払いいただく形となります。
10分毎1,100円(税込)にて延長の対応も可能です。
オンラインカウンセリング
60分コース … 11,000円(税込)
Zoom、Skype、電話のいずれかでカウンセリングをおこないます。
料金は事前にお振込みいただく形となります。振込先は料金ページにてご確認ください。
その他の料金
キャンセル料 … 3,300円(当日キャンセルのみ)
※前日までにキャンセルおよび予約変更に関するご連絡をお願いします。当日無断でのキャンセルはカウンセリング料金全額を請求いたします。
面談情報提供書の作成 … 3,300円(税込)
※郵送の場合は別途500円(税込)かかります。
電話でのご予約は06-6809-3998までお願いします。
性犯罪加害者のカウンセリング実績豊富なカウンセラーが作成した再犯防止の電子ブック
「自分で勉強して改善していきたい」「カウンセリングに通うのが難しい」といった方のために、再犯防止のカウンセリングで得たノウハウを冊子(PDF)にまとめました。
性犯罪の再犯防止に必要な取り組みについて、全体像を知りたい方にお勧めです。