風俗通いがバレたときは謝ったし、言われた通り連絡はこまめにしてGPSだってつけている。
今まで行っていた飲み会をすべて断って仕事は常に定時退社。
妻に「なぜ行ったの?」「本当に行きたい気持ちはないの?」「どんなことをしてもらっていたの?」と聞かれるたび、頑張って正直に答えてきた。
でも、妻の不安定な様子は一向に変わる気配がない…
「いつになったら落ち着いてくれるのか?」「何をすれば許してもらえるんだろうか?」と悩み、答えがわからないまま途方に暮れておられるかもしれません。
この記事は風俗通いで妻を裏切ってしまった人に知ってもらいたいことを厳しい内容を含めてお伝えしています。
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なぜいつまで経っても許してもらえないのか?妻が負った心の傷
風俗通いをした夫は「謝罪をして反省した態度を見せればいつかは許してもらえる」という時間経過による解決を期待します。
しかし、された側である妻の心の傷は深く、どれだけ時間が経過しても癒えることがありません。
夫が軽い気持ちでした風俗通いは妻の今まで積み上げてきたもの、妻の大切な思いをすべて踏みにじってしまったのです。
「風俗は浮気ではない」身勝手な理屈が傷をえぐる
夫側がよく口にする「気持ちはなかった」「ただのサービスだから」という理屈は妻にとっては受け入れがたいところがあります。
妻にとっての結婚生活とは他者が立ち入ることのできない聖域のようなもの。
風俗で見知らぬ女性と性的な関係を持った事実は、その聖域を土足で踏みにじり、汚したことに他なりません。
夫が風俗を軽んじれば軽んじるほど、妻は「私が大切に守ってきた家庭や愛情はその程度の軽いものだったのか」という屈辱を味わうのです。
妻が感じているのはすべてを失った虚無感と絶望感
裏切りの本質は行為そのものよりも裏で行われてきた嘘の積み重ねにあります。
夫が風俗店に通い、何食わぬ顔で帰宅して家族と夕食を囲んでいた時間。
妻はその背後にある隠し事を知らずに夫を信じ、愛していました。
しかし、風俗通いという裏切りが発覚した瞬間から妻にとっての過去が書き換えられます。
「あの時の笑顔も、あの時の優しい言葉も、全部嘘だったのか…」
信頼していた人間が自分を欺き続けていたという事実が、今までの自分の人生、夫婦で築き上げてきたはずのものが失われた虚無感、そして、絶望感を生み出しているのです。
身体的な接触を拒絶されるのは脳の防衛反応
妻が「触らないで」「気持ち悪い」と拒絶するのは、脳内にある扁桃体が「自分に深刻なダメージを与える危険因子」と認識してしまったからです。
これは理性でコントロールできるものではありません。
夫が近づくだけで妻の脳内では警報が鳴り響き、心拍数が上がり、呼吸が浅くなる。
本来もっとも安心感を与えてくれるはずの夫が敵のような感覚になってしまうのはものすごくつらいことです。
「お金で女性を買った」ということに対する嫌悪感だけではない、脳の反応としての嫌悪感があることも知っておいてください。
こういうことをしていませんか?反省が伝わらない夫の態度
妻の気持ちと向き合おうとしない不誠実な態度
風俗通い発覚後、急に家事育児を頑張り始める人がいます。
「少しでも妻の負担を減らせたら」「家族を大事にしよう」という思いかもしれませんが、風俗通いによって傷付けた妻の気持ち、風俗通いをしてしまった自分の問題から目を背けているだけです。
また、妻が不安定になったときだけ必死に対応して、それ以外のときは何事もなかったかのように接しているのも問題だと言えます。
普段の生活で妻が表面上普通に接してくれていたら大丈夫と思い、ものすごい不安やつらさがある中で普通に接してくれているという背景を見ていないからです。
妻が不安定なときにちゃんと対応するのは、自分では誠実だと思っているかもしれませんが、背景を見ていないことで妻の不信感を募らせる不誠実な態度になってしまっています。
妻に言われたことだけやって自発的な行動が見られない
妻の気持ちを察することができないからと「やってほしいことがあれば何でもする。言ってほしい」と言う人もいます。
妻が求めていることをするという一見良いことのように思えますが、妻の不安を和らげることにはつながりません。
- GPSをつけてと言われたからつけた
- 「謝罪文を書いて」と言われたから書いた
- カウンセリングを受けてほしいと言われたから受けた
言われたことはちゃんとやっています。でも、自分からは何もしないことに対して妻がどう思うかを考えてみてください。
本当に妻の不安を感じ取り、そんな状態にさせてしまったことへの罪悪感が強いのであれば、わからないながらでも自分から何かやろうとします。
わからない状態を改善するために努力するでしょう。ネット検索を駆使して、本を読み漁ってでも調べます。それでもわからなければ専門家にアドバイスを求めることもあって然りです。
なぜ何もせず妻に答えを求めることができるのでしょうか?本当に申し訳ない気持ちがあれば、答えを求めたい気持ちはあっても聞けなくなってしまうのではないかと思います。
暴力を振るわせてしまうほど妻の気持ちを想像していない
妻から言葉で責め立てられるだけでなく、暴力まで振るわれている人も少なくありません。
何を言っても伝わらない、響かないとなれば、今まで以上にきつく言うか、最悪手を出すしかなくなってしまうわけです。
少しでも自分の言ったことに対してこたえている様子が見えれば溜飲が下がる。気持ちが収まる。でも、それがまったくないとなれば、攻撃してでもそういった反応を得ようとする。
暴力で身体的に苦痛を与えてでも自分のつらさをわからせたい、わかってほしいということ。
裏返せば暴力を振るわないといけない状態にさせるほど、妻の気持ちがわかっていないことになります。
暴力を振るってしまう自分、聞いても仕方ないことを何度も聞いてしまう自分、感情的に責め立ててしまう自分。そんな自分に妻がどれだけのつらさを感じているか、想像したことはあるでしょうか?
※決して暴力を肯定しているわけではありません。
妻が求めている「本当の謝罪」に近づくために
風俗通いという裏切り行為の深刻さを認識する
妻にバレて関係が悪化、フラッシュバック等で妻が不安定になるたびに責められていれば、深刻さはもう認識できていると思うでしょう。
しかし、妻の気持ちが不安定なままであることは、まだまだ認識できていない証拠だと言えます。
- 男なら結婚していても風俗くらい利用するのが当然
- 不倫をしたわけではないので大したことはしていない
- 妻のことを大切に思っている(愛している)から些細なことだ
- セックスレスだったから仕方がない
- 感情的になりすぎている妻がおかしい
心のどこかでこういったことを考え、自分がした風俗通いを軽く見てしまっているところがあるのです。
妻は自分のこと、家族のことをどれだけ考えてくれていたのだろうか?
どういう気持ちで自分との結婚を決め、今までの結婚生活を送ってくれていたのだろうか?
妻の自分や家族に対する愛情の深さを想像し、その上で風俗通いという裏切り行為を受けたときの気持ちを考えてみてください。
理解してもらえたら気が済むという淡い期待は捨てる
妻が問い詰めるのは単純に事実を知りたいからではありません。
不安で仕方ないから聞かずにいられないのです。
本当なら夫のそんな話は聞きたくないし、何度も聞いてしまう自分に罪悪感が湧いてくることだってあります。
詳しく聞けば聞くほど苦しむ妻の姿を見て「そんなに苦しむなら聞かなければいいのに」と思われたことはないでしょうか?
風俗を利用した経緯、風俗嬢との関係性、頻度やプレイの内容…事実を知ることで少し楽になるところもありますが、聞かずにいられないほどの気持ちを理解できない限り不安は解消されません。
そもそも事実を言われたところで、自分を騙していた相手の言葉である以上、信じたくても信じられない気持ちもありますよね。
大切なのは本当は聞きたくないことまで聞かずにいられないほど不安にさせてしまっていることへの謝罪。謝罪が出てくるほど罪悪感がある、妻への思いがあることが態度や言葉に出ているかどうかなのです。
事実を答えるのではなく妻の気持ちを受け止める
妻が事実を全く知りたくないかといえばそうではありませんが、事実よりもつらい気持ちをわかってもらうことを求めています。
まず妻が不安で仕方ない状態になっているという事実がある以上、自分は妻の気持ちを受け止めることができていないんだと認めること。 そして、受け止めることができるようになるために、自分自身と向き合っていくことが必要です。
自分の気持ちに目を背けている状態では、頭では理解できても妻の気持ちを感じ取ることができませんので、カウンセリングを重ねて自分の気持ちに気付くことからやっていきます。
自分の気持ちがわかってくるにつれ、妻の気持ちを受け止めることができるようになり、不安が収まりやすくなっていく。気持ちを言葉で伝えることもできるようになるので、「何を考えているかわからない」と不安にさせてしまうこともなくなるのです。
今まで目を背けてきたことを一人で考えるのは難しいため、カウンセリングでは妻の気持ちを想像するためのヒントになることも積極的にお伝えしていきます。
夫婦だけで何とかしようとすればするほど問題は深刻化し、期間の経過と共に関係修復が困難になりますので、できるだけ早い段階でご相談ください。
風俗通いで信頼関係を壊した夫が再構築のためにやるべきこと
風俗通いをしてしまった本当の問題と向き合おうとする姿勢を持つ
「性欲が強いから風俗がやめられない」と問題を単純に考えてしまう人は多いです。
しかし、性欲が強かったとしても、今はいくらでもAVがあるし、場所がなくてもビデオ試写室で自慰行為ができます。
夫婦関係を破綻させるリスクを冒してまで風俗に行く必要はありません。
よく考えてみてください。
自分にとって大切な存在である妻が嫌がる風俗通いをできてしまうのはおかしくないでしょうか?
バレるバレないにかかわらず、大切な人が嫌がること、その人との関係を失ってしまうようなことは本来できないはずです。
まず自分がおかしい状態になっていることを認識し、抱えている本当の問題と向き合おうとすることから始めてください。
妻の気持ちを考え抜いて自分から声を掛ける
妻が送ってきたLINEで妻と同じ立場の人のブログやSNSを読み、自分なりにわかったつもりになる。
でも、実際妻に対して何か自分から話しかけるわけではなく、妻が不安定になったときだけ対応する。
「妻はこういう気持ちなんだな」と知ることで終わらせず、知った上でどう行動するかが大事です。
妻のことをいくら思っていても、今まで通り妻に対して腫れ物に触るかのように接し、どうすればいいかわからないからと放置しているままで何が伝わるのでしょうか?
関係改善に向かわないのは当然ですよね。
妻の気持ちを想像しながら自分なりに考えて行動を起こしてください。
手探りでやっていく以上、最初はなかなか上手くいかないと思います。
それでも、妻のことを思う気持ちがあるなら、まずそれをつたない言葉でかまわないので、伝えていくことから始めましょう。
潜在化していた夫婦関係の問題と向き合って解決する
夫婦関係で抱えている問題を放置し、その歪みとして夫の風俗通いという問題が表面化しているケースがほとんどです。
夫婦関係で我慢していることはありませんか?
「自分はこんなに頑張っているのに…」と思うことはありませんか?
本当はわかって欲しいのに無理だと諦めていることはありませんか?
根本的な問題から目を背け続ける限り風俗通いはやめられません。風俗に通って誤魔化し続けるのではなく、根本的な問題を解消していく必要があるのです。
ただ、風俗通いがバレると妻からの信用は失われ、改善していくべき夫婦関係のコミュニケーションも取りづらくなります。
夫は言いたいことが言えなくなり、妻は些細なことでも不安になって責めてしまう。一度だけでも大変ですが、二度三度であれば、夫婦間だけで話し合って修復していくのは難しいでしょう。
カウンセリングでは、夫婦関係の問題を生み出す背景(幼少期からの習慣や心理的な課題など)を明らかにした上で、何をすればいいかまで具体的にアドバイスしております。
何度もバレて離婚寸前だった人でも夫婦関係を改善できた事例がありますので諦めずにご相談ください。
夫婦だけで話し合いにならない状況であれば、カウンセラーを交えた三者で話し合っていく形式も可能です。
最後に
すべてわかっているかのように思われたかもしれませんが、私自身も相手の気持ちを察することは苦手です。
離婚届を突き付けられ別居していた時期があるくらい現在まで多くの失敗を重ねてきました。
どうしていいかわからず妻に答えを求めたり、妻が求めていない家事をやたらと頑張ろうとしたりする気持ちはよくわかります。
厳しい内容を書いたのも自戒の念を込めてのことです。
私もまだまだ考え切れていないところはありますが、夫婦関係の問題を少しでも解消していけるようにご協力できればと思っております。
