自分を大切にできない人が他人を大切にできない理由

自分を大切にできない人が他人を大切にできない理由

「自分を大切にできない人は他人も大切にできない」というのはよく言われますよね。

でも、他人を大切にすることと自分を大切にすることは別物だと感じる人は多いのではないでしょうか?

私も初めてこの言葉を聞いたときはそう思いました。

相手の気持ちを考えることができるなら自分を大切にしていなくても問題ないんじゃないかと。

たしかに相手の気持ちを考えることができれば表面的には相手を大切にできますが、本当の意味で相手を大切にすることはできないのです。

自分を大切にできていない人は自分のために相手を利用してしまう

自分を大切にしていない人が相手を大切にしようとすると、相手のためと言いながらも自分のためのことをしてしまいます。

他人を大切にできる自分に酔いしれて存在意義を見出したり、本来は相手が自分でやらないといけないことまで介入してしまったり、自分が正しいと思う方向に誘導したり…

自分が満たされていないから相手のためと言いつつも無意識に自分のためになることをやってしまうのです。

また、自分を大切にしていないと他人の幸せを素直に喜べない部分も出てきます。

自分を大切にできていて満たされているなら他人の幸せも手離しで喜べるのですが、どうしても嫉妬心や劣等感がくすぐられてしまいますからね。

そもそも「自分を大切にする」とはどういうことなのか?

自分を大切にするというのは、自分の気持ちを大切にするということです。

  • つらいなら誰かに愚痴をこぼすなり休むなりする
  • 泣きたいくらい悲しい気持ちになったら泣く
  • 嬉しいことがあってその話を聞いてほしいと思ったなら話す
  • 周りと違う意見でも言いたいことがあるなら言う

美徳とされる自己犠牲は自分の気持ちから目をそらしているにすぎません。

自分を大切にしている人は、自分か他人かどちらの気持ちを優先するかになれば自分を優先します。

なぜなら、自分を大切にすることによって初めて他人を大切にできると知っているからです。

自分と他人を大切にするバランス感覚

だからといってどんな場面でも自分の気持ちを優先できませんし、優先するのが必ずしも良いとは言えません。

ときには自分の気持ちを抑えて他人の気持ちを優先させるときもあるでしょう。

常にどちらを優先させるかという二者択一ではなく、大切なのはここまでなら相手を優先してもいいけどこれ以上は無理という線引きができるかどうか。

飲み会に行きたくないけどお世話になった人の送別会だし今回は行こうかな。でも、毎回は嫌だから断ろう。

このように上手くバランスをとれるようにするためにも、自分の気持ちを大切にするという前提が必要になるのです。

自分を大切にしていない人はわがままになる

自分を大切にしている人は、適度にわがままな自分を表現していますので、周りからわがままだとは思われません。

適度に意見を言って、適度に相談して、適度にお願いして、適度に愚痴を言って、適度に批判して…

対して、自分を大切にしていない人は自分の気持ちを抑え込んで我慢しているため、表現できないまま相手にしてもらうことを求める、もしくは我慢の限界に達して感情をぶつけてしまいます。

これが周りからするとわがままにしか見えないんですよね。

自分を大切にすることは自分のわがままな部分をうまく表現できるようになるという効果もあるのです。

自分を大切にできているかどうかの判断基準

自分を大切にできているかどうかの判断基準として、自分が大切に思う人(家族、友達、恋人)に対する接し方と自分への接し方の違いを比較していただければ一目瞭然です。

自分を大切にできていない人は、失敗したときに自分にひどい言葉を投げかけます。「このクズ」とか「ほんと何やってもダメだな」とか。

なのに、大切な友達が失敗して落ち込んだとなれば「また次があるから大丈夫だよ」とか「自分を責めることはないよ」とか優しい言葉をかけるのです。

自分を大切にできている人ほど、ここの差が小さい。逆に差が大きければ大きいほど自分を大切にしていないと言えます。

自分を大切にするために

まず、自分の気持ちを知ることからになります。

自分の気持ちを知らないままでは大切にしようがないですからね。

そのために、日々自分の感情に目を向けながら、本当に自分はこれがしたいのかしたくないのかを考えていきます。

「やらなきゃ」ではなく「やりたい」を探すのですが、積み上げられてきた「やらなきゃ」が多すぎると「やりたい」が埋もれて見つかりません。

こういう場合はカウンセリングで自分の思ったことや感じたことの話をして、少しずつ「やりたい」を見つけていくことが必要となります。

自分の気持ちを大切にすることは、言い換えれば自分の本音に正直に行動することです。

やりたいと思ったらやる、やりたくないと思ったらやらない。

当然、やりたくてもできないことも、やりたくなくてもやらなきゃいけないこともあります。

その中でも、自分の人生をよりよくするためにできる限り「やりたいことをやってやりたくないことをやらない」を実践していくことが自分を大切にするということです。

できる範囲から少しずつでも実践していただければと思います。

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