雑談恐怖症

雑談恐怖症

雑談恐怖症とは、決まった内容であれば問題なく話せるのに雑談になると急にしゃべれなくなってしまう恐怖症です。

会話における過去の失敗経験や自信のなさから「これを言ったら相手はどう思うだろう?相手にどう思われるだろう?」とグルグル考え過ぎるあまり、話せない状態になっています。

対人恐怖症の中でも比較的多く、人との関係で話を聞く側になる目立ちたくないタイプの人に出やすい症状です。よく話を聞くため友達や同僚から悩み相談を受けたり、愚痴を聞かされたりしている人が多いように感じます。

雑談恐怖症になる人は面白い話ができない、コミュニケーションが下手だという自覚が強いため、普段から相手が欲しいであろう答えや相手が喜ぶであろう話を一生懸命考えて話そうとしています。

ですから、仕事のやり取りなど答えがある質問は問題なく答えることができるのですが、雑談のように何が出てくるかわからない、何を返すのが正解かも決まっていない曖昧な会話は難しいのです。

また、仕事の話であったとしても、想定していない範囲の話が出てきたりするとどうしていいかわからず頭が真っ白になってしまうというケースもあります。

そもそも「雑談とは」の定義がずれている

相手が求める話をしようとしている以上、雑談なんてできるわけがありません。

なぜなら、雑談とはどうでもいいしょうもない話だからです。

相手がどうこうよりも、自分が話したいことを話すのが雑談なんですよね。

「こないだ〇〇さんと飲みにいってさぁ…それで…ハハハ」

と親しい人に話したとしても、

「へー、そうなんですね」

で終わることもよくあります。

これが雑談であって、たまたま相手が興味持つ話であったり、相手が他人に興味を持ちやすい人であれば、

「へー、何時くらいまで飲まれてたんですか?」

といった感じの質問があって話が続いていくものなのです。

雑談恐怖症はまさに他人中心の考え方に基づいたもの

雑談恐怖症で悩んでいる方に雑談ができない理由を聞いてみると、

「雑談と言われても何を話していいかわからないんです…」

という答えがだいたい返ってくるのですが、これは「雑談は相手が興味を持つ話でないといけない」「相手が面白いと思う話をしないといけない」等と自分で勝手にハードルを上げてしまっていることが原因です。

こんな話をしたら相手がどう思うだろうと考えれば考えるほど答えは出なくなりどんどん話せなくなっていく。

そして、休憩時間や帰宅時など周りが雑談する場面を避けるようになり、余計に雑談できない自分への自信を失っていくのです。

雑談恐怖症はまさに他人を中心にした考え方によって引き起こされているものだと言えます。

雑談恐怖症を克服するために

よくコミュニケーションや雑談に関する本を読んだり、話し方教室に通ったりする方もおられますが、雑談ができない理由はそれ以前の問題であるためほとんど効果は出ません。

雑談は話のネタを豊富に用意したり、話の組み立て方が上手くなればできるものではなく、自分が話したいことが自然に浮かんでくる状態になることで初めてできるようになります。

  • 昨日食べに行ったランチがおいしかったから教えたい
  • 電車が遅れていたのに仕事に間に合ったという成功談を話したい
  • 最近ニュースで話題になっている「〇〇女子」について意見を聞いてみたい
  • 休みの日に観に行った映画の感動を伝えたい
  • 昨日から体調崩しているしんどさについて話したい
  • 同僚が休みの日に何をしていたか知りたい

などなど。

自分が何かを見たり聞いたりやってみたりした中で気付いたことや感情が動いたことを話したい、興味を持ったことについて知りたいと思うからこそ雑談が生まれるのです。

雑談恐怖症を克服するためには、カウンセリングを受けながら「自分がどう思ったか、どう感じたか」という感情面に焦点を当てて他人中心の思考から脱却していくことが必要となります。

今まで他人中心の思考で会話していた習慣が根付いているため、自分の感情や本音に気付きづらい状態にはなっているのですが、一定期間継続すれば気付けるようになっていきます。

カウンセリング中に自分本位で話す習慣を定着させながら、職場や学校でも少しずつ雑談していくことによって、自信が付いて何も考えずに自分が話したいことを雑談として話せるようになるのです。

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