不登校の解決と親の態度

不登校の解決と親の態度

子供の不登校で悩む親御さんからご相談いただくケースは一定数ありますが、子供にどう接したらいいのかわからないまま右往左往されている印象を受けます。

たしかに自分の子供が不登校になって動揺するのは当たり前だと思います。

ただ、それを前面に出して何とかしようと子供に接するのは違います。

調べればいくらでも不登校の子供に「こう接したらいいよ」というマニュアルは出てきますから、それに基づいて対応すれば親御さんにとっては安心かもしれません。

しかし、それは親御さんにとっての話です。

どう話しかけたらいいのか、話しかけてこられたらどう返してあげればいいのか…

そんなのはその時々で変わりますし、正解なんてものはありません。

大切なのは親が子供の気持ちをしっかり受け止めることです。

たとえ、「もう生きている意味がない」というネガティブな言葉が出てきたとしても、今はそういう気持ちになっているんだなと受け止めてあげる。

子供に何を話すか、何を聞くか、何をしてあげるかを考える暇があるなら、子供のことで動揺してしまう自分の気持ちを整理してください。

ネガティブな発言をかき消されたり、動揺して右往左往している親に子供が安心して話したいことを話せるなんてことはありません。

親がどっしり構えて子供を信頼できる状態になっていれば、子供は自然と親に話したいと思います。本音をぶつけても大丈夫だなと感じ取ります。

親からすればまだまだ子供だからという感覚かもしれませんが、思春期にもなれば子供は子供でいろいろと考えています。

とくに親に対して抱く感情は複雑です。

親に対して本当は嫌な気持ちがあったり、イライラすることがあっても、自分のためにこんなにしてくれている親にそんな気持ちを持っちゃいけない。過去のことなんていまさら言ってもムダだ等と複雑に考えて素直に本音が出せなくなる。

親からすれば「そんなこと気にしなくていいのに」と思うようなことでも、子供にとってみればどうしても気になることだったりもします。

「自分の接し方が間違っていたんじゃないか」「自分の子育てが間違っていたんじゃないか」「どう接するのが正解なんだろう」と悩む親と、「学校に行けない自分はダメ人間だ」「親の期待に応えられない自分はダメだ」と自分を責める子供。

このジレンマを解いていくために親ができる一番大切なことは、子供の気持ちをできるだけ理解しようと努めて見守ること。

不登校になって悩んでいる子供が親にどういう接し方をしてもらえたら安心できるか、ちゃんと考えられる状態になるために親自身も成長することが必要なのです。

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