誰かに話しかけられたとき、何人かで集まって話している中で話を振られたとき、意見を求められたとき、予測していなかったことを言われたとき…

人によって苦しんでいる場面は違えど、会話中に頭が真っ白になって仕事や人間関係に支障をきたしている方からのご相談は多いです。

スピーチならメモを見てなんとかしのぐ人もいますが、普段の会話でメモを見るなんてことはできません。

会話で頭が真っ白になってしまったら対処しようがないから本当に困りますよね。

答えが決まっている仕事上の会話では真っ白になりにくい。

逆に自由に話していい雑談で起こりやすいのも特徴のひとつです。

普段の生活がルーティン化している人ほど頭が真っ白になりやすい傾向も見られます。

臨機応変、応用が苦手と言われる方は結構多いですね。

頭が真っ白になってしまう原因だけでなく、どうすれば改善できるかまでお伝えしていきます。

会話するときに頭が真っ白になるのはなぜ?

1.相手が求めている話をしようと考えすぎ

「この話をしたら相手はどう思うだろう」「相手が求めてる答えは何だろう」等とグルグル考えた上で話す習慣がついてしまっているため、急に意見を求められたり、何気ない雑談で話を振られたりすると答えが出せなくなってしまいます。

答えがないのに答えを探すから何も出てこなくなる。

普段から周りに合わせてばかりで自分なりの考えを持っていないから意見がパッと出てこない。

「こんなこと言ったら変に思われるかも」とせっかく浮かんだ言葉も消えていく。

相手の目を気にして「早く言わないと」と焦るから余裕を失って頭が真っ白になってしまう。

誰しも多少なり考えて話してはいますが、急速に多くのことを考えたとすれば誰でも言葉に詰まります。

仕事上の会話は大丈夫という人が多いのは答えがあるからです。

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2.自分の感情がわからなくなっている

本来なら「最近どう?」と何気なく話を振られたりしても、普段から自分が思っていること、感じていることを話せます。

人との会話は感覚ですから何も考えずに気付いたら喋っていたというのが自然な形。

「話したい、聞いてほしい」と言葉が勝手に湧き上がってくるものです。

しかし、「相手がどう思うか、どう見られるか」ばかり考えて自分の感情を置き去りにしているから自分の話が出てこない。

会話において主となる自分の話ができない状態で会話に困るのは当然です。

話のネタを7~8割減らされた状態で会話しろと言われているのと変わりありません。

どれだけ大変なことをやろうとしているかわかるでしょう。

また、感情がわからない状態になっていると不安や恐怖を抱えきれず飲まれてしまうから頭が真っ白になるのもあります。

⇒関連記事:対人恐怖症で悩む人が無意識に抑え込んでいる嫌な気持ち

3.上手く会話できる自信がない

過去に会話で失敗をした経験があったり、普段から上手く話せていない実感を持っている場合、会話に対する自信が持てません。

自信が持てないということは「上手く話せないんじゃないか」という不安が常にある状態です。

上手く話せないと思うから「わかりやすく話さないといけない、興味を持ってもらえる話をしないといけない、変なことをいってはいけない」といった固定観念に縛られてハードルを上げる。

自分で設定した無謀なハードルを越えようと頑張りすぎて頭が真っ白になるわけです。

ハードルを下げて今の自分にできる会話をすればある程度話せたりするんですけどね。

上手く話せないと思うから会話を避ける、避けるから上手く話せないの悪循環にも陥っているから余計に自信がつかないのもあります。

⇒関連記事:自信を持てるようになるために大切な大前提

会話するときに頭が真っ白になる状態を改善するために

まずは頭が真っ白になる原理を知る

頭が真っ白になるという現象は、脳内の不安や恐怖などを司る『扁桃体』と会話する上で重要な役割を担う『前頭前野』によって以下の流れで引き起こされます。

  1. 扁桃体が過去の失敗経験等に刺激されて活性化
  2. 脳内が非常事態となり即座に戦うか逃げるか(ファイト・オア・フライト)を瞬時に判断しないといけなくなる
  3. 判断の邪魔にならないよう前頭前野の働きを低下させて考えられない状態を作り出す
  4. 考えられない状態になっているのに無理やり会話しようとするからオーバーヒート
  5. 頭が真っ白になってしまう

※わかりやすくするため大まかに説明しています。

前頭前野は作業記憶、想像、共感、感情コントロール等の役割を果たすところなので、働きが低下した状態で会話するのはものすごく難しいです。

頭が真っ白になってきたら「前頭前野の働きが低下してきたから話せないのは当然だな」と思うようにしてください。

無理に話そうとしないほうが落ち着きやすく、頭が真っ白な状態から回復しやすくなります。

頭が真っ白にならないように余裕がある状態を作っておく

お伝えしたとおり、頭が真っ白になっているときは脳の働きに異常が出ています。

思考停止してしまってからでは手の打ちようがありません。

しかし、前述した原因を改善しておけば頭が真っ白になる状態を防ぐことはできます。

原因として共通するのは不安や恐怖からくる焦り。

余裕がなくなっているから些細なことでも頭が真っ白になりやすいわけです。

だから、焦りを生み出す不安や恐怖と上手く付き合えて余裕がある状態になれば頭が真っ白にならない。

普段からルーティン化している生活習慣を変える、生活に適度な変化をつけていくことも効果的です。

それぞれ無意識レベルで習慣化されていて自覚できない面も多々ありますが、カウンセリングを受けていく中で気付けるようになります。

気付いた上で固定観念を崩したり感情を表面化させたりしていくことで改善できるのです。

失敗への不安を解消するために会話での成功体験を積んで記憶を塗り替えていくことも大切なポイントになりますので、上手くいくコミュニケーション方法に関するアドバイスも必須だと感じています。

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