依存症の男性は妻の気持ちがわからず、夫婦関係が上手くいかない傾向が見られます。

本人はわかっているつもりでいることが多いのですが、妻からすれば全くわかってくれていない印象。

表面的には「大変なんだな」「嬉しいんだな」「怒っているんだな」とわかっても共感ができていないのです。

頭では理解できるけど感じることができない。

なぜ妻の気持ちに共感できなくなっているのでしょうか?

妻の気持ちに共感できなくなってしまう原因

否認によって妻の気持ちから目を背けている

妻の気持ちに共感できないのは否認が影響しています。

依存症は別名「否認の病」と呼ばれており、自分にとって都合の悪いことから目を背ける傾向が非常に強いのです。

だから、本当は夫婦関係が上手くいっていないのに、上手くいっていないところを見ないようにして上手くいっていると思い込んでいる。

テレビを見ながら話を聞き流しているだけなのに「俺はちゃんと妻の話を聞いている」となっていたりします。

妻の気持ちに関しても自分にとって都合の悪いところは見ていない。

自分に都合よく捻じ曲げられた世界で生きているからかみ合わないんですよね。

妻に求める気持ちが非常に強い

自分を愛して欲しい、認めて欲しい、受け入れて欲しいという気持ちを妻に歪んだ形で押し付けています。

言わずに察してもらおうとするのが典型的。

本来であれば母親の愛情によって満たされるはずだった「愛されたい欲求」が満たされないまま成長してしまったために、妻に母親の代わりを求めるかのように「愛してくれ」と訴え続けているのです。

  • 「お前のせいでこうなったんだ」と妻に責任をなすりつける
  • 言いづらい関係性を築いておきながら何でも話してほしいと言う
  • 自分がやったことは過大評価、認めてもらえないと不機嫌になる
  • 思い通りにしてくれないことがあるとすぐイライラする

直接言わず嫌味な態度で出したり、心の中では思っているけど出さない人もいます。

被害者ぶって思い通りにさせようとするタイプもいますね。

愛して欲しい気持ちの裏返しがすべて相手を苦しめることにつながっているのですが、とにかく相手から愛されることにばかり意識が向いているため、自分の問題を指摘されてもなかなか自覚できません。

身勝手さが妻を疲弊させ苦しめる

愛して欲しいという自分の欲求ばかり押し付けるのは身勝手な話です。

普段の些細な会話や接し方、行動、すべてにおいてその身勝手さが顔を出すため、妻はどんどん疲弊して嫌な気持ちが募っていきます。

にもかかわらず、愛して欲しいしか考えていないためにそういう妻の気持ちの変化にも気付けない。

気付けないから勝手に上手くいっているものと解釈して自分の非を認めないまま妻に我慢を強いるわけです。

こんな状態で上手くいくはずがありません。

人との関係、とくに夫婦関係においてはお互いの気持ちを感じ取りながら妥協点を探していくことが必要だからです。

自分は欲しい欲しいと訴えるのに、相手の気持ちに応えてあげようとはしない。

ものすごく自己中心的になっているんですよね。

自分にも問題がないか顧みることが大事

妻が自分のことをわかってくれない、いつも不機嫌で些細なことで怒ってくる。気持ちが不安定でかかわりたくない。

「もうこんな生活は嫌だ」と家に帰る時間をわざと遅らせたり、他の女性との恋愛に走ったりする人もいます。

表面的に話を聞くと妻に問題があるように思うのですが、実は自覚ないまま妻を傷付けてそういう状態にさせてしまっている。

夫婦関係が上手くいかないのは「自分にも問題があるのでは」という視点を持つことが大切です。

家事も育児もやっているし、他の家より自分はやっていると思っても、妻の気持ちを理解できているか、共感できているかは別の話。

無意識に目を背ける否認の影響でなかなか自覚するのは難しいですが、カウンセリングで話していくと少しずつ気付いていきます。

夫婦でカウンセリングを受けていただくと、感覚のズレがその場でわかるのでより効果的です。

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