なぜ嫌われたくない気持ちがこんなにも強いのか?

なぜ嫌われたくない気持ちがこんなにも強いのか?

他人に嫌われることを異常に恐れている人は、嫌なことでも我慢して相手に合わせて、自分が思ったことも言えません。

自分の話をせず意見を主張しないことによって、嫌われること、批判されること、怒られること、意見を否定されること等を避けているのです。

相手に合わせていれば波風立たないし、相手の機嫌が悪くなることもない。嫌われる危険性もなくなる。

だから、自分を出さず相手に合わせ続ける「他人中心」のコミュニケーションを続けています。

しかし、相手に合わせるということは、相手とまったく同じ価値観でない限り、自分の本音を抑え込むという我慢をしなければなりません。

相手との関係を深められない中途半端な関係のまま、甘えられないし、頼むこともできない、嫌なことも嫌だと言えない。しんどいしストレスもかかります。

にもかかわらず、なぜここまでして嫌われないように頑張るのでしょうか?

他人の評価が自分の価値だと思っているから

嫌われることを恐れる理由としてこれが一番大きいのではないかと思っています。

嫌われること=他人から認められない(評価されない)=自分には価値がない

という方程式が根っこにあるから、嫌われることに恐怖を感じるのです。

本来、自分の評価と他人の評価があって、その上で自分の価値は決まるものですが、自分の評価がない場合は他人の評価がすべてになってしまいます。

自分の評価とは自分で自分を認めること。自分自身が自分に存在価値を見出すことにあります。

日々、些細なことでも自分ができたことを認めて評価している人は、自分自身に価値を見出すことができるため、他人の評価に依存してしまうことはありません。

しかし、自分ができたことはすべて見過ごして、逆にできなかったことばかりに焦点を当てて過ごしている人は、自分自身に価値を見出せず他人の評価に依存してしまう。

結果として他人から嫌われるというダメな評価をもらわないように必死になってしまうのです。

相手からの攻撃に耐えられない打たれ弱さ

嫌われることを恐れている人は、否定や批判に対しても大きなダメージを受けやすくなっています。

「やさしそうな感じの人は大丈夫だけど、きつそうな雰囲気がある人は無理」と話す人は間違いなく打たれ弱いです。

打たれ弱い人は、相手の攻撃を恐れているがためにビクビク、オドオドして、攻撃されないように見えない壁を作って壁越しに話をしています。

文字通り「壁を感じる」と言われるタイプの人です。

相手との距離感を保って遠からず近からずをキープして、いかに相手から攻撃されないかに意識を向けています。

ですので、自分に火の粉が降りかかる可能性がある場面で喧嘩や揉め事が起こりそうになったら、なんとか調整しようと間に入るなど消火活動にまで買って出ることもあります。

また、苦手な相手や知らない人、つまり、自分の話をどう捉えるかわからない人には話したくないと思うケースも多いです。

この人ならここまで話しても大丈夫、これ以上はダメというところをある程度見極めた上でないと、否定されたり批判されたり攻撃される危険性が出てきますからね。

「嫌われてもいい」と言い聞かせても何も変わらない

嫌われることが自分の存在価値と結びついている状態のまま、嫌われてもいいなんて思えるわけがありません。

大切なのは嫌われていいと言い聞かせることでも無理やり開き直ることでもなく、嫌われてもいいと思える状態にすることなのです。

そのために、まず必要なのは「自分がどうしたいのか」に気付くこと。

いつも考えている「相手にどう思われるか」から離れて、自分がどうしたいのかをカウンセリングを受けながら明確にしていくことからになります。

そして、どうしたいかに従った行動をとってみることで、上手くいった経験、上手くいかなかった経験を積んでいく。

その中で自分の人生は自分でコントロールできるものであって他人の評価だけに左右されるものではないという感覚を掴めるため、嫌われてもいいと思えるようになってくるのです。

嫌われてもいいと思おうとすればするほど、嫌われることへの意識が強くなって「嫌われたらどうしよう…」という気持ちが強くなりますから、無理やり言い聞かせるのではなく、嫌われても大丈夫と思える状態をいかに作っていくかを考えてください。

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