対人恐怖症と関連が深い発達障害

対人恐怖症と関連が深い発達障害

対人恐怖症の方が発達障害ではないかと悩むことはよくあります。

なぜなら、対人恐怖症による過剰なストレスで前頭葉の働きが弱ってしまうため、物忘れがひどい、仕事で簡単なミスを繰り返す、片づけができない等といった発達障害に似た症状が出てくるからです。

ただ、対人恐怖症になる前から同じような傾向が見られた場合、発達障害の可能性も考えられます。

発達障害とは?

発達障害は、脳の働きが特徴的であるために人とのかかわりや日常生活に問題を生じる生まれつきのもので、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、広汎性発達障害に分類される自閉症、アスペルガー症候群などに分類されます。

一般の人に比べて脳の働きが劣っていると思われがちですが、実際は非常に敏感であるがゆえに感じ取らなくていいことまで感じ取って混乱したり、疲弊してしまう部分からそう見えてしまうだけなのです。

音やにおい、光、他人の態度など外からの刺激に敏感、調子が悪くなると胃腸が悪くなりやすい、疲れやすく二つ以上のことを同時進行できないほどキャパが小さい等といった特徴があります。

他人の表情や態度から気持ちを読み取りやすく(正しいとは限らないが)、新しいことへのチャレンジを躊躇したり、物事に執着しやすいなど他の子と違う性質があることを理解してもらえず、親や先生に矯正されることで自分の性質を抑圧してしまうことが対人恐怖症につながる原因ではないかと感じています。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

落ち着きがない、集団行動で自分勝手な行動をとる、相手のことを考えず自分の欲求最優先の行動を起こす、目を離すとすぐにどこかに行ってしまう、忘れ物が多い、計画的に順序立てた行動ができない等といった症状を特徴とする発達障害。

自閉症

知能の遅れ(IQ70未満)があり、言語発達の遅れ、対人コミュニケーションや社会性の障害、特徴的なこだわりの強さが見られる発達障害。近年では、知能の遅れがない(IQ70以上)自閉症も認められるようになり、高機能自閉症と呼ばれています。

アスペルガー症候群

言語や知能発達の遅れはないが、特徴的なこだわりの強さ、話の意図が汲めない、空気が読めない等があるため、社会人になってから周囲の人とのコミュニケーションに問題を生じて苦しむケースが多い発達障害。広義の自閉症の一種とも言われます。幼少期に見られる特徴としては、一人遊びを好む、同じ遊びを繰り返す、融通が利かない等があります。

もしも発達障害だったとしたら治せるのか?

生まれながらのものであり一説には治せないと言われていますが、療育や薬、脳のトレーニングで治すことができるとも言われています。

実際、食生活の改善は効果的です。カフェインや刺激物、乳製品の摂取を控えたり、豆乳や発芽玄米、サプリでビタミンをしっかり摂るようにしたりするだけでも発達障害の性質が緩和されます。

ただ、「治る」という概念は風邪が治るのとは異なり、問題を起こさないレベルまで改善するというイメージです。

発達障害の方のカウンセリングをさせていただくケースもあるのですが、同じ発達障害でも育った環境で緩やかになっている人もいれば、より強くなっている人もいますので家庭環境も大きな影響があると感じています。

最終的には個性として受け止めていくことが必要

発達障害を改善できたとしても、こだわりの強さや欲求の赴くままに行動しやすい傾向は残りますが、自分の個性、性格のようなものだと認識して上手く付き合っていく必要があると感じています。

自分は欲求の赴くままに動きやすいんだと認識していれば、意識して相手の立場になろうと考えるでしょう。

順序だてて物事を進めるのが難しいんだと認識していれば、やることを紙に書き出す等の工夫をするでしょう。

周りの人にもそういった自分の特性をちゃんと伝えていけば理解してもらえます。

ただ、仕事においてはできない部分の反面、できる面がないと単に仕事ができない人間と見られて立場がなくなってしまう危険性がありますので、欠点を補える工夫や脳を鍛えるトレーニングを習慣化すること、自分の特性を活かしたスキルを磨くことは必要だと思います。

私自身、他のカウンセラーさんから発達障害だと言われておりアスペルガー症候群の自覚もありますので、実情に基づいたアドバイスなども可能です。

「もしかして発達障害では?」と心配になっている方もご相談ください。

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