hyoujoegao人と話しているとき自然と笑顔になれず、緊張した感じでひきつってしまう。

頬の筋肉が痙攣したようにピクピクして、ぎこちない顔になるから相手も反応する。

自分の表情で相手に嫌な思いをさせてしまったんじゃないか、変に見られたんじゃないか、またひきつるんじゃないか…

「笑顔がひきつるかどうか」ばかり気になって仕方ないのは、対人恐怖症の一種である笑顔恐怖症に該当します。

自分の表情のことで頭がいっぱいだから、相手の話に集中できずまともにコミュニケーションが取れない。

何とかしなきゃと焦ることで余計に笑顔を意識することになり悪化し続けるのです。

鏡に向かって笑顔のトレーニングをしてみたり、表情筋の問題かと思って鍛えてみても効果なし。

成す術なく「どうすればいいのか」と途方に暮れておられるかもしれません。

話すときに笑顔がひきつるのはなぜ?

固定観念で無理に笑おうとしている

「こうしなきゃいけない」「こうしてはいけない」といった固定観念に縛られている人ほど笑えなくなります。

常に自分にプレッシャーをかけている状態になりますからね。

  • 真面目な話をする場面で笑ってはいけない
  • みんなが笑っている場面では笑わないといけない
  • 相手が面白いことを言っているなら笑わないといけない
  • 接客だから笑わないといけない

固定観念が多ければ多いほど場面に合わせて笑顔をコントロールすることになります。

笑顔をコントロールするということは感情と連動しなくなるということ。

嬉しいから笑う、楽しいから笑うという感覚を失っているのに、無理やり笑おうとするからひきつるのです。

自分の気持ちを表現できず溜め込んでいる

笑顔恐怖症で悩んでいる人は自分の気持ちを言葉にするのが苦手です。

カウンセリングでも会話が途切れやすく、こちらから話をしていかないと続きません。

嫌なことがあっても嫌と言えない、イライラすることがあっても誰にも言えず抱え込む。

楽しかった、嬉しかったというポジティブな感情も文章ではなく単語でしか表現できない。

心の中に感情が蓄積されたままだからどこか気持ちが重たくなる。

人が笑うのは気持ちが軽いときなので、自分の気持ちを言葉にできず溜め込んでしまうのが笑顔になれない原因になっているわけです。

相手からの評価を意識しすぎ

笑顔がひきつってピクピクと痙攣したような感じになるのは顔に余計な力が入っているからです。

「顔」は対面するときに一番見られますから「人にどう思われるか、どう見られるか」を気にする人が特に意識するところ。

顔に出る表情が気になる方というのは「相手からの評価」を強く意識していることを表しています。

相手から悪い評価をもらわないようにする、もしくは、良い評価をもらうにあたって、もし自分の能力が低いとすれば、もっと頑張らないといけないと思う。

その頑張りが余計な力みを生み出すことによって笑顔がひきつるのです。

自然と笑顔になりやすい方法

笑顔以外の要素に目を向ける

笑顔でニコニコしていなくても好かれる人はいくらでもいます。

ほとんど笑わなくて真顔だけど嘘をつかない真面目で信用できるやつ。

あまり笑わないけど優しくてマニアックな話になると意外と面白い人とか。

笑顔以外で好かれる要素があればいくらでもカバーできます。

真剣に仕事をしているからこそ険しい顔になってしまう人もいますが、一生懸命やっていることがわかれば接客でも問題は起こりません。

緊張して顔がこわばっていても頑張っていることが伝われば、嫌われるどころかむしろ好感を持ってもらえることさえあります。

笑顔にばかり気を取られて他の要素を見失わないようにしてください。

ポジティブな感情になりやすいことをやる

無理に作った笑顔はどうしても不自然さが残るので、他人が見たら作ってることくらいだいたいわかります。

そんな見え透いた作り笑顔を必死に頑張る必要はありません。

笑顔を作ろうと頑張れるなら、そのエネルギーを違うところに使ってください。

  • 自分がやりたいことや目標を探して取り組む
  • 自分の感情を素直に出す機会を増やしてみる
  • 自然に笑顔が出る日々の小さな幸せを探す

自分の人生をよりよいものにしていく行動であれば何でも大丈夫です。

積み重ねる中で達成感、充実感、多幸感が生まれて自然と笑顔になっていきます。

笑顔がひきつる状態を改善するために

固定観念を崩す

ブレーキになっている固定観念を崩すことができれば感情と連動して笑いやすくなります。

無理やり義務感で笑おうとするのではなく、感情でフワッと笑う感じ。

笑顔で無理矢理接しないといけないと思わないとすーっと忘れるという感じがする。気を使わないようにしようと思ったら楽な感じになっている。

引用元:対人恐怖症の女性との意図的面接、1994、鹿児島県立短期大学紀要

肩の力が抜けると表情が柔らかくなって、自然と笑える状態になるんですよね。

カウンセリングで表情に関する固定観念はもちろん、会話における固定観念等にも気付いていく。

そして、固定観念の役割を知り手放せるようにしていきます。

自分の気持ちを表現する

笑顔を妨げるネガティブな感情を吐き出しましょう。

嫌悪、怒り、悲しみ、寂しさ、妬み…

普段からいろんな感情を溜め込んでいるはずです。

しかし、表情恐怖症で悩んでいる人は、無意識に感情を抑圧しているので自分だけではなかなか気付けません。

まずはカウンセリングで話して少しずつ自覚できるようになることから。

言葉でどう表現していいかわからない人も多いですが、対話を重ねる中で話せるようになっていきます。

他人基準を自分基準に

根本的な問題は他人の評価を気にしすぎる他人基準にあります。

面白くないのに笑う、楽しくないのに笑う、みんなが笑っているから笑う…

「みんなに好かれたい」「誰にも嫌われたくない」という気持ちが強ければ強いほど無理に笑うことが増えるわけです。

カウンセリングでは、他人に合わせてばかりで見失った自分を取り戻していくために、日々感じたことや過去のエピソードを中心に話していただきます。

対話を繰り返す中で「自分」というものがわかってきて、世間や他人ではなく自分を基準にできるようになっていく。

自分の感情や本音を大切にすることができ、言いたいから言う、やりたいからやるといった主体的な行動が増えていきます。

相手からの評価への意識が薄れ、表情への意識もどんどん小さくなる。

そして、気付いた頃には表情のことを気にしない状態になっているのです。

⇒笑顔が引きつってしまう表情恐怖症を克服するカウンセリング