HSPのカウンセリング

5人に1人はHSPに該当すると言われていますが、逆に言えば5人中4人は該当しないことになります。

つまり、80%の人たちはHSPの感覚、生きづらさが理解できないわけです。

自分のことを理解してもらえない中で、家族、学校、職場と人とかかわる場は広がっていく。他の人たちと同じようにできない自分を責め、それでも社会に適応していかないといけない…

学生生活、そして社会に出てからも職場で生きづらさを感じながら、必死に頑張ってこられたのではないでしょうか。

カウンセリングではHSPである自分の特性を理解していただき、人間関係で苦しまない自分らしい生き方ができるようサポートしております。

HSP(ハイリーセンシティブパーソン)について

HSPとは?

HSP(Highly Sensitive Person)は、ひといちばい敏感な人。

エレイン・N・アーロン博士が提唱した「敏感である」という生まれ持った気質を表す言葉です。

子供に対しては「Highly Sensitive Child」の略であるHSCが使われます。

数年前から書店でも見かけるようになり、最近はインターネットでも取り上げられることが増えてきました。

発達障害のような病名ではなく性質を表す言葉なので、正式に診断を受けて薬を飲んだりするものではありません。

HSPは内向型、外向型、刺激追求(HSS)型によって4つに分類されます。

HSPかどうかをチェックする

実際にチェックしてみたいという方は、HSPという言葉を考案したエレイン・N・アーロン博士の日本語版サイトにあるセルフテストをやってみてください。

⇒HSPセルフテストはこちら

いくつ当てはまりましたか?

私は27項目のうち23個当てはまりました。とくに「痛みにとても敏感である」「明るい光や強い臭い、ザラザラした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい」「すぐに驚いてしまう」は度合いが強いですね。

該当する数が少なくても度合いが強ければということなので当てはまる人は多いのではないでしょうか。

カウンセリングで私が感じてきたHSPの特徴も参考にしてみてください。

  • 純粋でフワッとした雰囲気
  • 自然や美しいものを好む
  • 自分の心が痛むから人を傷つけられず抱え込む
  • 偏見を持たずに人と接することができる
  • 感情的な人やしゃべり方がキツイ人は苦手、怖い
  • 繊細で些細なことにも傷付きやすい
  • その場では相手の意見を真に受けて後から深い洞察に入る
  • 疲れやすい
  • 言葉だけでなく感覚的なところで通じ合える
  • 家庭環境に問題があると大きな影響を受けやすく、家庭を成り立たせるため自分を犠牲にしてしまう
  • 明らかに問題がある人にも優しく接することで関係を構築してしまう危険性がある
  • 威圧的な人に支配されやすい傾向があるためモラハラやパワハラのターゲットになりやすい

繊細であるがゆえの苦しみもあり、良いところばかりではありませんが人に好かれやすい性質が多くていいなと思っています。

HSPに見られる4つの特徴

HSPの属性は「D」「O」「E」「S」の頭文字で表される4つの性質をすべて持ってるかどうかで判断されます。

深い情報処理能力(Depth of processing)

物事を深く掘り下げて本質まで見極めることができます。

相手が自覚できないレベルのことまで気づいてしまうため、相手からすれば的外れに思えることや場の空気を読めていない発言になることもしばしば。

あくまでも自然と気づいてしまうのであって裏を読もうとして考えるのではありません。

ただ、感情に左右されやすいので気持ちが乗っているときはものすごく深くなり、逆に乗らないときは全然だったり。一点集中で狭く深くになりやすい傾向も見られます。

言語能力が高いためさりげなく感性豊かな表現ができるのも特徴です。(意図的に上手く言ってやろうとする人とは違います)

過剰な刺激の受けやすさ(Overstimulated)

人混みに行くだけで疲れ果ててしまうから、連休があっても旅行には絶対行きたくない、出かけるにしてもなるべく人が多い時間は避けます。

対人恐怖症の症状が出るからという話ではありません。

選択肢が多いとその情報量に混乱しやすく優柔不断に見られることも。混乱を避けるためにパターン化させている人も多いです。

アニメやドラマで感動して号泣、些細な言動にもダメージを受けやすくちょっとしたことにも驚きやすい。

限られた時間の中で成果が求められる場面や周りから注目されている場面等では、ひといちばいプレッシャーを感じてしまうため実力が発揮できなくなります。

感情反応が強く共感性が高度(Emotional reactivity and high Empathy)

他人が怒られているのに自分が怒られているような感覚になって委縮する。

一緒に過ごす相手の感情が不安定だと自分も不安定になるから安定していてほしい。安定させようと働きかけることもあります。

相手よりも自分が悪いと思うから責められず抱え込んでしまう。

他の人が気付かないところまで感じ取れる分、自分が何とかしないとと思いやすい。

脳内にある神経細胞「ミラーニューロン」の働きが活発だと言われていますが、科学的な根拠は示されていません。

些細な刺激にも反応(Sensitivity to Subtle stimuli)

味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚(痛覚)、一般的に五感と呼ばれる感覚が鋭い。

小さい頃車の芳香剤で気分が悪くなっていたり、たばこのニオイに過剰反応していたり。香水の匂いがキツイ人がいたら食事ができなくなる人もいます。

ジュエリーショップのように照明が強い場所や大きな音が苦手、服の肌触りが気になって着られない素材があるとか。

直感型なので論理的に考えて答えを出すのではなくひらめきで話すことが多い。「なぜか」と聞かれても「なんとなく」としか答えられないのに当たっているということも結構あります。

ただ、他人の感情に左右されやすいので、相手の感情が不安定すぎたりプレッシャーが大きい場面では直感が働きません。

HSPで生きづらさを抱える方へのカウンセリング

担当カウンセラーの紹介

カウンセラー西橋康介カウンセリングを担当させていただく西橋康介です。

私自身もHSPの性質を持っており、苦労してきたところが多くあります。

もっと鈍感で図太い人になれたらいいなと思ったこともありました。

しかし、今はHSPであることを受け入れ、人とのかかわりや仕事で活かすことができています。

人間が持つ性質にはそもそも良いも悪いもありません。

ただ今の社会に適応しやすいかどうか、受け入れられやすいかどうか。

社会を回している人たちの多くはHSPではないという現実がある以上、どうしても上手く適応していくことが必要です。

私自身の経験則だけでなく、実際の事例、知識などに基づいて、生きづらさを解消できるようカウンセリングでサポートいたします。

HSPの生きづらさを解消するカウンセリングの概要

カウンセリングで以下のようなことに取り組み、HSPの生きづらさを解消していきます。

  • HSPの特性を知って左脳の働きを強める
  • 感情や本音を言語化していく
  • HSPの自分を基準にして自分を評価できるようになる
  • HSPではない人たちの感覚を知る
  • リラックスできる方法を身に着ける
  • 敏感さを強めてしまう生活習慣の見直し
  • 自分と他人の線引き、境界線を明確にする
  • 自分らしく他人と関係を築いていく方法を知る
  • 所属が必要なコミュニティで適応していく

しっかりお話をお聴きした上で、今の状態で効果が出やすいと判断した内容から段階的に取り組んでいただきます。

アダルトチルドレンや対人恐怖症を抱えている人は、並行して対応していくことも可能です。

HSPによる生きづらさを抱えておられるのであれば一度ご相談ください。

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【参考文献】

エレイン・N・アーロン(著)明橋大二(訳):ひといちばい敏感な子、1万年堂出版、2015